memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Marshall Woburn IIIでCDを聴きたい!

昨年5月にQobuzとAmazon Unlimitedの比較試聴を行った結果、Qobuzを契約したことは以前のブログで書きましたが、当初は"最近流行りの音楽をチェックする"ことが目的だったものの、使っているうちに"好きなアーティストの持っていないアルバムを聴く"ことも多くなりました。

でも一々アルバムを選ぶのは面倒なので、今は"好きなアーティストのプレイリストを聴く"ことが増えています。

Qobuzではお薦めのプレイリストが表示されるのですが、その中に"NUMERO GROUP"という見慣れないプレイリストがあるのに気づきました。

ググってみたところ

"このレーベルは2003年に設立されたアメリカのレーベルで、誰も知らないようなアングラサイケやレアグルーヴアンビエントなどのアーティスト音源を掘り返してLPやCDにして発売しているといった感じです。"

とのこと。

「なんか良さそうかも?」と思ってQobuzにある"NUMERO GROUP"の"スタート・ガイド"、"エキセントリック・ソウル"、"グローバル・ファンク・ガイド"、"さまよえる旅人"、"スロー・コア"、"ベースメント・ビーハイブ"、"シューゲイザー"といったプレイリストを片っ端から聴いてみたのですが、「エキセントリック・ソウル」と「シューゲイザー」が良い感じで、特に「シューゲイザー」はグッときました♪

「エキセントリック・ソウル」は字面からなんとなく想像できるけど、「シューゲイザー」って聞いたことがないので「何だろう?」と思ってググってみました。

シューゲイザーShoegazer)は、1980年代後半〜90年代初頭にイギリスで誕生したロックのジャンルです。最大の特徴は、大量の空間系・歪みエフェクターを駆使した「轟音ギターの壁」と、甘く囁くようなボーカルが融合した、浮遊感のある幻想的なサウンドです。
ライブ中に、足元(エフェクター)を注視(Gaze)しながら演奏する姿から、音楽メディアによって名付けられました。

【代表的なバンド】
My Bloody Valentine (マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン): 『Loveless』は金字塔とされる
・Ride (ライド): 轟音とポップな旋律を両立
Slowdive (スロウダイヴ): 空間系の広がりが特徴
The Jesus and Mary Chain (ジザメリ): シューゲイザーの先駆け


「えっ、SlowdiveThe Jesus and Mary ChainってCD持っている気がする...」と思って探してみたら、やっぱりありました!

このうち"The Jesus and Mary Chain" の"HONEY`S DEAD"はQobuzにあったけど、"Slowdive"の"blue day"はありませんでした。

そこでCDを聴いてみたくなったわけなのですが、以前から「メインシステムのOracle(CDトランスポート)を使うのは面倒だから、手軽に聴けるCDトランスポートかCDプレーヤーがあるといいな」と思っていたこともあり、「だったら死蔵してあるTEAC PD-501HRを引っ張り出してきてMarshall Woburn IIIで聴けるようにすればいいじゃん!」と思い立ち、クローゼットの棚に元箱に入れてしまってあった501HRを引っ張り出してきてセッティング。

ブログ記事で確認したところ、501HRは2013年の年末に購入して2016年くらいまで使っていたようなので約10年ぶりの再稼働となりますが、元箱に入れて保存しておいたので多分大丈夫でしょう。

フロントのレバースイッチをONにすると電源は問題なく入り、CDもすんなり読み込んでくれました。

リモコンの再生ボタンを押し、いよいよ10年ぶりの音出しとなるはずだったのですが、再生時間表示が00:00:00から一向に進みません。

しばらく待っていると00:00:00から00:00:01になったのですが、その際にWoburn IIIからバリッというデジタルノイズが!

