今日は昼前からiPod ClassicへのCDリッピング作業を実施。ロック、ポピュラー系を中心に50枚ほど取り込みました。
その後1枚当たり1〜2曲位ずつほど選びながら20枚ほどのCDを聴いてみたのですが、全体的にやや音がドライで重心が高い感じがします。
そこでデジタルケーブルをKimberSelect KS-2020からOyaide DB-510に変更。これが大当たりでした。音に潤いが出てきて重心もやや下がった感じ。ベストとは言いませんが今まで聴いてきた中では最もしっくりきます。DB-510はKS-2020の1/10以下の価格なわけですが組み合わせの相性ってあるんですよねぇ。これだからオーディオって面白い。(^_^)
で、今日のテーマは170iTransportの音についてですが、現在のセッティングでの感想は次の通り。比較対象はトランスポートとしてのUX-1です。
● 基本的にクリアで見通しの良い音だが、ややドライではある。
● 音像はタイトでシャープで定位も明快。
● 情報量はほとんど変わらないと思うが、もしかすると170の方が多いかも。
● サウンドステージが自然に拡がっている感じ。
● 音の消え入る際の繊細な表現は凄く良い。
● 無音状態が本当に静か。UX-1よりもノイズフロアが低いように思える。
● 低域にスピード感があるが、量感は若干少なくなる。
もしUX-1と170iTransport+iPod Classicをブラインドで試聴したとしたら、間違いなく同じ価格帯のトランスポートだと思うと思います。それくらいクオリティに差がない。いや、むしろ170iTransportの方が優れている点もあるわけで、正直なところ複雑な気持ちではあります。
だからといってUX-1から170iTransport+iPod Classicに全面的に移行しようという気にもならないんですよねぇ。BGM的にかけることが多いCDは移行しても良いかなぁと思うのですが、ちゃんと聴く時はやっぱりUX-1の方がいいかなぁとか思っています。これは単に音だけの問題ではなくて、CDを探してケースを開け、ディスクを取り出してトレイにセットするといった一連の行為をも含んでのことなんだと思います。理性的な理由よりはむしろ情緒的な面が大きいかもしれません。
でもまあ、音楽を聴くという行為自体が生理的・情緒的な快感が大きいのだから、自分が納得するやり方でよいのではないかと。
そんなわけでUX-1と170iTransport+iPod Classicとの使い分けの方向性は決まりました。もしかするとWadia521が届いたら方針は変わるかもしれませんが、それはまたその時ということで。