順番が前後してしまいましたが、ブラッシュアップ作戦#1のブツはアンダンテラルゴのサイレントマウント SM-5T/P4です。クアドラスパイアのスパイク受けとして使用するという目論見。
現在使用しているのはハーモニックスのRF900ですが、果たして透明感とサウンドステージの強化を実現できるでしょうか?
サイレントマウントには何種類かのタイプがありますが、選んだのは直径50mmのチタン製で、鋭角スパイクに適しているタイプ。
裏側にキャンセルリングと呼ばれるパーツがついています。使用する床材がカーペット等であればこのまま使用し、フローリング等の場合は付属のフェルトの併用が推奨されています。
我が家はオーディオボードの上にクアドラスパイアを設置しているので、付属のフェルトを貼りました。
ここからが大変。ラックと機器を合わせて100Kgを優に超えていますので、今使用しているスパイク受けと入れ替える作業は一筋縄ではいきません。ラックの前側を持ち上げて（後部2本の足を支点に）傾けることはできますが、その状態でスパイク受けを入れ替えることは不可能。故に何らかの方法で傾けたままの状態を維持しなければなりません。
色々思案した結果、ラックの下にオーディオ雑誌を挟み込んで傾いた状態を維持することにしました。両手で傾けた状態を維持しつつ足をうまく使って雑誌をラック下に滑り込ませます。フローリングの上にラックを設置してあれば足で滑り込ませるのは簡単ですが、我が家はオーディオボードの上にラックを設置しているので、色々試行錯誤しながら何とか4カ所のスパイク受けを交換しました。
以前スパイク受けを設置する際に4本のスパイクの高さ調整はしてあったものの、多少の微調整は必要かと思っていましたが、実際には入れ替えた後の高さ調整は必要ありませんでした。
さてその効果ですが、期待したほどではなかったもののやっぱり変わりますね。聴いて違いがわかる程度の変化はありました。
具体的には、サウンドステージの見通しが良くなった点が一番で、次に響きが繊細かつ綺麗（雑味が減った?）になったこと。今のところ悪くなった点は見当たらないので、ブラッシュアップとしてはまずまずの成果であったと思います。
ただし価格を考えると、我が家でのC/Pは必ずしも高くはありません。C/Pは以前使用していたRF900の方が高いと言えそうです。そんなわけで強くはお薦めしませんが、音の良いスパイク受けであることは間違いないと思います。
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