日曜日に届いたTL3Nは「帰宅してから2時間ほど聴いて、その後リピートモードにしてエージングを進め、朝起きたら止めて(ただし電源は切らない)、帰宅したらまた聴く」というサイクルでエージングしています。概ね12時間/日のペースなので、水曜日の夜の時点でエージング40時間は超えたと思います。
日を追う毎に音は変わってきているので、音についてのレビューはもう少し落ち着いてからにしようと思いますが、やっぱりUX-1の音とは違いますね。
チューンナップはエージングが終わってからにしようと思っていたのですが、こちらの方はどうにも我慢できなくなって手をつけ始めてしまいました。
1.インシュレーター
もともとついているインシュレーターはダメダメっぽかったので、iD100に使用しているFirestone Audioのミニインシュレーター(FR-C001)で筐体底面を3点支持してみたところ、明らかに情報量が増えて音の分離がよくなりました。ただ、ちょっと金属っぽい響きがのる感じがしたので、PL-Lの外部電源に使用しているD-Prop miniに変更してみたら、金属っぽさはなくなって楽器の定位感も改善。なかなか良い感じです。
D-PropはC-Propと違って変な響きがのらず、また音も有機的な感じ(うねりとか粘りとかの表現力が増す感じ?)になるので、TL3Nには合っているかもしれません。ただしminiタイプよりは標準タイプの方が効果的なので、将来的にはD-Prop Extendを導入したいところですがどうなることやら。
・Firestone Audio FR-C001の説明
・KRYNA D-PROPの説明
[rakuten:audio-s:10018798:detail]
2.デジタルケーブル
当初はKS-2020(RCA)にオーディオテクニカのRCA-BNC変換プラグ(Wadia521側)をかませて使用していましたが、ふと思い立ってiD100に使用しているWireWorld GSA5に変えてみたところ、結構いけてました。
響きの量はKS-2020の方がやや多くてしなやかさもよく出ますが、GSA5だと音全体を構成するフレームの安定感が増す感じで、KS-2020でたまに感じる僅かな不安定さが解消します。また高域のエッジがKS-2020よりも立つので楽器のキレがよくなり、結果としてサウンドステージの明瞭さが増します。
最終的にどちらを使うかはまだ決めかねているので、しばらくは両方ともつないだ状態で比較試聴を続ける予定。
[rakuten:avac:10004745:detail]
・KimberSelect KS-2020の説明
・WireWorld GSA5の説明
3.ACケーブル
JPS Labs Digital ACも悪くはないのですが、比較のためにiD100の外部電源に使用しているCARDAS Golden Reference Powerに変更してみました。まだ30分くらいしか聴いていないので評価は保留ですが、第一印象ではかなり期待できそう。
・Cardas Golden Rreference Powerの説明
・JPS Labs Digital ACX(新製品)の説明
こんな感じでチューンナップも行いつつエージングを進めています。
TL3Nはあくまでもサブ機という位置づけなのでオールマイティである必要はなく、むしろUX-1とはベクトルが違う方向(柔らかさ、滑らかさ、艶っぽさを強く意識する方向)に特化できたら面白いと思っています。
ヒューズを替えるとか、ローゼンクランツのCDスタビライザーやビギンズ ドライ・カーボンCDスタビライザーなんかにも興味がなくはないですが、狙っている方向とは効果のベクトルが違うような気がするので、基本的には上記の3点(インシュレーター、デジタルケーブル、ACケーブル)でもってチューニングを進めるつもり。
早ければ今週末にサウンドレビューができるかもしれませんので、期待せずにお待ち下さい。