この週末はND-S1を使用しなかったのでこちらの方の検証作業は進みませんでしたが、iTransport＋M1-DAC＋m902の方は依然として音の歪みは発生しません。
ということは、m902ではなく、やっぱりND-S1が原因なのかな？
検証作業はもうしばらく続けますが、iTransport＋M1-DAC＋m902の音に慣れてきたせいか、少し気になる点が出てきました。何かというと、ND-S1＋m902で聞いていた時に比べると高域の伸びとクリアさが今ひとつなんですよね。
そこで電源ケーブルの入れ替え作業（m902とM1-DACが対象）をしてみました。
＜入れ替え前＞
m902：NBS STATEMENT
M1-DAC：CARDAS Golden Reference
＜入れ替え後＞
m902：MIT Oracle AC1
M1-DAC:Transparent PLP
最初は、NBS、Cardas、MITの3本の組み合わせを色々と試してみたのですが、どうもしっくりくる組み合わせがなかったので休止中のTransparentを引っ張り出してきて使ってみたところ、それなりではありますが、うまくはまりました。
今回のトライでわかったこととしては、NBS STATEMENTとCARDAS Golden Referenceの両方ともデジタル系との相性がイマイチであること。
そういえば、このNBSをUX-1に試しに使ってみた時も高域の伸びが無くなって結局同じNBSのProfessional3に戻したことを思い出しました。設計が古いだけに、最新のデジタル機器の性能を最大限には引き出しきれないのかもしれません。Cardasについても同じことが言えそうです。
やっぱりこの2本はアナログ系で使うのが良さそうですが、現状では使い所がないのでしばらくお休みさせましょう。
というわけで気になる点は多少解消されましたが、どうもヘッドフォンシステムにはiTransportではなくND-S1の方が合っているような気がします。
一方、例の音の歪みはND-S1が原因である可能性が高くなってきているので、すんなりと戻すわけにはいきません。
もしND-S1が故障しているのなら、修理もしくは買い替えという手段がとれますが、故障ではなくて“仕様”だとしたら手の打ちようがありません。そこんところが悩ましいところ。勿論ND-S1が原因だと特定できたわけでもないし、どうしたもんかなぁ...。
TIASではiPod,iPad関連の機器が幾つか出ていたようですから、しばらくの間我慢して、別の機器に走ろうかなぁ...。
最後にもう一つ話題を。
M1-DAC導入後はずっとEdition8で聞いてきましたが、ACケーブルの入れ替え作業後久々にW1000Xで聞いてみたところ、これがなかなか良い音を奏でてくれました。ハード系や打ち込み系はEdition8の方が合ってますが、それ以外はW1000Xの方が聞いていて気持ちが良いです。
じゃあDT990/E2005はどうかなと思って交換してみたのですが、こちらは逆に合いません。得意のはずのROCK系もイマイチ。
M1-DACってウッド系ヘッドフォンとの相性がよいのかもしれませんね。
