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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Tern Eclipse P20 タイヤ交換のその後

前回の更新から1ヶ月近く空いてしまいました...(_ _)

ブログに記すべき出来事はあまり起こらなかったというのが主な理由ですが、このブログって備忘録でもあるので、これから何回かに渡っていくつか書き留めておこうと思います。


まずはEclipse P20のタイヤ交換のその後について。


SCHWALBE のKOJAKからDURANOに交換して最初に乗った時は「当たりが固いな」という印象でしたが、距離を走るうちに少しずつ固さが取れてきて、今はKOJAKよりもちょっとだけ固いかなというくらいになりました。
タイヤのレビューって何を書いたらよいのかわかりませんが、感想としては以下の通り。

  • 直進安定性は変わらない
  • コーナリングはKOJAKの方が少し安定している(安心して倒せる)かも
  • ブレーキをかけた時にタイヤがロックする頻度が増した(KOJAKの方がもう少し粘ってくれた)
  • 走行音はKOJAKよりも少し静かかもしれない
  • よく走るコースでの走行記録を比較すると、ケイデンスと平均速度が少し上がった


感想をまとめてみて気がつきましたが、グリップ自体はKOJAK(スリックタイヤ)の方が良さそうです。
でもケイデンスと平均速度は上がっているので、タイヤ重量が軽くなった効果は出ているみたい。


と言うわけで一長一短はあるけど、ケイデンスが上がったのが嬉しいので、総合的には満足してます♪



Tern Eclipse P20 タイヤ交換

昨年末から取り組んできたEclipse P20のアルテグラ化 & 改造計画の最後の予定だったタイヤ交換を実施しました。


タイヤ、チューブ、リムテープは1月の時点で購入済みでしたが、元々ついていたSCHWALBE KOJAKはまだまだ使える状態だったので、交換するのをGWまで待っていた次第。


ちなみにリムテープのサイズ(幅)がわからなかったので(タイヤを外せば確認できるけど二度手間になるので面倒)14mmと20mmの2種類を購入しましたが、14mmが正解でした。
赤い方が元々ついていたリムテープで、青いのが交換したリムテープです。


DURANOの重量は280gでKOJAKの395gに比べると115gも軽いです。恐らくタイヤのハイトが低く、タイヤ幅も少し細いことが要因だと思われます。





指定空気圧は6〜8barなのでとりあえず7bar入れてみました。KOJAKは5〜6.5barの指定空気圧に対して6bar入れていたので、空気圧は1bar高くなっています。


そのせいもあってか、近所を少し走ってみた第一印象は「乗り心地が固い」こと。タイヤのハイトが低くなる一方で空気圧が高くなっているのだから、総合的なクッション性能は当然低くなりますね。


その反面、接地面積が減って転がり抵抗は小さくなり、かつタイヤ重量が軽くなっている故に、回した感じは軽くなるはずだと思っていたのですが、そちらの方はイマイチ良くわからなかったです。


何はともあれ、これで今回のEclipse P20の改造計画は完了。オリジナルのままなのは、フレーム、ホイール、ブレーキ、スタンドだけとなりました。


次に改造するとしたら、11速対応のハブ&ホイールにしてスプロケットをもっとクロスレシオにすることですが、果たしてどうなることやら。



Macbook Pro 出張用充電器の追加購入

出張にMacbook Pro(15インチ)を持って行く際には、充電器としてSatechi Type-C 75W トラベルチャージャーを持って行っています。会社で使っている純正のACアダプタを外して持って行くのは面倒なので手持ちの充電器を持って行くわけですが、15インチのMacbook Proを使いながら充電できる出力の充電器はSatechiのものしか持っていないのでそれを持って行くしかありません。


しかしながらSatechiの充電器には、USB-C~USB-Cケーブル、USB-A~Lightningケーブル、USB-A〜MicroB USBケーブル、USB-A〜PowerPortケーブル(SONY Walkman用)が挿しっぱなしにしてあり、iPad Pro(USB-Cで急速充電)、iPad mini4、iPhone7、AK70ii、2台のWalkman(WM1Z、A35)、モバイルバッテリーの充電にフル活用しており、月1とは言えこれを毎回外して持って行くのも結構面倒です。

それにサイズが大きい!