そして再び無音状態となり今度は00:00:02になったタイミングでまたデジタルノイズが出ます。

どうやらCDをちゃんと読み込めておらず、再生時間が1秒進むタイミングでノイズが出ている模様。

やっぱり10年ぶりだから稼働部のグリスが固くなっているのかなと思い、電源を入れたまましばらく放置してみることにしました。

そして1時間後、再度試してみたところ今度はちゃんと音が出ました!

やれやれ...と思いつつ、鳴らした状態でキッチンにタバコを吸いに行ったのですが、戻ってくると音が出ていません。

再生表示を確認すると、5分くらい進んだところで再生状態のまま止まってしまっています...( ; ; )

これはダメかな..と思ったけど、もしかしたらCDのせいかもしれないから別のCDで試してみることに。

しかしながら症状は変わらずだったので、やはり501HR自体が壊れている模様。

これは諦めるしかないと思いEJECTボタンを押したのですが、今度はCDが出てきません!

何度押してもダメなので、一旦電源を切って再び電源を入れるとNO DISCの表示が!

嘘でしょ...と一人ごちつつ何回か電源を切ったり入れたりしていたら、"2B"というエラー表示が出ました。

直ぐにネットで調べてみると、

TEAC PD-501HRの「エラー 2B」は、主にファームウェアのアップデート失敗時に発生し、原因はメディアの不良、ファイナライズ未完了、またはファイルが存在しない可能性が高いです。メディアを取り出し、異常を確認して再試行してください。
対処法:
アップデートデータの再確認: アップデートファイルがディスクに正しく書き込まれているか確認してください。
メディアの確認: 使用しているディスク(CD-Rなど)に傷や汚れがないか、またはファイナライズが正しく行われているか確認してください。
再操作: 一度本体からメディアを取り出し、再度アップデート手順を実行してください。
症状が改善しない場合、ディスクやドライブの異常が考えられます。TEACのリリースノートにある手順を再確認してください。

とのことだけど、別にファームウェアのアップデートをしているわけではないのでピンと来ません。

症状から推測するに、ピックアップレンズが汚れていて読み込みに支障が生じているか、あるいはピックアップレンズ自体がスムーズに動いていないかのどちらかな気がします。

なので、ダメ元でレンズクリーニングディスクを使ってみようと思ったものの、まずは飲み込まれたCDディスクを取り出さないことには何もできません。

それから電源を入れたり切ったりすること数回目でようやくCDを認識してくれ、EJECTボタンで取り出すことができました...^^;

ようやくクリーニングディスクの出番ですが、正直言うとスロットローディングタイプのCDプレーヤーにはあまり使いたくはないし、今の501HRの状態だと再び取り出せなくなりそうな気がします。

とは言え、501HRはもう使えなさそうな気配がプンプン漂っているので、まあいいか...と。

クリーニングディスクはすんなり入って行き、内部でちゃんと回っている音がします。

これはうまくいったかなと思いつつ停止ボタンを押したのですが、回転は止まりません!

当然EJECTボタンもダメで、ずっと回りっぱなしです。

どのボタンを押しても受付けてくれないので、仕方なく電源を切りました。


ここで暫し考えます。

一時的にせよ音が出たということはDAC〜アンプ部は生きているし、ドライブも動くことは動くから電源部も大丈夫そう。

となるとドライブ本体に問題がある蓋然性が大です。

TEACに修理に出してもいいけど3〜5万円前後かかりそうだから、5万円台で購入した製品にそこまで費用をかけるのは馬鹿馬鹿しい気がします。
※以前NT-505が壊れた(ネットワーク機能が使えなくなった)際に見積もりを取ったら、基板交換で4.5万円かかると言われたので修理をやめにしたことがあります。今回はドライブ交換になると思うので同じくらいかかるかもしれません。
※ちなみに501HRの標準価格は9万円強でしたが、値崩れが進んでいてかなり安く(5万円台で)購入しました。

