現在使用中のGustard R26はRー2R型(マルチビット)のDACで、ΔΣ型(1ビット)の音があまり好きではない私にとってR26の音はとても好ましく感じています。
現状特に不満はないのですが、R30の製品説明を読んでその音を俄然聴いてみたくなりました。
理由はいくつかあるけど、その最大のポイントはRー2R(ラダー)モジュール自体の性能アップとR-2R〜アナログ段のクアッドモノラル化です。
まずR-2Rモジュールについてですが、R26では20ビット*だったラダー回路がR30では27ビットになり、結果としてダイナミックレンジはR26の115dBからR30では123dBとアップしています。
※R26のビット数は公式発表ではなくラダー回路写真からの推定です。
8dB違うと言うことはダイナミックレンジが約2.5倍違うことになり、個人的には微小音領域での音の再現性(ディティール)がさらに向上しているのではないかと期待しています。
そしてR-2R〜アナログ段(LPF:ローパスフィルター / パッシブプリアンプ)が、R26のデュアルモノラル構成(L/Rのステレオ構成)から、R30ではクアッドモノラル構成(L+/L-/R+/R-の完全バランス構成)へと大きく変わりました!
※ちなみにR26もそうだけど、アナログ段は完全ディスクリート設計でオペアンプ等のICは一切使用していません。良い回路設計と良い部品を使うという前提だけど、音の良さは "ディスクリート回路 >> IC等のチップを使った回路" だと思っています。
今使っているHIFIMAN Prelude(ヘッドホンアンプ)も完全バランス構成なので、DACからヘッドホン(バランス駆動)までの回路全てが完全バランス構成のシステムとなります。
理論的には音の分離度と力強さがアップするはずだけど、音云々以上に"最初から最後まで完全バランス構成なのは気持ち良い"のです。
◆R30の内部

※縦長の4つのモジュールがR-2R回路。金属箱で覆うことにより、温度を下げながらワイヤレス干渉からも保護しているそうです。
※4つのR-2Rモジュールの間にOCXO(灰色の箱)およびGCLK-02シンセサイザー回路(金色の箱)があります。
※R-2Rモジュールの間の銀色の横長の箱はデジタルフィルターで、その上に顔を出しているGの文字(青色)が書いてあるチップがFPGAです。
※電源回路は50Wのトロイダルコアトランスを2個(アナログ用とデジタル用を分離して)使っていますが、この構成はR26と同じですね。
※写真をクリックしてオリジナルサイズを見てもらうとわかりやすいですが、どうやら基板は3段重ねになっているみたい。最下段の大きな基板の下の方に電源回路、その上にR-2Rモジュール、その上にアナログLPF回路があって、左右のLPF回路の間にパッシブプリアンプ回路がある模様。
※二段目の基板はデジタル回路(クロック関連、デジタルフィルター、USB入力など)で、三段目(最上段)の小さな基板がネットワークストリーマー回路のようです。
【11/9追記】
※4つのR-2RモジュールがL+/L-/R+/R-のそれぞれに対応しているのかと思っていましたが、そうではなくて、1つのR-2Rモジュールが2ch分に対応しており、2つのモジュールの出力を合算(平均化)することでノイズを削減しているようです。
この2点以外の気になる特徴は以下の通り。
- 音量調整回路(回路ごと切り離し可能)がR26のデジタルボリュームからリレー&抵抗によるアナログボリュームに変更された。これによりデジタル領域でのビット落ちが無くなる。
- 有線ストリーマーが機能アップした。R26にも有線ストリーマーは搭載されていたが、音自体は良かったけど使い勝手と安定性が悪く使えなかったのでR30には少し期待している。
- OCXO(恒温槽付水晶発振器)の採用によるクロック精度/安定性の向上。私は現在10MHz外部クロック(LHY Audio OCK-2)を使っているが、念のためR30の内部クロックとの比較試聴を行い、もし内部クロックの音の方が良かったら(音が好みだったら)内部クロックを使うつもり。
音量調整回路について付け加えておくと、今使っているR26はデジタルボリュームなのでビット落ちによる音質劣化を避けるためにバイパスして使っています。
ただヘッドホンアンプのPreludeが10Wという非常に大きな出力なので、HIFIMAN Arya Organic(ヘッドホン)を使う場合はPreludeのボリュームをちょっと動かしただけで音量が大きく変わるため、現在はPreludeの出力ゲインをLow(出力を抑えるための抵抗を通る)にして使っています。
※最初はPreludeのゲインをHighで使っていたけど、あまりに使い勝手が悪いので已む無くLowで使っている次第。
なので、もしPrelude側でゲインを落とすよりもR30側でゲインを落とす方が音が良ければ、そうしたいと思っています。
※そうすればPreludeでのボリューム調整が格段にやりやすくなるので。
まあ、メーカーが並び立てる美辞麗句なんて当てにはならないと思っているけど、R30は今使っているR26のアップグレードモデルなので、R26の音が気に入っている私としてはR30には期待しているわけです。
ちなみにR30ですが、amazonの配送予定は11月17日〜25日となっていたけど、10月28日にFedexで発送したという連絡が届いています。
トラッキングした結果では、30日(本日)に既に日本での通関手続きが完了して国内配送業者(佐川急便?)に引き渡されており、何と明日(もしくは明後日)には届きそう。
※27日にamazonで注文したので、明日到着であれば4日で中国から届くことになりますね。いつも思うけど、Fedexだと本当に速いです。特に通関にかかる時間が爆速です。
amazonの配送予定って何だったんだと思わなくもないけど、早く届くならそれに越したことはありませんね...(^_^)
※(R30の動作および音を確認した後)R26はヤフオクに出そうと思っていますが、ヤフオクに出すのは面倒なので、もし欲しい方がいらっしゃったらメール(当ブログのプロフィール欄に書いてあります)でお知らせください。売却価格は8万円(送料別)です。
※お陰様で数名の方からお問合せをいただき、無事に嫁ぎ先が決まりました。ありがとうございました。
【10/31追記】
Fedexのトラッキングで"信頼できるサードパーティ委託業者がパッケージを配達中です(A trusted third-party vendor is on the way with your package.)"と表示されていたので、国内配送業者と伝票番号を調べようとしたのですが、Web上では確認できませんでした。
結局、営業開始時間の9時にフェデックス・カスタマーサービスに電話をして教えてもらいました。(電話番号はググるのが手っ取り早いです)
ちなみに「フェデックス輸入通関・配送状況検索サイト」で確認できる場合もあるみたいですが、今回の荷物については確認できませんでした。
「フェデックス輸入通関・配送状況検索サイト」の使い方はこちらのブログに載っています。

