memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

さようなら、MBP

MBPR(MacBook Pro with Retina Display)が実に快調に動いてくれているので、念のためサブ機として置いておいたMBP(2009mid/15inch)の必要性はもはや無くなり、手放すことにしました。
当初は現状(光学ドライブSSDに換装した状態)のままでのヤフオク出品を考えていましたが、調べてみるとさすがに2009年モデルは人気がなさそうなので方針を変更し、ソフマップの買い取りを利用することに決定。ただし改造状態のままでは買い取ってもらえないと思うので、ノーマル状態に戻すことにしました。


30分もあれば戻せるとふんでいたのですが、SSDに換装した際の記録をとってなかったことが災いして作業は予想外に難航。以下はその記録です。


  • OPD(光学ドライブ)の場所にMacbayのマウンタで取りつけていたSSDを外し、パーツ1個をOPDに付け替え、OPDをMBP本体にネジ止めし、外したケーブル等を元に戻して交換完了。楽勝楽勝と思いながら裏蓋をネジ止めして起動し、OSXインストールDVDをスロットに入れたところ、何と途中で引っ掛かって最後まで入りません。ガーン!
  • 仕方が無いので再度裏蓋を開けて状態をチェック。すると、スロット入口付近左右2カ所にあるネジ(OPDを本体に固定するネジ)にディスクが当たってしまうことが原因でした。そこでネジの状態をよく見てみると、ネジ穴の最後まで届いていないかのようにネジ頭が浮いた状態になっています。

  • 一旦ネジを外し、ネジ穴に針を差し込んで穴の長さを確認してみたところ、ネジの長さよりも数ミリ短くなっています。つまり短い穴に長いネジを入れた状態というわけ。
  • もしかするとSSDを取り付ける際に取り付けキット付属のネジを使用したかもしれません。だったらオリジナルのネジがあるはずなので色々探してみましたがどうしても見つからず。私の性格上、オリジナルのネジを捨ててしまうことなどあり得ないので、何か変です。
  • しかしながら見つからないものはいくら探しても見つからないわけで、それならばと代わりに使えそうなネジがないか自宅内を探索してみましたが、系とピッチが同じでも長さが短いものが見当たりません。
  • もう一度よく考えてみます。そもそもMBP内部のネジって黒いのが多いのですが、問題になっているのは銀色をしています。実はOPDは3カ所でネジ止めされていますが、この2カ所以外のもう一カ所には黒色のネジが使われており、このネジだと長さが短いのでディスクが引っ掛かることはなさそう。ということは、この黒色のネジが2本どこかにあるはずです。

  • するとあったんですよね、ちょうど2本。それはOPDをMBP本体にネジ止めする際に使う部品を止めてあるネジ。この部品はOPDから外してSSD用フレームに移植したもの。今回OPDに戻すにあたり、当然ながらSSDマウント用のフレームから取り外してOPDに移植しなおしたわけですが、この部品を止めてあるネジがOPD固定用の黒いネジと同じものなのです。

  • もしかしたら(記憶には無いけれど)SSD取り付けにあたりネジを入れ替えたのではないか(SSDマウント用のフレームは厚みがあるので、OPD取り付け用のネジだと長さが短くて固定できないため)という仮説が浮上。手元に残っている資料にはそんなこと書いてありませんが、該当する資料を捨ててしまった可能性はあります。
  • そこで、とりあえずネジを入れ替えて取り付けてみたところ、見た目的には問題なさそうなので、一旦裏蓋をかぶせてMBPを起動し、動作確認を実施。
  • 今度はスロットの途中で引っ掛かることなく無事にDVDが入っていきましたが、やはりインストールDVDはマウントされず、吐きだされてしまいます。だったらCDはと思って音楽用CDを入れてみたところ、こちらは認識されて音楽再生もできますが、ディスク回転に伴って“キーキー”と異音が発生。こんな音はしたことが無かったので、やっぱりおかしいです。しかも異音が発生するということは電気的トラブルというよりもメカトラブルの可能性が大。
  • この時点で、「OPDはしばらく使っていなかったので壊れたのではないか」と考えました。だとすると、新しくOPDを取り寄せて取り付け直さないとソフマップで買い取ってもらうことはできません(仮に買い取ってもらえたとしても大幅減額は否めない)。それだったらSSDに戻して使い途を考えた方がよいかなと。
  • というわけでSSDに戻すため再び裏蓋を開けたのですが、その際にふと目にとまったのがOPD上部のスロットル口近くについている2つのゴム足。なんで2個しかないのだろうと不思議に思ったのです。4個ついているならともかく、2個しかないのはなんか変。