だったら自力でバラしてみるか、という結論に。

不具合箇所を修理できるとは思わないけどクリーニングディスクの救出くらいはできると思うし、ドライブ交換がすんなりできそうだったら直せる可能性もありますからね。

と言うことでバラしました。

まずはサイドパネル、天板、フロントパネルを外します。フロントパネルにつながっているコネクタの1つがどうやっても抜けなかったので繋げたままで続行。

ドライブのスロット口を見ると金属のシャッター板がありました。CDディスクを強引に引っ張り出そうにもこのシャッター板が邪魔して引っ張り出せないので、諦めてさらにバラします。

ネジではなくプッシュリベットを使っている場所が3箇所あり、リベットを破損しないよう取り外すのに少し手間取ったけど、何とかドライブアッシーを取り外せました♪

スロット口のアップ。上側の金属板が動くみたいなのですが、その仕組みがわかりません。

考えていても仕方ないから、ドライブアッシーからドライブユニットを取り出してさらにバラします。
ドライブユニットの天蓋を開けるとようやく飲み込まれたCDディスクが現れました!

取り出したドライブユニットを観察してみたけど、メカニズムの大部分がさらに内部に隠れているため何がどう動くのかさっぱりわかりませんでした...( ; ; )
またピックアップレンズもほとんど汚れていなかったので、手の打ちようがありません。

使用しているドライブはDV-P28SS-W50というモデルで、2012年製でした。

このドライブを入手できれば直せるかもしれないのでググってみたのですが、DV-28S(2007年製)という以前のモデルの中古は見つけたけどドンピシャなドライブは見つけられませんでした...(T . T)

と言うことで修理は諦め、元通りに組み立てました。
成果はクリーニングディスクの救出だけだったけど、素人仕事なのでこんなものでしょう。


これで501HRには諦めがついたので、代わりになる新しいCDトランスポートかCDプレーヤーを買おうと思ってamazonを見てみました。

気になったのは次の3製品(いずれもトップローディング)で、レビューを見ると音はかなり良さそうなんだけどドライブの不具合もちらほらあるようで...。

  • S.M.S.L PL200T(CDトランスポート)
  • S.M.S.L PL200(CDプレーヤー)
  • SHANLING ET3(CDトランスポート)

ブランド自体はそこそこ有名だけど中華製だし、何より価格が75000円〜130000円もするので、Woburn IIIでCDを聴くためだけに投資する金額としては高すぎます。

実は現在ヘッドホンシステムで使っているU18(DDコンバーター)を昨年秋に発売された新製品のU26に買い替えようかどうしようか迷っている最中で、投資するならU26の方が断然魅力的だよなぁと思うわけで...。

と言うことで、新しいCDトランスポート/CDプレーヤーの導入は止めにし、面倒だけどメインシステムのOracleを使うことにしました。

実のところOraclecでCDを再生すること自体は大して面倒ではなくて、Oracleの埃除けとして被せてあるアクリル製ダストカバーを外すのが面倒なのです。
※カバー自体がそこそこ重くて滑りやすいし、Oracleにぶつけたくないから必然慎重にならざるを得なくて...。

そこでダストカバーはしばらく外したままにしておき、Oracleを使わない時にはホコリよけの布を掛けることにしました。

Oracle CD2000 mk3は2024年6月にこおろぎさんが来訪された時以来使っていないので、実に1年8ヶ月ぶりの電源投入となります。

501HRで少しだけ聴くことができた"Slowdive/blue day"を再生したのですが、まだ電源を入れたばかりなのに出だしの音の厚みがまるで違いました!

やっぱりOracleって凄いなぁと思った一方、最初からOracleを使っておけばこの3時間は無駄にならなかったわけなので、ここに来て疲れがどっと押し寄せてきた次第...。

それにしても、過去に使ったEsotericのP50sとUX1は一度も不具合が起きなかったのに、TEACはNT-505とPD-501HRの両方とも故障したことを考えると、やはりハイエンド機と普及機では作り(信頼性)が違うんですね。

もう二度とTEACの製品を買うことはないだろうなぁ...。