MacOSとは違いOSXは実に堅牢にできているので非常用起動システムは必要ない(内蔵の復元用システムで事足りる)とは思うものの、内蔵SSD自体がトラブってしまうことだってあり得るので(その場合は復元用システムも使えない可能性がある)、転ばぬ先の杖と言うことで非常用システムを作っておくことにしました。
というのが建前で、本音は「MBPに使用していたSSD(128MB)を取り外したまま放置してあるので、その活用策として非常用システムでも作っておくか」ということです。もう少し容量が大きければバックアップ用ドライブとして使えるかもしれませんが、128MBではねぇ...。
このSSDは元々MBPの起動システムとして使っていたのでLionがインストールされています。MBPRはMountain Lionですが、非常用システムだしLionのままでもよいかと思い、amazonで2.5インチドライブ用の箱(USB3.0対応)を購入してSSDを内蔵。
オウルテック 『黒角』 2.5インチSATA HDD/SSD用外付ケース USB3.0対応 OWL-ESL25/U3(B)
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ケース側がUSB-タイプA、Mac側がUSB-タイプAが2本(電源用とシグナル用が分かれている)という付属ケーブルを使って接続。MBPRのUSB端子は右側面と左側面に各1カ所ずつなので、果たしてケーブルが届くかどうか不安でしたが、問題なく届きました。ただしケーブルの取り回し上MBPRの真後ろにSSD(以下、外付SSDと記す)を置かないとダメなので、見た目は悪いです。
常用する外付SSDだったらこの状態は却下ですが、非常用システムなので良しとします。
【追記:amazonのレビューをみると、電源用USB端子は使わなくても動作するみたいです。MBPRで試してはいませんが。】
さて、外付SSDを接続してコントロールパネルの起動ディスクを開いてみると、ちゃんと外付SSD内のシステムが表示されました。ちなみに内蔵SSDにも、外付SSDにも復元用システムが入っているので、表示されるのは都合4つのシステムとなります。
Lionが入ったシステムを選択して再起動。ところが起動し始めて直ぐに画面に×マーク(駐停車禁止の交通標識のような、○の中に×が入ったマーク)が表示され、システムが起動しません。MBPRってMountain Lionより前のシステムでは起動しないんだっけ?
念のため今度はOptionボタンを押して起動して、起動システムとして選んでみましたが、結果は同様。やっぱりダメみたいです。
仕方が無いので、AppStoreからMountain Lionのインストール用ファイルをダウンロードし、外部SSDを選んでインストールしました。元々Lionが入っているので、LionをMountain Lionにアップデートする形になります。
20分ほどかかってアップデート完了。起動ディスクコントロールパネルで外部SSD内のLionを選択して再起動。今度は無事に立ち上がりました。
ディスクのアクセス権を修正して作業完了。おそらくこの非常用システムを使うことは無いと思うし、無いに越したことはありませんが、保険みたいなものですからあるに越したことはないでしょう。