機械じかけの小児病棟

機械じかけの小児病棟 [DVD]

『ダークネス』のジャウマ・バラゲロ監督、『アリーmy Love』のキャリスタ・フロックハート主演によるゴーストホラー。イギリスのワイト島にあるマーシー･フォールズ小児病棟にやってきたエイミーは、そこで想像を絶する恐怖と驚愕の真実に直面する。

◆評価：可もなく不可もなくという感じのホラー。買って観るほどのものではないけれど、借りて観るなら良いのでは。

「機械じかけの小児病棟」というタイトルに惹かれて買ったのですが、「機械じかけ」というのはちょっと違うのでは...と思います。それに紹介文にあるような「想像を絶する恐怖」というのも如何なものかと...。でも「驚愕の真実」というのは、まあ、嘘ではないです。そうですね、そこは評価できるかも。
移転が決まって引っ越し準備を進めている病院。その小児病棟の夜勤看護師として雇われた訳ありの過去を持つ主人公。何故か封鎖されて立ち入り禁止となっている小児病棟の2階。シャーロットという名前の姿の見えない存在、そしてその存在と話ができるという重病の女の子。謎を解こうとして前任者を訪ねる主人公だが、前任者の看護師は不可解な死を遂げていた...などなど。
ストーリーは良くできているし結末も悪くはないのですが、全体としてはちょっと物足りなさを感じてしまいます。こぢんまりと纏まりすぎているのでしょうか。もう少し演出が派手だったらもっと楽しめたかも...。
そう言えば「ダークネス」も同じような印象だった気がします。これがこの監督の個性なのかなぁ...。