panasonicのHTB50よりも少し幅は短いですが、高さは逆に低いです。
斜め上から見たところ。奥行きが長いのがわかりますが、こいつが少しやっかいかも。テレビの前にある程度スペースがないと設置できません。
ちなみに正面から見て左端にACケーブル(直出しなので交換不可)、中央やや左にサブウーファーを接続するためのスピーカー端子、右端にラインケーブル等の入出力端子が集まっています。我が家のレイアウト的にはACケーブルとラインケーブルの端子位置が逆の方が良かったのですが、なんとか接続できました。(^^ゞ
白いケーブルはNordost Spellbinderです。サブウーファーの接続に使用しています。
筐体に対して垂直にケーブルを接続するタイプなので、本体の後ろ側にある程度のスペースが必要です。我が家の場合、NAIMのHDMIケーブルがフラットタイプで左右に曲げにくいため本体前端からケーブル後端までの実測距離は20cmとなっています。曲げやすいケーブルを使用し、インシュレーターをラック最前端まで出したとしても、ラック前端からテレビ(ケーブル後端)までの間に最低17cm程度のスペースが必要です。
真横から見たところ。インシュレーターのサイズが大きいです。左右2個のインシュレーターで本体を支えるので、このくらいのサイズでないと安定しないのでしょう。
インシュレーターを回転させると高さ調整が可能です(調整幅は10mm)。我が家は一番低い状態にしています。なおインシュレーターを外してしまうことも可能。
本体前面右サイドのディスプレイ。意外に良くできていて、慣れるとこのディスプレイを見るだけで殆どの操作/設定が可能。でも最初はコンポジットケーブル(ビデオケーブル)をテレビに接続してテレビ画面で設定した方が良いと思います。
ちなみに右端にある端子は測定用マイクの接続端子。
サブウーファーは10cm×2のフロントバスレフタイプ。ウーファーが2個ついていますが、モノラルです。クロスオーバー周波数は500Hzなので、サブウーファーと言うよりはウーファーと言うべきかも。
横置きと縦置きに対応していますが、安定性を考えると横置きをおすすめします。付属の転倒防止用スタンドは音が悪くなりそうなので使用せず。
サブウーファーの守備範囲は40Hz〜500Hzなので、できれば中央に設置したかったのですが、ルビジウムクロックと干渉するのでやむなく右にオフセットして設置(写真1、2参照)。
定在波が起きやすいのでサブウーファーの中央設置は避けるべきという話もありますが、それは(例えば)100Hz以下だけをカバーするサブウーファーの話。500Hzまでカバーしていることを考えると、個人的にはできるだけ中央に近い方が良いと思いますし、やむを得ずオフセット設置する場合はリスニングポジションに向けて角度をつけた方が良いと思います。無論ケースバイケースですが。
とりあえず大理石ボードの上にオーディオテクニカのインシュレーターを挟んで設置(4点支持)しましたが、低音がダブつくようならスパイクを試してみる予定。
測定用マイクはカメラ用三脚に取り付け、リスニングポジションの頭の位置に来るようにソファーを動かして設置しました。約50cmの段ボール製の簡易マイクスタンドが付属しているので、ソファーや椅子の座面に立てれば概ね頭の位置にマイクを持ってこられると思いますが、三脚があるなら三脚を使いましょう。
マイクを本体に挿すと自動的に測定モードになり、決定ボタンを押すと測定を開始します。それなりに大きい測定音が出て、約3分で測定終了。
先日測定した際にはマイク位置がいい加減だったので再測定したのですが、パラメーターを比較したら思った以上に変わっていました。試聴した結果も、今回の測定パラメーターの方が自然な感じかつサラウンド効果も大きいので、当然ではありますが、やはり測定マイクの位置はちゃんとリスニングポジション(頭の位置)に合わせた方が良いですね。
なお付属しているケーブル類ですが、光ファイバーケーブル(1.5m×2本)、ビデオ用ピンケーブル(1.5m×1本)、スピーカーケーブル(3m×1本)となります。HDMIケーブルは付属しません。スピーカーケーブルも光デジタルケーブルも非常にちゃちなので、音に拘るなら別に用意しましょう。
音についての感想は次回にでも。