memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

ルビジゥム外部クロックの帰還

先々週日曜日に製作者の元へ発送したルビジゥム外部クロックは、ルビジゥムモジュールの交換を経て先週木曜の夜に戻ってきました。短期間(実質3日)で対応していただいた製作者の方には感謝、感謝です!


それからすぐにインストールをし、常時通電状態にて日曜の夜まで使用してみましたが、ロックが外れる現象は解消した模様。製作者の方の話では「熱による影響」が原因として考えられるということなのですが、我が家の設置環境だと問題ないように思えます。
ただ常時通電状態であることが問題の一因を為している可能性は有るかもしれないので、今後の使用方法については要検討ですね。ちなみにルビジゥム外部クロック自体は通電後10分程度で安定するそうなので、使用時通電でも全く問題ないようです。


ただし基準クロックを供給する先のG-0の方はというと、内部の水晶発振モジュール(10MHz)を外してしまっているため外部から基準クロックを供給してやらないとエラー状態となり、機器前面のクロックモード表示(INT、Rb、EXT)が点滅、かつ他の表示も点灯状態になってしまいます。この表示は結構目につくので、必然、G-0の電源も落とさなければならない点がやや面倒。
それにルビジゥムの方は良いとしても、G-0内部のPLL用(?)水晶発振器が安定するまでの時間はそれなりにかかるのではないかという思いもあるのでG-0の方は常時通電状態にしておきたいんですよねぇ...。ちょっと悩ましいです。


さてロックが外れるという不具合については解消されたルビジゥム外部クロックですが、実は木曜夜のインストール直後の試聴時点から「おやっ?」と思うことがありました。それは「音が良くなっている」ように感じること。
具体的には「フォーカスがよりシャープになり、空間情報が増した」という印象で、その結果として「今までよりも生っぽくきこえる」ような気がしてなりません。特にギターやヴァイオリンの音で顕著。


機器を外して再インストールする際の電源ケーブルやクロックケーブルの抜き差しによる影響(接触状態の改善)、あるいはルビジゥムモジュールの精度が良くなったことによる影響なのかなぁ、と漠然と思っていたのですが、前者についてはキンキン音対策の際にクリーニングしているので考えづらいし、後者にしても果たしてそこまで音に影響があるものなのかという疑問が残ります。交換前のモジュールの精度が悪化していたのは事実ですが、製作者の方からのメールでは、使用に耐えないというほどのものではなく、継続して使用しても問題がないレベルであったと認識しています。


無論“気のせい(プラシーボ)”という可能性も大いにあります。故に半信半疑な気持ちでそのことを製作者の方にお知らせしたところ、「実は内部のクロック用ケーブル(ルビジゥムモジュール〜出力用BNC端子)を良いものに交換してあります。(サービス)」とのことでした。クロックケーブルは短くても音への影響大ですから、ようやくと腑に落ちました。


まだまだ課題はありますが、何はともあれ今の音は過去最高(我が家比)と言えそうです。帰宅してCDを聴くのが楽しみでなりません!