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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツのドレスアップ&カスタマイズ #1 〜ウィンカーバルブをステルスバルブに交換

既に第1弾のドレスアップ&カスタマイズは完了したので、何回かに分けて内容を書き留めておきたいと思います。

第1回はウィンカーのステルスバルブ化です。


通常のウィンカーバルブはガラス全面がオレンジ色をしているので外から見るとバルブのオレンジ色が見えるのですが、ステルスバルブは前面がシルバーになっているため(恐らくガラスの内側に金属が蒸着してあるため、その部分が外からはシルバーに見えるのだと思います。真空管のゲッターみたいな感じかと)、そのオレンジ色があまり目立たなくなります。

機能的な意味はほぼ無く、飽くまで見た目だけの機能ですが、個人的にはスッキリしてカッコいいかなと思い装着しました。


使用したバルブはこれ。

◆フロント


◆リア


●交換作業

フロントのウィンカーバルブの交換は簡単です。ボンネットを開け、ウィンカーバルブを外して交換するだけ。


グレーのノブ(ライトグレーのプラグがついている濃いグレーのノブの方です。回しやすいようにフィンがついています)を反時計回りに回すとバルブが外れます。


元々ついていたバルブ


ステルスバルブに交換


交換する前のフロントライト周り


交換した後のフロントライト周り

オレンジ色が全く見えないわけではないけど目立たなくなりました♪


リアの方はテールランプのアッシー(アッセンブリ)を外さなければならないので少し面倒です。


リアのテールゲートを開くと、テールランプの内側にボルトが2つあります。写真の黒い部分の上下2カ所ですね。10mmのボックスレンチで外します。

次にテールランプのアッシーを引き抜くのですが、これはすんなり外れません。構造的にはアッシーとボディーが2カ所で止まっているので、それを頭に入れておいた方が良いです。


1カ所は写真中央少し上にある四角と円盤が組み合わさったグレーの部分。この円盤の部分がテールランプアッシー側の細長い溝にスライドして嵌まるので、外す時は逆にテールランプアッシーを後ろ方向(やや外向きに)引き抜く感じ。


もう1カ所はこの穴。アッシー側にある短い棒がこの穴にはまっています。こちらは穴の方が少し大きめになっているので、アッシーを後方に引き抜く限りはさほど気にしなくても大丈夫。

私は滑り止めがついた軍手を嵌めてライトの側面(写真だと左側面)と右側の縁の部分を両手で挟み、ライトを軽く揺すりながら少しずつ外しました。地道にやれば必ず外れます。


これが元々のバルブ。


ステルスバルブに交換。


交換後の写真。交換前の写真は撮り忘れました...(^_^;


こちらも交換後ですが、スイフトは純正ランプの状態でも(フロントと違って)リアの方はさほど目立たないので、フロントだけ交換するのもアリだと思います。


次回はルームランプの交換です。

スイフトスポーツの感想

スイフトスポーツはレンタカーで何度も乗ったので、契約の際に試乗はしませんでした。

しかしながら、帰りにカタログをもらい自宅についてから見てみたところ、内装がかなり違ってました。コックピットにはカーボン調のガーニッシュがあしらわれているし、スピードメータータコメーターの間にマルチインフォメーションディスプレイなるものがついています。シートもセミバケットタイプです。

また外観も違い、ブリスターフェンダーになっていて迫力があります。その分車幅が広く、調べてみると3ナンバーでした。知らなかった...。
自宅までの路地をサイドミラーを格納せずに通れるかなという不安が過ぎりましたが、アルファ156よりは30mm狭いしサイドミラー自体も156よりは小さそうなので、多分大丈夫でしょう。最悪ミラーを格納すれば良いですからね。

あと気になったのはZC33Sは6ATとなっていること。確かレンタカーは7ATだったのでネットで調べてみたら、なんと前モデル32Sの7速AT(CVTでマニュアルモード付き)のようでした。エンジンも1.4ℓターボではなく1.6ℓのNAです。

でも外観と内装は現行モデルのスイフト(スポーツではなくノーマルの)だったんですよね。少なくともステアリングコラム周りのスイッチレイアウトは前モデルではなく間違いなく現行モデルだったし、どうもよくわかりません。


いずれにせよ、私がレンタカーで乗ったスイフトスポーツは現行モデルとは違うということだけは明らかなわけで、納車されて実際に運転した際に随分違うと感じたのはある意味当然だったと言えます。

では具体的な感想はというと、次の通りです。

※納車は純正アルミホイール+スタッドレスブリヂストン・ブリザックVRX2:195/45R17)でお願いしました。純正のコンチスポーツは使わないので(夏タイヤは205もしくは215サイズにするつもり。当然アルミホイールもそのサイズに合ったものを買います)ディーラーに差し上げました。なのでスタッドレスを履いている状態での感想となります。
※私は古い人間なので、機械には慣らしが必要だと思っています。クルマのエンジンについては、1000Kmまでは3000rpmに抑えて走り、その後500kmごとに1000rpmずつ上げていくつもり。従って以下は3000rpmまでしか回していない状態での感想です。

