memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

ダ・ヴィンチ・コード

ルーブル美術館で殺された館長の周りに残された不可解な暗号。容疑者として現場に連れてこられたラングドンは、館長の孫娘で暗号解読者のソフィーに助け出される。ファーシュ警部をはじめとするフランス司法警察に追跡されながら、暗号の謎を解き始めるふたり。そこには歴史を覆す驚愕の真実が!

◆評価:謎解き的要素が若干物足りない気もしますが、なかなか楽しめました。原作を予め読んでいた方がさらに楽しめるかな。


ダン・ブラウン原作の同名小説の映画化。DVD発売を心待ちにしていました。いつもは特典盛りだくさんの特別パッケージは買わず、本編のみの一番安いタイプを買うのですが、今回はコンプリートBOXを購入しました。理由は本編が約25分長いエクステンディッド・エディションだったこと、そしてダ・ヴィンチ・コードに登場する作品・史跡を解説した特典DVD(ダ・ヴィンチ・コード展・限定販売DVDの再編集版)がついていたからです。
エクステンディッド・エディション本編は174分。通常編集版を観ていないのでどこが追加されているのかわからないのですが、この長さでも導入部(ソフィー登場までの経緯)のあたりはやや説明不足の感があるわけで、確かに長いのですが冗長であるという感じはあまりしませんでした。あの長い原作の持つ魅力をうまく表現できていると思います。逆に言えば、通常版の場合はさらに説明不足になっている可能性もあるわけで、その意味ではコンプリートBOXを買ってよかったと思います。


ソフィー役はオドレイ・トトゥですが、「アメリ」で観たときの初々しさは無くなって大人になったなぁという感じです。顔がちょっと痩せすぎかな?もう少しふっくらとしていた方が魅力的だと思うのですが、如何でしょう。ラングドン教授役はトム・ハンクスですが、原作を読んで抱いていた人物イメージと違ったので、個人的にはちょっと違和感がありました。ピアーズ・ブロスナンとかケビン・コスナーとかハリソン・フォードみたいな人かなと勝手に想像してましたので。
まあ、細かい不満点・違和感は原作を先に読んでいる映画の場合には往々にしてあるわけで(「羊たちの沈黙」は殆ど不満はなく素晴らしい出来でしたが)、それはそれとして、ダ・ヴィンチ・コードはよくできていると思います。これから先、何度も観なおす映画になるでしょう。


特典DVDはまだ観ていないのでコメントしませんが、メタル製クリプテックスの解読キーはコンプリートBOX版独自の解読キーとなっています。クリプテックスの中には巻物が入っていて、特別サイトのURLが記載されており、そのサイトで再びクリプテックスの暗号を解くと、プレゼントへの応募ができるようになっています。サイトの暗号はヒントを読まない方が良いと思います。私はヒントを読んだがために混乱させられましたが、初期設定の文字の並びをじっと見ていて答えに気がつきました。なぜコンプリートBOX版の特典クリプテックスの解読キーだけが、他のバージョンのDVDについているクリプテックス解読キーと違うのかがヒントです。「真実」は往々にして目の前にあるものですよね。