memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Z8のカメラストラップ買い替え:アンカーリンクスからQDシステムへ

11月9日に小矢部市にある宮島峡・一の滝と二の滝に撮影に行ってきました。

今回の目的はスローシャッターで滝と紅葉を撮ることで、Z8を導入して以降初めて三脚を使って撮影しました。

残念ながら紅葉の方はイマイチでしたが(時期が早かった?)、滝の方は(イメージ通りではなかったけど)一応撮ることができました。

その時の写真は記録のため後日何点かアップするつもりですが、今日のブログのテーマは、その撮影時にカメラストラップに不満を感じた(鬱陶しかった)ので買い替えたという話です。


以前上げたブログで、Z8にL型プレートをつけたので昔から愛用していたストラップ(Custom SLR Glide One Camera Strap System)に加え、三脚撮影用にピークデザインのSlideを導入したという話をしました。

briareos.hatenablog.jp

要約すると、三脚での撮影を容易にするためアルカスイス互換のL型プレートを取りつけたけど、Custom SLR Glide Oneは三脚ネジ穴に取り付けるタイプなので三脚使用時には一々取り外す必要があり、それが面倒だからアンカーリンクスを使ったストラップを追加導入したという話です。

そして今回、Z8での初の三脚撮影だったので、Z8には勿論ピークデザインのSlideをつけて行きました。

一の滝で撮影をし、そこから渓流沿いを二の滝まで歩きつつ撮影し、二の滝で撮影した後は車道を歩いて一の滝まで戻るという行程で、撮影時間は大体2時間くらいでした。

三脚撮影以外に手持ち撮影もしましたが、その際Slideが「何か邪魔だな」と思ってしまったのです。


具体的な不満点は2つあります。

1つはホルダー部(アンカーを嵌め込む部分)の直後からストラップの幅広部分が始まるので、ストラップを撮影の邪魔にならない(例えば手に当たらない)よう取り回すのが意外に面倒だったこと。

写真下がSlideで写真上はZfにアンカーリンクスでつけようと思っているストラップですが、上のストラップ(一般的なストラップ)はカメラの三角環に取り付けることを想定しているためストラップの先の部分が細くなっています。

一方のSlideはハウジングのすぐ後ろからストラップが幅広くなっているので(カメラボディの直ぐ近くに幅広部分がくるので)、一般的なストラップ以上に手に当たりやすく、ストラップ自体もゴツい(サイズが大きく素材も固い)故に鬱陶しいわけです。

もう1つの不満点は、Slideの肩に当たる部分(パッド)が固く柔軟性に欠けるため、手持ち撮影時に首に回したパッドが存在を主張して鬱陶しく、首からストラップを外して撮影する場合もパッドが次の写真のような形になって折り曲がってくれない(折り曲げても元に戻る)ので邪魔になること。

Slideの下にあるのはCustom SLR Glide Oneですが、こちらは柔らかく容易に折り曲がる素材なので自己主張することなく撮影の邪魔になりません。


以上2つの不満点から、Slideを使うのをやめて別のストラップに替えることにしました。

具体的にはLeofotoのワンタッチストラップ(SP-01)です。


これにした理由はQDシステム(Quick Disconnect System:MUGPUL社が開発した、ライフルのスリングベルトに採用されているワンタッチで付け外しができるシステム)を採用しており、Z8に装着したLeofotoのL型プレート底面にはQDシステム用のソケットがついているからです。
※Leofoto製ソケットにはMUGPUL製QDスイベルがつかない場合があるという話を見かけたので、本家MUGPUL社のMS4 Dual QD Sling GEN2 ではなくLeofoto製のストラップにしました。

ワンタッチストラップはZ8(L型プレート)の底面に固定するのでカメラを保持する手の邪魔にならず(この点はCustom SLR Glide Oneも同じ)、三脚撮影の際には文字通りワンタッチでストラップを取り外せる(この点がCustom SLR Glide Oneとの最大の違い)という寸法。


全体像はこんな感じ。

スイベルの先には4つのロック用ボールがついています。

ロックはスイベル後端のボタンを押すことで解除できます。

ストラップの両端にスイベルがついていて、片方を写真のようにストラップ側のソケットに挿すことで肩にかけるためのループを作っています。

何故このように取り外せるようになっているかというと、別のアタッチメントを使えば三脚用のショルダーストラップとして使えたりするからです。

スイベルのPUSHボタンを押しながらL型プレートのソケットに挿入するだけで取り付けできます。

カメラはこんな感じで肩や首からブラ下げることになります。

ちなみにZ 70-200mm f/2.8 VR S に取り付けたレンズフット(Haoge LF-Z72)にもQDシステム用ソケットがついているので、Z 70-200mm f/2.8を使う際はZ8ボディではなくレンズ側にストラップを取り付けることによりレンズマウント部にかかる負荷を軽減することができます。


室内で試してみましたが、これまで使ってきたストラップの中で一番使いやすいかもしれません。

実戦で使うのが楽しみです♪