  • ボディ剛性が高い:これはドアを閉めた時の音、走行中に凸凹路面を通る時の感覚から明らかに感じました。レンタカーのスイスポより明らかに剛性が高くなっています。余談ですが、ドアを開けて運転席に座りドアを閉めた時に感じる空気感ってやつがあると思っていて、未だに覚えているのはホンダプレリュード(4代目)が納車されて最初に乗り込んだ時に感じた空気感。同じホンダ車のビガー、アコードエアロデッキとも違ったし、アルファ156とも違うのですが〜具体的にどんな感じかを言葉で表すのは難しい〜、スイスポから感じた空気感は、プレリュードのものに近い感じがして懐かしい記憶がよみがえってきました。
  • 低速トルクが凄い:Dモードでディーラーから通りに出てアクセルを踏み込んだ時、想定以上の強い加速を感じました。レンタカーのスイスポも低速のトルクがあって運転しやすかったけど、その比ではありません。低速域のトルクはアルファ156よりも強いように思います。もしかしたらこれまで買ったクルマの中で低速のトルク感は一番強いかもしれません。流石、2500rpmで23kg・mのトルクを出すエンジンだけのことはあります。
  • ステアリングはナチュラ:町中を走っただけではありますが、切った分だけ素直に曲がる感じで違和感はありません。でもステアリングを通して伝わる路面情報は(スタッドレスタイヤの影響があるかもしれないけど)やや甘い感じがします。
  • 足回りからのフィードバックが柔らかい:これはスタッドレスの影響もあると思うけど、路面の当たりは柔らかいですね。ギャップでのサスの感触も思っていたより柔らかいです。これなら母を乗せても不快には感じないと思うので良かったです。
  • シートのホールドが良い:レンタカーは普通のシートだったのでセミバケットは初めてとなりますが、ホールド感が良いです。身体がスポッと収まる感じ。でもシートの調整は前後/シートハイト/リクライニングしかできないのがやや残念。ランバーサポートの調整が出来れば良かったのに...(>_<)。多分だけど長距離を走ると腰が痛くなりそうな気がします。2月下旬にマンションの引き渡しで東京に行く予定で、慣らしも兼ねてスイスポで行くつもりなんだけど、腰は大丈夫かなとやや不安が...。
  • 後方視界がイマイチ:純正のバックミラーにアルファ156で使っていた後付けワイドミラーをつけた前提での感想ですが、前方視界は良いけれど後方視界はイマイチです。ワイドミラーにしているにもかかわらずリアの右サイドウィンドウ越しの右後方はほとんど見えません。
  • メーター類の視認性は悪くないタコメータースピードメーターの視認性は悪くありませんが、中央のマルチインフォメーションディスプレイの表示項目は、正直どうかなと思います。MTモード時のギアポジションと、速度のデジタル表示は良いとして、その他の色々な項目〜燃費関係、平均車速/走行時間、モーション表示、パワー/トルク表示、アクセル/ブレーキ表示、ブースト/油温表示、時計はほとんど使わないかなぁ。実は燃費関係の項目の中に航続可能距離というのがあって「これはいいな」と思っていたのですが、かなりいい加減(多分実際よりもかなり短く出る)であることが判明。というのは、今日ガソリンを満タンにしたら26ℓ入ったのです。タンクは37ℓなので11ℓの燃料が残っていたのに、ガソリンを入れる直前の航続可能距離は50kmでした。ちなみに平均燃費は11.3km/ℓという表示です。だったら11ℓあれば80〜120kmくらいの表示が妥当だと思うんですよね。正直、航続可能距離ではなくて残燃料を正確に教えてくれる方がはるかに嬉しかったです。
  • ハザードランプのスイッチが遠い:これはレンタカーの時から思ってましたが、ハザードスイッチの位置が遠いので使いにくいです。
  • リアシートが思っていたより広い:コンパクトカーなのでリアシートは狭いだろうなと思ってましたが、そんなに狭くはないですね。リア右側のシートに座ってみたけど、頭が天井につくことはないし(私の身長は173cm)、足下もギチギチという感じではありませんでした。でもリアシートに大人3人は流石に(幅が)キツそう。


まだ3000rpmまでしか回していない段階ではありますが、とても満足しています!思っていた以上に走りの質感もモノとしての質感も高いです。

上で書いたように、2月下旬に東京までスイスポで行くつもりなので、その後に全方位モニターカメラ(ナビのディスプレイと連動)とオーディオ関係、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従)等の感想をアップしたいと思います。

スイフトスポーツを選んだ理由

一昨年のゴールデンウィーク以降、母の入退院対応や実家リフォームの準備で富山に行かなければならないことが増えました。新幹線を降りた後の足が必要なので富山駅ニッポンレンタカーでSSクラス(フィット、スイフト、ノートなど)を借りるのですが、その際一番多かったのがスイフトでした。


スイフトは東京でレンタカーを借りた際に乗ったことがありました。通常のドライブモードだとトロい走りだけど、スポーツモードにするとかなりキビキビと走るし、高速道路での車線変更や、コーナリングでの挙動が凄く安定していて運転しやすく、良い印象を持っていました。

富山駅ニッポンレンタカーではスイフト以外にもいくつかの車種に乗りましたが、スイフトが一番好きでしたね。


最初はノーマルのスイフトが多かったのですが、ある時茶色っぽいスイフトが準備されていました。変な色と思いつつ実家に向かって運転し始め、スポーツモードに入れようと思ってスイッチを探したのですがついていません。でも出足は良いしアクセルを踏んだ時の加速感がいつも以上にありました。

