memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

オーディオ近況

●SP平行セッティング...その後
これまでとは音場のでき方が違うため、面白がっていろんなCDを聴いています。Jazzやロックよりはクラシックでの違いが大きく、特に私が良く聞く小編成の弦楽奏でこれまでとの違いを如実に感じます。サウンドステージの奥行きが深く、楽器までの距離(前後のポジション)がこれまでよりも明快なため、弦楽四重奏や五重奏なんかだと一つ一つの楽器の位置の違いがわかりやすいわけです。またサウンドステージ自体も自然な感じがして(内振りの場合、程度にもよるけど音場が扇形になっている)、それが何とも新鮮に聞こえます。
でもスピーカー設置場所の少しのズレが音場に大きく影響するようで、土曜日に合っていたフォーカスが日曜に聞いた時にはズレてました。それで日曜の夜はその修正に取り組んだのですが、何故だかピシッと来る場所を見つけられません。あまり動かしすぎると却って悪化しそうな気がしたので昨夜はそれなりに妥協できるところで止めにしました。近々、耳を新たにしてまた調整してみるつもり。


●視覚的バランス
日曜日に山本耕司さんの「マイオーディオルーム 〜マルチフォーカスチューニング体験記〜」を一気読みしました。StereoSoundとAudioAccessoryは大体毎号買ってますが興味のあるところしか読みません。でも「マルチフォーカスチューニング」は珍しく全部読みました。流石に後半はちょっと疲れましたが、いくつか参考になることがあったので、買って良かったかなと。
一番印象に残っているのは、スピーカーポジションを決める際、レイアウトの視覚的な美しさと音には関係があるという言葉。カルダスセッティングとか計算で最適ポジションを割り出すメソッドもあるけど、音が良い場所は視覚的にしっくりくるという考えは面白いと思いますし、共感できます。
そういう観点で今のスピーカーポジションを見ると、そんなに悪くないんじゃないかと思いました。ちなみに先日のブログにクロスセッティング、内振りセッティング、平行セッティングの3つの写真を載せているので、比較してみて下さい。



●物欲 その一
引き続いて「マルチフォーカスチューニング」ネタ。記事のなかに「高さが高すぎるラック(ラックを多段に積み重ねすぎること)は良くない」というのがありました。それはとても共感できるし、特に我が家のQuadraspireはさほど強度が高くないので、32mm径ポールならまだしも19mm径ポールで6段重ねにするなんて音に良くないことは重々承知なんだけど、狭いリスニングスペースに今ある機材を置こうと思ったら仕方ないじゃん...と開き直ってみる(^_^;
以前のブログで、宝くじが当たった時の妄想システムを組んでみた際、実は「機器も欲しいけど、ラック買い替えたいなぁ」と思ったのですが、今回「マルチフォーカスチューニング」を読んでその思いが沸々と。で、何の因果かAudioAccessoryの最新号ではラックの特集を組んでたりするわけで、みんなしてよってたかって「ラックを買い替えなさい」と言われているような強迫観念に襲われている私でした。
ちなみに妄想システムを組んだ時はどのラックを使うかまでは(知識がなくて)書けなかったんだけど、AudioAccessoryに載っていたラックの中から選ぶとするなら、アンダンテラルゴのRigid Tower(6段)がいいかなと思っています。Quadraspireのスパイク受けに使っているアンダンテラルゴのサイレントマウント(チタン)はかなり良いですから、期待できそう。来年OracleとMA1 DACのローンを完済したら考えようかな。


●物欲 その二
流石にラックは無理だけど、ルームチューニング材だったら大丈夫かなと思ってヨドバシ.comを見てみました。機能的な問題ではなく単に見た目が悪いので(あまりに安っぽい)買い替えたいんですよね。今つけているエースナーブのコーナー用の4枚と正面の壁に取り付けてある横長の2枚を、arteのやつに買い替えるとすると、コーナー型のテトラ(2個セット:55,000円×2セット=110,000円)、トライコーナー(2個セット:49,000円)への買い替えとなるので、合計159,000円(税別)。実売価格だと税込みで14万円+10%ポイント還元くらい。
まあ無理じゃないんだけど、見た目のため(だけ)に14万円出すのはやっぱりもったいないよなぁ。何も使ってない状態だったら躊躇しないけど、見た目はともかくとしてエースナーブがついてるからなぁ。せめて、エースナーブよりも効果が大きいという確証があれば思いきれるのに...。ちなみに効果だけならankhが欲しいけど、40万円もかかるので流石にそれはないな。


●PC-TripleC 自作電源ケーブル
4月末に作ったKriptonのやつは、現在SS-010(パワーアンプ)に使用中。昨年末に作ったSAECのやつはMA1 DACに使用中で、その煽りを受けてAndromedaはお休み中。そのうちDACはAndromedaにして、SS-010でKriptonとSAECの比較をしようと思っています。でも、多分、ケーブルによる音の違いよりもプラグ/コネクタ(OyaideのP/C-004とP/C-046)によるところの方が大きそうなので、ケーブル比較ではなくプラグ/コネクタ比較になりそうな感じです。


●MA1 DACファームウェアアップデート
「5月中には新しいファームウェアがリリースされそう」という代理店情報を信じ、首を長くして待っている毎日です。今年は新しい機器を導入する予定がないので、新しいファームウェア(かなり効果があるらしい)を楽しみにしているのですが、今回のファームウェアアップデートは基板交換が伴うため、本体を代理店に送らなければなりません。その間はヘッドフォンオーディオで使っているWadia521をメインシステムに復帰させざるを得ないので、ゴールデンウィークに予定していたMA1 DACとWadia521の入れ替え試聴は延期にしました。アップデートの連絡が来次第Wadia521をメインの方に持って来て、ヘッドフォンオーディオの方はCDプレーヤーのアナログ出力をヘッドフォンアンプに入れてつかう予定。そんな感じで「準備万端、何時でも来い」なんだけど、もうすぐ5月が終わっちゃうよ〜。