memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

NAS構築 ①:Synology DS224+ & HAT3300-4T(2台)の導入

写真の撮影データとリッピングした音楽ファイルの保存のため、NASを構築することにしました。

実は富山に帰って来た時に構築しようかどうか迷ったのですが、その時は大したファイル容量ではなかったので、MacBook ProSSDの中に保存したファイルを外部SSDで(たまに)バックアップすることにしました。

昨年、写真撮影の趣味に火がついてZ8とZfを導入することになったのですが、Z8は画素数が大きいので必然データサイズ(基本的にRAWで撮影)も大きくなり、MacBook ProSSD(2TB)も残容量が30%になってしまいました。

外部SSDへのバックアップも、実際にやってみると結構時間がかかるので面倒です。

またCDが1000枚以上あるのですが、リッピング済みのCDはまだ300枚位で、残り全てとは言わないけど、あと300〜400枚くらいはリッピングしてネットワークオーディオで使えるようにしたいなと...。

ちなみに今使っているMacBook Proは2021年に導入したM1 Proチップの機種ですが、早ければ再来年(2026年)に買替えかなと思っています。

でもそれまでにSSDの容量が逼迫するのは必至だし、そもそもMacBook ProSSDって価格が高いので、NASにデータ保存するようにすれば今後購入するMacBook ProSSDを大容量にする必要がなくなり、導入コストを抑えることができます。
※写真は直近1年分の撮影データだけMacBook Proに残しておいて、それ以外はNASで保存。音楽ファイルはリッピングデータの保存先をNASに設定してMacBook Proの中には残さない形にすれば、MacBook ProSSDは1TBあれば十分かなと。

まあ、今すぐNASを構築しなければならないという状況ではないんだけど、思い立ったが吉日と言うことで、NASを構築することにしました。
※先延ばしにすればするだけデータは増えていくので、データ移行に時間がかかりますしね。


導入するNASのメーカーはSynology一択でしたが、機種については少し迷いました。

所詮は家庭用なので最初はDS223jで良いかなと思ったのですが、仕様を調べてみるとCPUが1.7GHz(Realtek RTD1619B)で、メモリも1GBしかなく増設はできません。

流石にメモリ1GBは少な過ぎる気がするしCPUもインテル製の方が安心なので、DS224+と4TB・HDD(Synology HAT3300-4T x 2台)のセットを購入しました。
※CPUはIntel Celeron J4125で2.0 (ベース) / 2.7 (ターボ) GHzで動作。オンボードメモリは2GBで+4GBの増設が可能。
※HDDはWD RED plus 4TBと迷ったのですが、純正の方が何かあった時に面倒くさくなさそうなので、今回はSynologyのHDDにしました。

増設メモリについては、Synologyのサイトでは4GBの増設(オンボード2GBと合わせて6GB)が可能という事になっていますが、ネットで調べてみるとトータル32GB(オンボード2GBを含む)まで認識するという情報があり、実際に16GBのメモリを増設してトータル18GBで問題なく運用できているという情報が複数あったので、スペック過剰とは思いつつも16GBのサードパーティー製メモリを購入しました。
※純正メモリ以外の使用は保証対象外ですが、純正は当然ながら4GBしかラインナップされておらず、しかも実売1.2万円前後という馬鹿馬鹿しい価格設定なので、個人使用であればサードパーティー製を選ぶのは必然かと。
※メモリは明日届く予定です。


NAS本体とHDDは本日午前中に到着したので、とりあえずセットアップしてネットワークにインストールしました。

DS224+とHDD2台。

前面のカバーを外すとドライブベイにアクセスできます。

ドライブトレイにHDDを挿入し、両サイドの固定プレートをHDDのネジ穴に合わせて取り付ければOK。ネジ止めの必要はありません。

あとはドライブベイにトレイを挿し込むだけです(ホットスワップ対応)。

2台のHDDを挿入した状態。

カバーを取り付ければ完成。

Synology WRX560(WiFi-AP)の横に設置し、WRX560の2.5GbEポートにNASを接続しました。

なおDS224+付属のACアダプタ(スイッチング電源)は12V/5Aだったので、1台余っているELSOUND製リニア電源(12V/2.5A)は使えませんでした。

ネットワークオーディオのノイズ対策的にはリニア電源にしたいところなのですが、12V/5Aのリニア電源ってELSOUNDでもAudioDesignでもラインナップされていないので、今回はFX audioのPetit Susie&Petit Tank LEを間につけてノイズ対策することにしました。
※Ediscreation LPS JPSM -12V/10A LOW NOISE LINEAR POWER SUPPLY-なら余裕だけど、NASより高くて15万円弱もします...(^^;;

ちなみにAV用スイッチではなくWiFi-APにNASを接続したのには理由があります。

一つは、データをバックアップするクライアント機器がWiFiでネットワークに接続するMacBook ProiPad Pro、iPhone Proなので、 APにNASを直結した方が処理速度が速そうな気がしたから。

もう一つは、WRX560とDS224+を2本のLANケーブルで接続してリンクアグリゲーションを設定することにより、帯域を広げて転送速度をアップすることができるかもしれないから。

尤も、複数のクライアント機器から同時にバックアップする時なんかは有効だと思うけど、1台の機器からバックアップする場合はあまり意味がなさそうな気もします。

とは言え、DS224+にはリンクアグリゲーション機能があるので、とりあえず試してみるつもりです。
※DS233jはLAN端子が1つしかないのでリンクアグリゲーションは使えません。


ネットワークにNASをインストールした後、管理アカウントを設定し、2台のHDDでRAID1(ミラーリング)を組み、現在ドライブのチェック中。
※4TBのHDD2台だとドライブチェックに7時間前後かかりますが、念のためです。
ファイルシステムはBtrfsを選択し、ボリュームは1つで運用することにしました。NASを使用するのは私だけですからね。

チェックが終わったらフォルダの作成と、使えそうなパッケージのインストールを行う予定。

明日増設メモリを無事インストールできたら、まずは音楽ファイルの引っ越しから始めようと思います。