信号で止まった際にシフトレバーをよく見てみたところ、一番下にMTとあります。その時はそれがマニュアルモードだとは知らず、良くわからないので普通にDモードで運転しました。Dモードでも全くストレスがありませんでしたからね。


そして次に借りた時はブルーメタリック色のスイフトが用意されていました。運転席に座ると前回同様MTモードがついています。今度は車内を色々観まわしてみたところステアリングの後にプラスとマイナスの表示があるノブみたいなものがあることに気がつきました。

「もしかしてパドルシフト?」と思い、実家についてからネットで調べてみたところ、スイフトスポーツにパドルシフト(MTモード)がついていることがわかりました。


翌日、シフトレバーをMTモードに入れてパドルシフトで運転してみました。


「面白い!」


これまで買ったクルマは全てマニュアルでした。ギアを選べないのが嫌なのです。

確かにATは楽なんだけど(特に渋滞時)、勝手にギアチェンジするし、今どのギアに入っているのかもわかりません。エンジンブレーキをきかせようと思ってもODを解除するくらいしかできないのが嫌なのです。

でもMTモードがついていれば、楽しく走る時はMTモードで、楽に走る時は通常のATモード(Dモード)という感じで選べるわけです。


スイフトスポーツっていいな♪」と思いました。

でもその時はまだ実家に戻る予定ではなかったので、まさかスイフトスポーツを買うことになるとは思っていませんでしたけどね。


その後、東京を引き払って実家に戻ることに決め、リフォームの手配をし、9月頃になって「そうだ、クルマがいる」と気がつきました。そしてその時思い浮かんだのがスイフトスポーツでした。


実家は大通りから路地を入った先にあるのですが、その路地が狭いために大きなクルマは入れません。以前アルファ156に乗って実家に帰った際には、ドアミラーを格納しないとミラーを擦りそうな感じでした。

故にクルマを買うと決めた時、コンパクトカーを選ぶことは必然だったので、好印象だったスイフトスポーツが最初に思い浮かんだわけです。


ちなみにアルファロメオも調べてはみましたが、今や147とかはもう無くってMitoしかありません。でもMitoって顔が好きじゃないんですよね。

輸入車を選ぶとしたらメンテを任せられるショップ(ディーラーを含む)が近くにないと怖いので、輸入車ディーラーが実家の近くにない時点で輸入車を買うつもりはなかったのですが、念のためにアルファロメオだけは調べてみたという感じです。


ということでほぼスイフトスポーツにするつもりでした。次善の策はMAZDA2(あるいはCX3)です。


実は私はHONDAファン(だったの)で、国産車はHONDAしか買ったことがありません。

  • ビガー:最初に購入したクルマです。アコードの兄弟車でライト周りのデザインがカッコいい方のビガー(3ドアHB)を選びました。モーターレース(F2)が好きで、自然とHONDAファンになっていたのがホンダ車を選んだ理由。ビガーに乗ってよく鈴鹿サーキットに行きました。今だから書けるけど、触媒を外しストレート化してANSAのマフラーをつけ、アクセルを戻した際の「パン、パン、パン」という音を楽しんでました♪
  • アコード・エアロデッキ:3ドアHB/1.8ℓ DOHC、CVデュアルキャブ、4輪ダブルウィッシュボーン、車速感応型パワーステアリングなど、アコードなのにかなり先進的なモデルでした。形としては3ドアハッチなんだけど、後席が異常に広かったです。
  • プレリュード(4代目):アイルトンセナがCMをしていたモデル。2.2ℓ DOHC VTECエンジン(H22A型)を搭載し、5400rpmでハイカムに切り替わった途端、”カーン”というエンジン音となり7900rpmまで一気に吹け上がった。これまで乗ったことがあるクルマの中で最も好きなエンジンです。また電子制御の4WSを搭載し、3ナンバー化(全幅1765mm、全長4440mm)したにもかかわらず最小回転半径は4.9mと小回りがききました。インパネ周りも未来的で、エンジンをオフにすると完全にブラックアウトする電子表示式でした。これは女子受けが良かったです。

※この後、アルファ156に一目惚れして衝動買いすることになります。スタイリングもさることながら、2.5ℓ V6・DOHCエンジン(1970年代設計のV6・SOHCエンジンがベース。当時にしては古くさい設計)の、回転を上げていく時のエンジン音の変化は本当にセクシーだったと思います。

でもニッポンレンタカーで借りたフィットは全然面白みがなく、運転するのがつまらないクルマでした。今のホンダには昔のホンダが持っていたアグレッシブさの欠片も見当たらないので、今回は候補にも挙げませんでした。


話が逸れましたが、とりあえずスイフトスポーツを第一候補として実家近辺のディーラーを検索し、2つあったディーラー(スズキアリーナ系、スズキワークス系)のうち、ワークス系を選んで電話して話を聞きました。

価格も予算内だったので、11月の実家荷物の搬入で富山に帰る際に店に出向いて購入契約した次第。


当初は最短で年末、遅くとも年明け10日くらいに納車できるのではという話でしたが、結局1月28日になったのは先日書いたとおりです。



納車され、実際に運転してみると、レンタカーのスイフトスポーツとは結構違っていました。無論、良い方向でです。

その話は次回に。

実家のリフォーム #4(最終回)

築30年以上の木造家屋をリフォームするに当たっては「蓋を開けてみなければわからない不具合」の存在が当初から想定されていました。なのでそれ用の予算もみてはいたのですが、とてもそれだけでは収まらない不具合が続出。


