memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Panasonic DMR-BW800-K 感想#2

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BW800の画質について補足しておきたいと思いますが、そもそも私自身が画質について自信を持って語れるほどの眼識を持ち合わせていないので、ごく一般的な人間の感想だと思ってください。


BDの再生画質については昨日も書いたとおりPS3と比較して遜色ないように感じました。またDVDのアップコンバート画質についてもUX-1での再生に比べ総合的には良いと思います。特に、UX-1だとブロックノイズが目立ってしまうような暗部を含むソフトでも(例えば「パトレーバー劇場版」の冒頭からタイトルまでのシーン)、ブロックノイズを出さずに階調を保持した表現ができている点は明らかUX-1を上回っています。ただし、特に字幕等の文字において顕著なのですが、文字の左側にゴーストのようなノイズが出てしまいます。ネイティブBDだとその様なことはないのでアップコンバート時のBW800の癖だと思います。PS3では(明確には覚えていないのですが)その様なことはなかった気がするので、その点はPS3の方が優れているかも知れませんが、全体として大きな差があるとは思いません。


次に録画画質です。DRモードは流石にネイティブHD画質の面目躍如といったところですが、僅かながら画面全体にノイズが乗っている気がしないでもありません。BW800にはハードディスク再生時の「ざらつき感軽減」モードがあるのですが、それをオンにしても完全にはなくならないようです。AVCRECモードについては、HG画質(AVCRECモードでの最高画質)とHX画質(HG画質の次に良い画質)でアニメを録画をしてみたのですが、HG画質については(DRモードほどではないにせよ)十分に及第点を出せると思います。しかしながらHX画質だと画によっては輪郭周辺にモスキートノイズっぽいざわつきが目立ってしまいます。
25GBのBDに録画する場合、DRだと2時間強(130分)、HGだと約4時間、HXの場合は約6時間の録画時間となるわけで、その録画時間を考慮するとHX画質は十分に納得感のあるモードだとは思うのですが、個人的にはやっぱりノイズが気になるのでHG画質を多用しそうな気がします。30分のアニメ番組の場合、録画可能時間が4時間であればCMカットせずに8本、CMカットすれば9本録画できます。1クールだと25GBのディスク2枚(あるいは2層50GBのディスク1枚)、2クール26話だとCMカットすれば25GBディスク3枚、24話であればCMカットせずに3枚に収まります。このくらいであれば個人的には十分に満足がいくパフォーマンスだといえます。


勿論、あまり画質に拘らなくてよいようなクオリティの作品であれば、HX画質で録画するという選択肢もアリでしょう。その場合はCMカットすれば25GBディスクに1クール13話が収まってしまうので、ディスク収納スペース的にもメリットは大きいですね。BW800はDR画質で録画した番組を後からAVCRECモードに変換できるので、迷った場合はとりあえずDRで録っておき、後でHGにするかHXにするかを決めればよいわけです。この点はかなり便利だと思います。
なおBW800はDVD系のディスクにもHD画質で録画できるのが売りなわけですが、ちゃんと残しておきたい番組はコストはかかりますがBDに録画する方がよいかなぁと思ったりしています。どっちにしようか迷うような番組の場合はDVD-R(4.7GBのDVD-Rの場合、HG画質で42分、HX画質で65分、HE画質で100分の録画時間)に録画するかも知れません。いらなくなったら捨てればいいし...。価格の安い有機色素系BDが発売され、かつBW800がファームウェアアップデートによって対応可になった場合は、DVD-Rを使うことはなくなるかも知れませんが、何にせよ選択肢が多いという点はBW800の大きなベネフィットだと思います。


ちなみに昨日DR画質で録画した「ソウ3」をBD-R(Panasonic製の4倍速25GBディスク)にムーブしてみたのですが、19.3GBの容量(ディスクの77%を使用)をムーブするのに約17分かかりました。この結果から計算すると25GBフル容量の場合だと約22分のムーブ時間となりますが、この位の時間であれば我慢できる範囲だと思いました。

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