- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (135件) を見る
ある日、ダブリンの街角で、男と女が出会う。男は、穴の空いたギターを抱えたストリートミュージシャン。女は、楽器店でピアノを弾くのを楽しみにしているチェコからの移民。そんな2人を音楽が結びつけた。彼が書いた曲で初めてのセッションに臨み、意気投合する2人。次第に惹かれあうものの、彼らは互いに断ち切れぬ過去のしがらみを抱えていた。もどかしさを胸に秘めたまま、2人の気持ちが揺れ動いていく…。
【評価】★★★★☆
2007年11月公開の映画。DVDを買って積んであったのをようやく観ました。でもまだ20本くらいありますが...(^_^;)
音楽映画だというだけで買ったので事前情報は皆無の状態。ハリウッドものによくあるような所謂サクセスストーリー系の映画かと思いきや、男と女(映画上では名前が一切出てきません。エンドロールでもGuyとGirlとなっています)の関係については表面的な意味でのハッピーエンドではない(つまりは結ばれない)関係のままで終わります。でも個人的にこの終わり方は嘘っぽくなくてとても好きです。
画的にも非常に地味なのですが、圧巻は挿入されている曲の凄さ。主人公の2人を演じているのがそもそもプロのミュージシャンなので然もありなんという感じではありますが、そのボーカルの、“心”への浸透力は凄まじい限り。
ちなみに男を演じているグレン・ハンサードはアイルランド系のバンドThe Framesのリーダーだそうで、監督のジョン・カーニーはThe Framesの初期メンバーとのこと。また女を演じているマルケタ・イルグロヴァとは映画撮影以前よりThe Swell Seasonとして音楽活動を行っているらしく、CD“The Swell Season”(映画挿入曲も何曲か入っています)も発売されています。ボーカルのインパクトがあまりに強かったので、サントラCDと一緒に注文してしまいました。
久々に心動かされた映画でした。
- アーティスト: ONCE
- 出版社/メーカー: COLUM
- 発売日: 2008/01/18
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- アーティスト: Glen Hansard
- 出版社/メーカー: Overcoat Recordings
- 発売日: 2006/08/22
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (7件) を見る