1.水道の既存配管が使えなかった
床を開けて既存配管を調べる際に配管を少し揺すってみたら折れたそうです。配管の中は半分くらい錆で覆われていました。故に既存の配管は全て新しい物に交換。尤もこれは想定範囲内ではありました。


2.座敷の床下に隣接する路地から雨水が入ってくる
この座敷というのがMyRoom(ベッドルーム兼オーディオルーム)になる場所なんだけど、実は以前からこの座敷は湿気が多くて冬は異常に寒い部屋でした。ちなみに母の居室(和室)も湿気が多くて、「何でだろう?」と以前から不思議に思っていましたのですが、その理由が床を開けてみて判明。大きくは2つの原因がありました。

  • 座敷の床下に隣接する路地から雨水が入ってくる
  • 床下の換気が非常に悪い

ます路地からの雨水進入ですが、元々路地は舗装されておらず土だったと記憶しています。その時は換気口と地面との距離が取れていたので問題なかったけれども、その後路地がアスファルトで舗装され、路地と換気口との距離が短くなりました。その結果、大雨が降ると路地から雨水が内部に入ってくるようです。
さらに悪いのが、座敷の床下の地面が庭(路地の反対側にある)と路地よりも低くなっている(つまり地面を掘って下げてある)らしく、水が溜まりやすく逃げにくい状態になっていました。ちなみに庭側の換気口と庭地面との距離は十分取れているので庭側からの雨水侵入はない模様。

次に床下換気について。本来床下の換気口は立地条件とかを考えて風が通り抜けやすい位置に設置するらしいのですが、実家の場合は座敷下の東西方向(庭側・路地側)、和室の南側(庭側)に換気口があるけれど、何故か北側に換気口が無いために風の通りが非常に悪いそうです。ヤマイチのSさん曰く、何故こんな設計になっているのか理解不能だそうです。
対策として

  • 座敷の路地側からの雨水対策として、換気口の位置変更と雨水が入りにくいタイプに変更
  • 北側(リビングの窓下)に換気口を新設

という2点は決まったものの、それだけでは座敷の床下の湿気対策および床下全体の換気対策として不十分ではないかということとなり、検討していただいた結果、費用対効果を考えると座敷路地側の換気口に強制排気ファンをつけるのが最も良いということになりました。
本当は座敷下にコンクリートを打ってしまうのが良いらしいのですが、実はうちの実家は大通りから細い路地(自家用車は通れるけどトラックは通れない)を入った場所にあり、ミキサーが近くに横付けできないのでコンクリートを打とうと思うと費用が相当(百万円近く)かかるとのこと。流石にそこまで費用を掛けるのは予算的に不可能なので諦めました。


3.既存の天井が使えなかった
当初は予算の関係で天井は既存の物を使う予定だったのですが、天井裏を見てみると小動物の糞が大量にありました。調べてみた結果、壁と屋根の間に経年劣化で穴が開いている箇所があり、そこから入り込んだものと思われます。
この天井をそのまま使うことはできないので天井は新しい物に交換することになりました。壁と屋根の穴はフォーム剤で埋めてもらいました。


4.和室の畳が痛んでいて使えなかった
これも当初は表替えだけする予定だったものの、捲ってみたら畳の芯が湿気で腐っていて使えないことが判明。また畳下の板にもカビが生えていました。仕方ないので新品の畳を入れてもらうことにし、板は防カビ処理した上で防水/透湿フィルムを貼ることに。
畳を替えるにあたり畳屋さんが来てレーザー測定器で寸法を計測して行かれたのですが、話を聞いてみると家によって畳の大きさが微妙に違うそうで、必ず測定するそうです。また測定にはやっぱりレーザーが良いそうです。


以上は解体をした後に判明したものです。以下は完成した後に変更および追加してもらったものとなります。


5.内窓の追加
私の部屋は寒さ対策で当初から内窓をつけることにしていたのですが、実際に住み始めて内窓の効果を実感するにあたり、他の場所(リビングの窓、洗面所の窓、庭に面した廊下のサッシ)にもつけることにしました。

6.MyRoomの内窓に不透明フィルムを貼付
MyRoomのガラスは透明で、雨戸がついています。映画を観る際には部屋を暗くしたいのでその際は雨戸を閉めれば良いし、後でレースのカーテンをつける予定だったので内窓のガラスは透明にしてもらいました。
しかしながらいざ住み始めると雨戸を閉めるのが意外に面倒だなと。夏場は雨戸を閉める際に蚊が入ってくるかもしれないので、レースのカーテンではなく遮光カーテンにすることにしたのですが、そうすると遮光カーテンを閉めない時は部屋の中が丸見えになってしまいます。流石にこれは問題があるので、内窓のガラスに不透明フィルムを貼ってもらいました。
このフィルムが結構高くってレースのカーテンの方が全然安上がりだったけど、遮光カーテンとレースのカーテンの2重にはしたくなかったので(カーテンレールが2列になって壁からの突き出しが大きくなるのが嫌だった)仕方ありません。

7.東京から移設する予定だったエアコンが使えなかった
東京のリビングにつけていたPanasonicのエアコンを取り外してもらう際、エアコン内部がもの凄く汚れていることが判明。さらに左右のルーバーの動きがおかしいこともわかり、廃棄処分にすることにしました。
2台持っていくつもりだったうちの1台が使えなくなったので、キッチン用のエアコン(東芝製の安いやつ)を追加で購入しました。

