朝のコーヒーを楽しんでから、まずはラックの組み直しを実施。次にPL-L外部電源に取り付けているT-PROPのオーディオスパイス液を補充した後、インレット交換及びファインメットビーズ装着のためにZ1ES内部の確認作業を行いました。
- 天板を止めているタッピングネジはM3/ピッチ1.25mmで、胴体の長さは8mm
- 電源部のコネクタは3.5mmピッチの3極タイプ(ただし中央のピンは外されているので2極仕様になっている)
- コネクタの幅は11.5mm、挿入部の厚みは5.5mm
- インレット〜基板間のケーブルの直径は3mm
ネットで調べてみたところコネクタは日本圧着端子製造(JST)のVLP-03Vが使えそうなのですが、残念ながらmonotaROでは欠品中で、マルツ電子、秋月電子では取り扱っていないみたい。
仕方がないので今日のところはヒューズの方向性確認だけすることにし、向きを入れかえて試聴してみました。
しかしながら結果は思わしくなく、サウンドステージはこぢんまりとしてしまい、また音像も微妙にフォーカスが合ってないような感じで曖昧に聞こえます。
この音を聞き続けるのは流石に耐えられないので、速攻でヒューズの向きを元に戻すことに...(^_^;)
本日2度目の開腹作業になるわけですが、折角開けたのだからコネクタとケーブルはオリジナルを流用し、インレット交換とファインメットビーズ取り付けをすることにしました。
ファインメットビーズの穴径は4.8mm。一方ケーブル径は3mmなので、装着してみるとユルユルです。そこでファインメットビーズの上からテフロンテープを巻き、その上に熱収縮チューブを被せて固定することに。
インレットはオヤイデのPower Inlet Rを使用するので、ケーブルのインレット側にはファストン端子(オヤイデFTL-SR:シルバー+ロジウムメッキ)を装着。
パーツを仮組で筐体につけてみたところ、問題が発覚。オヤイデのPower Inlet Rは四角い形状なのですが、オリジナルのインレット(及び筐体の取り付け穴)は下側が台形っぽくなっているため、そのままでは入りません。仕方がないのでヤスリでインレットの角を削りました。
またオリジナルのインレットには皿頭ネジ用の凹みが付いていますがPower Inlet Rには付いていません。なのでオリジナルのネジをそのまま使うとネジ頭が浮き上がってしまうことになりますが、同サイズの鍋頭ネジもしくはトラス頭ネジの手持ちがなかったため、皿頭ネジをそのまま使いました。
さらにPower Inlet Rにファストン端子を装着するとトランスに干渉してしまうのでファストン端子を曲げたのですが、その結果嵌合が緩くなってしまったため、圧着器具でファストン端子とインレット端子をまとめて圧着しました。
最終的な取り付け状態はこんな感じになりました。
なおもともと付いていたフェライトコアは写真左上に写っているのと同サイズなんだけど、それだとケーブルが取り回しにくいため手持ちの小さいタイプに変えました。新たにファインメットビーズを使っているのでサイズが小さくなっても問題ないでしょう。
コネクタが手に入ったら作り直そうかとも思っていますが、Power Inlet Rにファストン端子で取り付けるやり方は色々問題があることが分かったため、もし作り直す場合はフルテックのFI-06 [NCF(R)ロジウムメッキ]を使うつもり。これなら角を削る必要もないし、ケーブルもハンダを使わずネジで直止めできますしね。
さてインレット交換及びファインメットビーズ装着後の試聴結果ですが、試聴開始直後はインレットに通電したばかりの状態のために音がこもった感じがあったものの、時間とともに解消されていきました。1時間通電後の感想は、
- 響が少し華やかになった
- 高音の伸びが気持ち良い
- 一つ一つの音の粒立ちがよくなり、音像が浮き出る感じ
- 結果、楽器の実体感、生っぽさが増した
- 細かい音が聞き取りやすくなった
という具合で、とっても良い感じです♪
午前中にヒューズの向きを入れかえた時の音とは全然違い、すごく気持ち良く聞ける音になりました♪
明日は壁コンセントにファインメットビーズを取り付けましょう。
ファインメット 可飽和コア 4個 MP1006LF3T 全長6.4mm 直径11.4mm 穴径4.8mm
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