この日記を見て「Sound Magicのラックを買ってみよう」と思われる方がいらっしゃるかもしれないので、昨日の日記には書かなかった情報を追加しておきます。
棚板には「ライトチェリー」「ダークチェリー」「ブラック」の3種類が、ポールには「シルバー」「ブラック」の2種類があり、その組み合わせで計6種類のタイプがあります。
私が購入したのは「ダークチェリー棚板×ブラックポール」ですが、棚板はクアドラスパイアのように全面が同じ色ではなく、天面がダークチェリーで側面と裏面はブラックというツートンカラーでした。メーカーHPをみるとライトチェリーは天面と側面が同じ色に見えるので、おそらくダークチェリーだけがツートンカラーなのだと思われます。
スパイク受けはこんな感じでとても小さい(直径15mm)です。素材はスパイク同様に真鍮削り出しだそうです。スパイクの高さ調整は可能です。
最大の注意点は天板以外の3枚の棚板後部にケーブルを通すためのものと思われる穴が開いていること。
おそらくはラックを壁面にピッタリとつけた場合でもケーブルを通せるようにという配慮だと思いますが、この穴があるせいでP-700uの3点支持(前2点、後1点)ができませんでした。ちょうど穴の場所が後部インシュレーターのベストポイントになるんですよね...(^_^;
それによほど細くて柔らかいケーブルで無ければこの穴を通してセッティングすることなんてできませんよね。ピュアオーディオ用と謳っている割には、どこかポイントがずれてます。
ちなみにこんなパイプ(ケーブル隠し?)もついていました(笑)。
正直なところピュアオーディオに使うのはどうかと思いますが、棚板(19mm)自体はMDFでしっかりしてるし、ポール系も38mmと太いので、組み立てた状態での剛性感はかなり高いです。クアドラスパイア(19mmポール使用時)よりもかなり...。尤も「剛性感が高いから音が良い」とは限りませんけどね...。
私見では、このHFシリーズはAVラックとして使う方が適していると思います。
ちなみにSound MagicにはHSシリーズというラックがあり、こちらの方は棚板後部の穴もないしスパイク部分の作りもHFシリーズよりもしっかりしているので、ピュアオーディオに使うならHSシリーズの方が良さそう。
ただしHSシリーズはブラック棚板×ポール2色(ブラック、シルバー)の組み合わせしかなく、また標準だと棚板3枚のセットなのでご注意の程(ただし棚板、ポールともに追加購入が可能)。私は棚板が4枚必要だったのと(追加購入すると高くつく)、そもそもブラックにはしたくなかったのでHFシリーズを選びました。