8.リビングのエアコンを交換
実家のリビングのエアコンの効きがイマイチだったこと、タイマー(毎朝7時にエアコンをつけたかった)が壊れていることがわかったため交換。こちらはヤマイチのSさんお薦めのPanasonicの最新モデル(CS-401DX2)です。母が過ごすことが多い場所なので高機能のタイプにしてもらったのですが、これが大正解でした。
エアコンの交換工事をしてもらったのは年明け7日でした。そしてその翌日から大雪となり室外機(一応台に乗せてはある)も雪に半分埋もれたのですが、この機種は室外機が雪に埋もれても稼働し、また霜取り運転時にはチャージしておいた熱を使うため霜取り運転時に室内の送風が止まることがありません。さらには吹き出す温風の温度が以前使っていたエアコンとは段違いに暖かくて直ぐに部屋が暖まります。
私の部屋につけたダイキンのエアコン(最上位機種)よりも安いのに暖房機能はむしろ優れているかもしれません。
ダイキンのエアコンにも高温風モードがあり通常よりも暖かい温風を出すことができます。またPanasonicにはない換気機能がついているのでダイキンを選んだことを後悔しているわけではありませんが、コスパPanasonicの方が良いかなと思います。

9.モニターホンの交換
元々実家についていたのはただのインターホンでしたが、リフォームの際にワイヤレス子機が使えるモニターホンに交換してもらいました。最初は私の部屋に子機を置いていたのですが、キッチンにいる時間が思っていた以上に長いのでキッチン用に増設子機を購入。しかしながら何故か追加登録できません。
そこでネットで調べてみたところ、つけてもらった機種は子機が1台しか使えないことがわかりました。Panasonicのモニターホンのほとんどの機種(生産終了を含む)は6台まで子機が増やせるにもかかわらず、子機が1台しか増やせないタイプはうちのを含めて2機種だけです。何故この機種を選んだのか、わけがわかりません。
折角つけたのに勿体ないけど、利便性を優先して子機を2台以上増設できるタイプに変更することにしました。これは現在手配中で、来週月曜日にヤマイチさんに工事してもらいます。
実はこれ以外にもJ社が選んできた製品(トイレットペーパーホルダー、洗面所とトイレ内の棚、トイレのタオルホルダー等々)には使いにくい物が多かったので、ヤマイチさんにお願いして全て別の製品に変更しました。キッチン、バスルーム等の主要機器の仕様はチェックしたけど細かいものはお任せしていたので、それが裏目に出た感じ。やっぱり全て自分でチェックしておかないとダメですね。


5〜9は追加費用となるため、最終的なリフォーム費用は当初予算の2割弱の超過となりました。中途半端なのが嫌だから、現時点でやれることはほぼやった結果故に後悔はしていません。ただ、予算の想定が甘かったなと思うばかりです。


以上でリフォームについてのレポートは終了です。

オーディオルーム兼寝室のリフォームについては、後日オーディオセッティングと一緒に触れたいと思います。

実家のリフォーム #3

今回はバスルームから。

●バスルーム クリナップ AQULIA-BATH

cleanup.jp



※窓の右側に見えるビニール袋に入っているものは浴槽蓋です。引き渡し直後に撮影したのでビニール袋に入ったままでした。
※左上の異物は私の指です。


今メーカーサイトを初めて見て知ったのですが、やっぱりクリナップは保温性を特徴にしてるようですね。

さて、詳細はメーカーサイトを見ていただくとして、オーダーした仕様と感想は次の通り。基本パッケージとしてついてくるものも含みます。

  • スムーズ浴槽:浴槽は5種類から選べますが、今回は母が入りやすいことを最優先とし、またぎ部分が最も低いタイプ(通常より7.5cm低い)にしました。その分浴槽の深さが少し浅いので、少し寝そべって入る感じになります。
  • 浴槽内グリップ(追加):これも母用に追加。寝そべって入る際に右手でつかめるので、溺れることがありません。
  • 2ハンドルデッキ水栓(追加):給湯はエコキュートの自動給湯なので本来必要はありませんが、浴槽のデッキに2ハンドル水栓を追加してもらいました。これをつけた最大の理由は、バブルバス(泡風呂入浴剤)を使うためです。自動給湯だと入浴剤の泡が立たないので、東京に住んでいた時は後からシャワーで泡立てていました。その経験から今回デッキ水栓を追加したわけです。といってもまだバブルバスにはしてませんけどね。
  • 浴室換気乾燥暖房機(追加):冬場に浴室を事前に暖めるため、あと洗濯機の乾燥にかけられない衣類(縮みやすい素材とか)を乾かすためには必須です。でもガスの浴室暖房乾燥機に比べると明らかに乾燥能力が弱いですね。ガスの時は1時間で乾いていたものが1時間だと生乾き部分がかなり残っていました。もしかしたら吹き出す風が弱いのかもしれません。200V仕様なんですけどね。
  • 足ピタフロア:濡れていても滑りにくいです。とっても安全です。
  • サポートバー&シェルフ:これもクリナップの特徴らしいのですが、正面カウンター、浴槽の右側デッキ上、シャワーバー、後ろ側の浴槽蓋フックの右側の4カ所に体重を掛けても大丈夫なサポートバーがついています。これだけサポートバーがついていると母が使う際にも安心です。
  • 床夏シャワー:浴室の入口にコントローラー(スイッチ)があって、それを押すと浴室の床にお湯が撒かれます(大体1分間くらい)。東京にいた時は、冬場にシャワーを浴びる際は予めシャワーを出した状態にし、浴室内と床を暖めてから入っていました。またお風呂を入れる場合は浴槽に蓋をせずにお湯を張ります。そうすると湯気で浴室が暖まって入る際にはいい感じになっていますが、床は冷たいのでシャワーで暖めてました。でもこの床夏シャワーがあれば床の暖めはワンタッチでできるので、シャワーの際も、お湯をためて入る際も、もの凄く便利です!