  • そこで資料をもう一度読み直してみたところ、このゴム足は取り外したOPDを付属の箱に入れて外付けドライブにする際、クッション&高さ調整に使用するものであることが判明。OPD後部は箱にネジ止めされるので、スロットル近く(OPD前部)の2カ所に取り付けるよう書いてあります。つまり、もともとMBPにはついていなかったわけです。そう言えばSSDからOPDに戻して裏蓋をネジ止めした際、裏蓋が少し浮き上がっていたのでネジで押さえ込んだように思います。それがOPDを押さえつけることになり、異音につながっているのではないかと。
  • なので最後のトライとしてこの2つのゴム足を外してみました。裏蓋を閉めて起動し、インストールDVDを挿入。しかし、残念ながらマウントはされず。確認のため音楽CDを挿入してみたところ、異音が発生することなく正常に再生されます。ということは、やっぱりこの状態で間違っていないように思えます。
  • そこでインストールDVDではなく、映画のDVDを持ってきて挿入してみたところ、何とちゃんとマウントされるではありませんか!これは単にレンズが汚れているとか、そういう単純なトラブルかもしれません。だったらレンズクリーニングをしてみる価値はありそうなのでDVD用のクリーニングディスク(再生面の2カ所にブラシがついたタイプ)を取り出してきたのですが、このタイプはトレイタイプ専用でスロットローディングのドライブには使用できないようです。
  • 万事休すか! という思いが過ぎりましたが、そう言えばかなり前に風圧でレンズをクリーニングするというクリーニングディスクを買ったような気が。捨ててはいないはずなので別室のCDラックを探してみたら、ありました! こいつだったらスロットローディングでも使えるはずですが、問題はディスクがマウントされてメニュー画面が出るかどうか。レンズクリーニングはいくつかあるメニューの一つなので、メニュー画面が出ないことにはクリーニングができません。
  • 映画DVDがマウントされたから大丈夫じゃないかとは思いつつも、恐る恐るクリーニングディスクを挿入。しばらくキコキコした後、出ました、メニュー画面! 早速レンズクリーニングのボタンをクリックし、クリーニングを開始。1分ほどでクリーニング終了です。
  • いよいよ大詰めとなりました。インストールDVDをちゃんと認識してOSXの再インストールができれば、OPDは正常に動作していると言えるでしょう。祈るような気持ちでインストールDVDを挿入。すると、少し間をおいてデスクトップにアイコンが表示され、フォルダが開きました! やったー!
  • 次に起動ディスクをインストールDVDに変更して再起動。ディスクを一旦初期化して、OSXのインストールを開始。OSXのインストール作業完了後、HDDから起動し直して今度はアプリケーションのインストール作業を実施。
  • 全ての作業が終わったのは作業開始から2時間後でしたが、何とかMBPをノーマルの状態に戻すことができました。一旦は諦めかけましたが、粘ってよかったなぁ。


とうわけで、どうにかMBPをノーマル状態に復帰できたので、早速有楽町ビックカメラに向かいます。MBPの買い取りついでに、iPhone4SiPhone3GSも買い取ってもらうつもりで持って行きます。


4Fのソフマップ買い取りセンターに行き、20分ほど待って受付を済ませましたが、査定作業が混んでいるとのことだったので翌日(日曜)にもう一度くることにして一旦帰宅。


翌日のお昼に再訪。受付で書類を渡して査定結果を聞いたところ、iPhone4SはSIMトレイが途中で引っ掛かってどうやっても出てこなかったので買取不可だったものの、MBPとiPhone3GSはまずまずの状態だったので合わせて6万5千円程の買取査定となりました。
iPhone4Sは予想外の事態でしたが、カウンターで自分で試してみたところ説明通りの状態だったのでソフマップでの買取は諦めることにし、今度はソフトバンクの下取りに出してみることにします。


その足で地下2階のカメラ売り場に向かって、性懲りもなくカメラを1台ゲットしたのですが、その話は次回にでも。