※この横長のノズルからお湯が散布される


上記の他に、浴室内のカラーコーディネイトにクリナップ独自の特徴があります。
それは、浴室パネル(長方形)を縦方向ではなく横方向に貼っているので(結果、上中下段の3段貼りとなる)、下段と上中段のカラーリングを変えられること。ジョーシンのリフォームカタログで他メーカーのバスルームを見てみたのですが、上下方向でカラーリングを変えられるのはクリナップだけみたいです(他メーカーの浴室パネルは縦方向に貼っているので、カラーは鏡・シャワーのある壁面のみ変えられる仕様みたい。ちなみにクリナップも正面壁のカラーだけを変えることは可能です)。

私は下段をダーク系、上中段をホワイト系にしましたが、上下の2トーンカラーを選べるのってかなりポイント高いと思います。あくまで個人的な感想ですが、カラーコーディネイトの仕様に関してはクリナップが一番優れてますね。

あと、Panasonicのプライベートビエラ(バッテリー駆動/防滴仕様)を買って、S字フックでサポートバーからぶら下げて、お風呂でTVを楽しめるようにしました。

実際にはTV放送ではなく、YouTubeか、ディーガに録画してある番組をお部屋ジャンプリンクで観ることが多いですが、お風呂タイムには必須ですね。脱衣場の天井裏に無線LANのアクセスポイントを設置したので映像が途切れることなく快適に楽しめます♪
勿論、BoseのBTスピーカーを持ち込めば、音楽も楽しめます♪

お風呂タイムは冬の大きな楽しみなので、バスルームにはキッチンとともにかなり拘りました。その甲斐もあり、とても快適なバスライフを楽しんでいます♪


●洗面台 クリナップ Sシリーズ


洗面台で拘ったのはサイズだけです。ジョーシンによると75cm幅を選ぶ方が多いらしいのですが、90cm幅にしました。
マンションに住んだことのある方だとわかると思うけど、マンションの洗面台って壁と壁の間にカウンターを渡して設置するタイプが多く、そのタイプだと洗面台のスペースが広いんですよね。それに慣れてしまうと75cm幅の洗面台って凄く狭く感じるので、90cmを選んだ次第。

洗面台とは関係ないけど、洗濯機用の水栓はお湯と水の混合水栓にしました。これだと冬場もぬるま湯で洗えるし、洗濯機自体の温水洗浄機能を使うよりは電気代が安く済むと思います。


●トイレ TOTO タンク式

トイレは排水溝までの距離の問題があるため、安全を期して最新の節水型ではなく昔ながらのタンク式になってしまいました。これは仕方ありません。

トイレで唯一拘ったのは、ハンドソープが置ける手洗いを別に取りつけたこと。トイレのスペース自体が狭いので手洗いスペースが限られること、ハンドソープが置けるタイプが少ないこともあり、最終的には飲食店で見かけるようなタイプになってしまいましたが、ハンドソープを使わない手洗いなんて意味ないので、これまた仕方ないですね。

冬場はトイレ内の気温が5度を切ることも多いためセラミックヒーターを入れ、母用のサポートバーも設置しました。
またトイレが洗面台とは離れた場所にあるため、手洗い前に鏡も取りつけました。


●その他

これまで書いてきた以外で拘った点は、玄関ホールおよびトイレ前廊下、トイレ内の照明をセンサー式にしたこと。
母が夜に自室を出てトイレに行く際、導線およびトイレ内の照明は全て自動点灯/消灯となり、トイレの蓋も自動で開閉するので、楽ちんです。導線には全てサポートバーを設置してあるので、転んで怪我する危険性も低いです。
サポートバーは、他にも玄関ホール、バスルーム入り口横、リビングのソファー横、キッチンにも設置し、安全に配慮しました。

あと、富山は冬が寒いので、キッチン、バスルーム、納戸の3カ所以外の窓およびサッシには全て内窓をつけました。これにより、リフォーム前に比べ寒さはかなり和らぎました。暖房効率も良いはずなので投資効果は高いと思います。


実家リフォームにおける設備面の話は以上です。

次回(実家リフォーム最終回)は大変だった点について書き留めておこうと思います。

再びの雪

せっかく新車が届いたのに、また雪が降ってきて埋もれつつあります。


でも年明けの大雪に比べれば大した雪ではありません。あの時は納車されるまで借りていた代車のアルトがこんな感じになりましたから。



実は昨日からスイスポを少しずつドレスアップし始めており、今日は前後ウィンカーをステルス化するつもりだったんだけど、これでは作業できません。


雪は明日の朝くらいまでで、それから気温も上がっていくという予報なので、月曜日か火曜日に作業しようと思います。

実家のリフォーム #2

今回の実家リフォームにおいて、キッチン、バスルーム、洗面台、トイレをどのメーカーの製品にするかは大きく迷うところでした。

まあトイレはTOTO(もしくはPanasonic)にするつもりでしたが、キッチン、バスルーム、洗面台についてはカタログを見ても正直良くわからないんですよね。

なので、ジョーシンの担当者には「とりあえずお薦めを提案して下さい」とお願いし、出てきたのがクリナップでした。クリナップにはキッチンというイメージしかなかったけど、バスルームや洗面台もあるんですね。


コロナの影響があったので、手配できる機器での提案になったという点はあるにせよ、何故バスルームもクリナップなのかと聞いてみたところ、「保温性」という答えが返ってきました。

この冬の大雪についてはニュースでも散々報じられましたが、その際に富山が取り上げられることが多かったと思います。そう、最近こそあまり雪が積もらなくなったものの、実は富山って豪雪地帯なんですよね。

私が子供の頃は町中が雪で覆われていたし、小学校でスキーの授業(スキーを履いて校庭を歩く?だけ。よく言いえばノルディックみたいな感じ)がある時にはスキーを履いて学校に行った記憶があります。また母の話では、玄関が雪で埋もれてしまったことがあり、その時は屋根裏の窓から出入りしたこともあるそうです。

暖かい地域だったら違う提案をしたかもしれないけど、富山の寒さを考えるとクリナップが良いと。


正直真偽の程はわかりません。でもクリナップを否定する理由も特になかったので(カタログを見ても他社に劣っているとも思わなかった)、提案通りクリナップベースで考えることにしました。


するとジョーシンの担当者から「時間を作ってクリナップのショールームに行ってもらえませんか?」とのお願いが。その時は「カタログで見るよりも実物を見た方が機種や色を選びやすいからだろうな」と思っていたのですが、実はクリナップのショールームってただのショールームではなかったことを後から知りました。


当初は富山のショールームに行くつもりで予約を入れてもらったものの、結局その前の用事が押してしまい、東京に帰る新幹線の時間に間に合わなさそうだったので一旦その日の予約はキャンセルし、東京に戻ってから東京近辺のショールームに行くことにしました。

後日ネットで調べ、東京の自宅から一番近い新宿ショールームに行こうかと思ったのですが、予約が一杯で取れません。仕方なく練馬ショールームに予約を入れ、電車を乗り継いで訪問しました。


コロナの影響もあるのか私以外のお客は1組だけだったので、じっくりと見て回り説明を伺うことができたのですが、アテンドしてくれた方はジョーシンからの提案内容を既に把握されていました。そう言えば予約を入れる際に、リフォーム担当会社、担当者、見積番号を入力したのですが、それがショールームと共有されていたわけです。

「なるほどなぁ」と思いつつも、「まあ今時だったら当然か」とも思いながら、素材とか色を選んでいきました。バスルームに関しては今時流行のバーチャルシミュレーションができ、最終デザインをプリントアウトしてもらえます。

この時はこのプリントアウト(というかショールームで決めていった部材、色、オプション等の選択)が大きな意味を持つとは知りませんでした。それを知ったのは、ジョーシンからの最終見積の際です。

実はこのショールームでの選択が、そのままジョーシンからの見積(つまりはクリナップからの見積)に反映されていたのです。

私はショールームって文字通り「実物を見る場所」だと思っていましたが、単にそれだけではなくって「商談機能(仕様決定)を担っている場」でもあったのです。

そしてショールームで決めた情報が関係者間での共有情報となり(ジョーシンの見積だけではなく、下請けであるヤマイチさんにも情報が共有され工事に反映される)、以降の作業はその情報をベースに進むため、ショールームでいい加減な選択をしてしまうと後々大変なことになるわけです。


そのことを実感する出来事が後日起きました。

最終見積のドラフト(ショールームでの選択が反映されている)から、いくつか(浴槽のドアタイプ、シャワーバーの位置、キッチンのハンドルカラーなど)変更して欲しいとジョーシンさんに依頼しました。その時は「わかりました」ということだったのですが、完成後に確認すると最終見積の仕様のままだったのです。


その時思い出したのが、バスルームの浴槽の向きの話。原案ではドアを入って左手に浴槽、正面にシャワー&水栓、浴槽の頭側に窓というレイアウトだったのを、ヤマイチさんからの提案で、ドアを入って正面に浴槽、左手にシャワー&水栓、浴槽左の足下側に窓というレイアウトに変更しました。

その話をした時は当然ジョーシンさんも同席していましたが、クリナップからの最終仕様に変更が反映されていないことをヤマイチさんが気づき、クリナップに対して変更依頼をしてもらったということがありました。

どちらもジョーシン担当者からクリナップに変更情報が伝わっていないことが原因だったわけですが、要するにクリナップ側の情報が正しく更新されないと物事が正しく進まないわけなのです。キーになるのはジョーシン側の情報ではなくクリナップ側の情報なのです。

結局、浴槽のドアタイプ等々は目をつぶることにしました。どちらのタイプを選ぶにせよ一長一短があったので、まあいいかと。


クリナップ以外のメーカーがどうなのかは知りませんが、もしリフォームや新築等でクリナップを選ぶ際は、ショールームで決めたことが全てのベースになることをぜひ知っておいて下さい。そして仕様変更する際にはクリナップ側の情報が変更されているかどうかを必ず確認して下さい。でないと私と同じ轍を踏むことになりますから。


最後に、今回選定した製品について知り得たことや気に入った点を触れておきます。(注:クリナップ独自の特徴ではなく他社にも同じような仕様や機能があるかもしれません)


●キッチン クリナップ STEDIA 扉カラー:class2・ボーテシルバー

写真ではわかりにくいかもしれませんが、扉は全てステンレスになっています。

ジョーシンからの最初の提案はホワイト系のカラー(ペアウッドホワイト)だったのですが、ショールームで実際に見てみるとなんか安っぽい白で気に入りません。同じ白系ならクリスタホワイトの方が品があるのでそちらにしようと思いつつショールームの中をうろうろしていたところ、目に入ってきたのがオールステンレスのキッチンでした。

一見すると業務用キッチンっぽくも見えますが、よく見ると業務用とは違う繊細さや柔らかさがあります。完全に一目惚れし、これに決定。
後でヤマイチのSさんから聞いたところによると、ステンレスは表面温度が低いのでGが寄りつきにくいそうです。

ちなみに同じグレード(CENTRO、STEDIA他)であればキッチンとしての機能の違いはなく、扉カラーのclass(1〜5)の違いが価格に反映されるという構造です。


このSTEDIAに、オプションで食洗機、200V電気オーブンレンジ(熱風循環加熱式)をつけました。


まず食洗機ですがジョーシンのカタログでは食洗機はPanasonicリンナイの2機種が選べることになっていて、ジョーシンの見積ではリンナイになっていました。東京で使っていたのがPanasonic だったので、今回は違うメーカーにしてみようかと思いリンナイのままにしておいたのですが、実際に使ってみると使い勝手が随分違います。

特に違うのが、入れられる食器の種類と数が違う点。私が受けた印象では、Panasonicは洋食ベースの食器が得意でリンナイは和食ベースの食器が得意な感じ。富山に引っ越してきて母を迎えるまでの間は東京と同じような食生活(使う食器はお皿とか大きめのボウルが多い)をしていたのですが、リンナイだとPanasonicと同じようには食器を入れられなかったのです。

あまりに使い勝手が悪いので、勿体ないけどPanasonicに替えてもらうことも考えていたのですが、母を迎え入れた後は和食中心の食生活となり、使う食器もごはん茶碗、お椀、小鉢、小皿が多くなりました。そうすると俄然リンナイが使いやすいのです。
なので、食洗機を買う際には食生活のスタイル(使う食器の種類と数)を考えて機種を選んだ方がよいようです。


次に電気オーブンレンジについてです。東京ではガスコンベックを使っていたので、普通の電気オーブンレンジではなく熱風循環加熱式にしたかったというのが拘りの1つ。ちなみに富山は都市ガスがないので(ガスの場合はプロパンとなり不便)必然的にオール電化となります。

ガスに比べると電気オーブンは予熱に時間がかかるという印象だったけど〜実際、ビルトインとは別に使っているシャープのオーブンレンジ(100V)は余熱にかなり時間がかかる〜200V機種だとガスよりもやや長いかなと言うくらいで余熱が完了するので、ストレスがなくて良いです。焼け具合もガスコンベックと遜色ありませんね。やっぱり熱風循環加熱式にして良かったです。

レンジ機能はガスコンベックに比べると圧倒的に優れているので(私が使っていた機種ベースの話なので、最新のガスコンベックがどうなのかはわかりません)、総合的には電気オーブンレンジの方が良いかも。


IHクッキングヒーターはオールメタル対応ではない標準的なグレードにしたのですが、1口だけオールメタル対応にしておけば良かったと少し後悔。ティファールのフライパンのうち、28cmと20cmがIH非対応だったことが後にわかり買い替える羽目になりました。
まあそれは大した金額ではないから良いものの、最悪だったのがラゴスティーナのパスタロボがIH非対応だったこと。30年近く前に買った物なので仕方がないとは言え、ちょっとショック。捨てるのも勿体ないので弟にあげることにしました。

IHクッキングヒーターの使い勝手については、最初は出力数値(とろ火、1〜9)と実際の火力具合がつかめずに苦労しましたが、今はかなり慣れてきました。別に持っている単体のIHクッキングヒーター(1200W)に比べるとかなり強力なので、お湯を沸かすのは速いですね。

でもIHクッキングヒーター以上に便利だと思ったのがビルトインのIHグリル。ただのグリルかと思いきや、実はIH対応の鍋(グリルに入る大きさのもの)を直接加熱できたり、オーブン機能までもついていました!

母の朝食に毎日魚を焼いて出すのですが、フライパンシートの4辺を立てて皿状にし(魚を焼いた時に出る脂がこぼれないようにする)、その中に魚を置いてグリルで焼くと、フライパンシートを捨てるだけで後片付けが完了するのでとても便利! これはガスのグリルだと出来ないので(フライパンシートがガスのグリルには対応していない)IHグリルならではの利点です。


トータルとしてはまあまあ使いやすいキッチンに出来たと思うけど、ハンドシャワー付き混合水栓にTOTO(水ハネしにくいシャワーモードがある)を選べなかったのが残念。これはいずれDIY交換するかもしれません。


長くなってきたので、バスルームと洗面台は次回に。