そこで、Satechiの充電器を一々取り外す手間を省くため、そして出張時の荷物を少しでも軽減するために、15インチのMacbook Proを使いながら充電でき、かつコンパクトなものを購入することにした次第。


つい先日、Ankerから100WタイプのAnker PowerPort Atom PD 4が発売され(純正よりも出力が大きく、急速充電にも対応)、かなり惹かれるものがありましたが、サイズが大きいので今回はパス。最終的に選んだのは、Anker PowerPort Speed 1 PD 60です。


同じAnker PowerPortのPD30も持っていますが、これだと15インチのMacbook Proを使いながら充電するには出力不足です。純正ACアダプタは87Wですが、多分60Wだったら大丈夫だろうと思って見切り購入しました。


これがPD60。


手持ちのPD30(写真右)よりも少しだけサイズが大きいですが、Satechiのやつ(10.16 x 6.68 x 2.54 cm)に比べると6.4 x 6.4 x 2.9 cmなので6割くらいのサイズ感ですね。


ちなみに出力はUSB-Cポートが一つだけです。


Amazonで注文して翌日到着。念のため次の日に会社に持って行ってMacbook Proを使いながら充電できるかどうか試してみましたが、問題ないようです。


一応、自宅のMacbook Pro(13インチ)の充電も試してみましたが、純正ACアダプタ(61W)が19.8Vで接続しているのに対し、PD60(60W)は19.4Vだったので、ほぼ遜色ないと思います。


出張用のDAPとしてAK70iiを導入し、さらにMacbook Proの充電器をPD60にしたので、出張時の荷物軽減策としてできることはここまでかな。

Technics SC-C50 専用オーディオボードの試聴

SC-C50 専用オーディオボードを設置し、Space Tuneを再測定しました。理由はボードの厚みだけスピーカーの位置が高くなるためです。ちなみにTone control、Voice ModeはどちらもOffです。


前回の測定結果(サンシャイン制振シートに直置き)がこれ。
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そして再測定した結果(サンシャイン制振シート+専用オーディオボード)がこれ。
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200Hzよりちょっと下くらいのピークが大きくなり、300Hz付近に新たなピークができています。ただし80Hz付近のピークの大きさはほとんど変わっていません。また500〜800Hzくらいに少し落ち込みが見られますね。

これをみる限りだと、専用ボードを使わない方が補正前/補正後の周波数特性がフラットに近い(凸凹が小さい)ように思えます。


では、実際に試聴してみた印象はというと、

  • 中〜高音の印象はほとんど変わらない
  • 低音に抑制が効いてやや締まった感じになるのだが、下方向への低音の伸びはむしろ良くなった気がする(しかも低音に弾力感があって好ましい)


というもので、測定結果から受ける印象とはかなり違うのですが、実際に試聴してみてどちらが良いかというと、専用ボードを使った方が低音の感じは良いのです。

ただ、低音の量感が少し物足りないのでTone controlでBassを1目盛上げてやったところ、かなり良いバランスになりました。
さらに言うと、Voice ModeはOnにした方がやっぱり良い感じですね。


と言うことで、専用オーディオボードは「専用」と称するだけの効果は十分あると思います。

ただしこれは(今のところは)非売品らしいので、SC-C50の導入を検討されているとしたらキャンペーンが終わる前(4月24日まで購入して25日の17時までにユーザー&キャンペーン登録することが必要)に購入しないと手に入りませんからお気を付け下さい。



では、専用オーディオボードがないとダメなのかというとそんなことはありません。

実は専用オーディオボードが届く前に、手持ちのインシュレーター2種類を使って実験してみたのでその結果を書き留めておきます。音の好みや感じ方は人によって違うので、あくまで私の感想ですが、市販のインシュレーターでも十分に音の調整が可能です。


■ KRYNA D-PROP mini(前1、後2の3点支持で本体を支える形で設置)

D-PROPはメインのオーディオシステムで多用しているインシュレーターで(Oracle CD2000mk3、Nagra PL-L、Vitus Audio SS-010に使用)とても気に入っています。内部はダブルスパイク構造で、特殊な液体を封入して振動をダンプしています。低音の質感が有機的になるのが最も気に入っている点で、かつ中高音にはほとんど悪影響がないので多用しているのですが、そのminiタイプを使ってみました。

もともとD-PROPへの信頼度が高いので、専用オーディオボード(その時点ではまだ未試聴)よりも良いのではないかと密かに期待していたのですが、結果はイマイチでした。

中高音は問題ないものの、低音の下方向への伸びが詰まった感じになってしまい全然気持ち良くありません。D-PROPってそれなりの荷重をかけないと効果を発揮してくれないので、もしかするとSC-C50の本体がD-PROP miniの威力を発揮させるだけの重量がないことが原因かもしれません。だからと言ってSC-C50の天面に鉛インゴットを置くつもりは更々ないので、D-PROP miniは不採用としました。

実はD-PROP miniはSC-C50の本体を(フットを避けて)ダイレクトに支える形で設置したので、もしかするとその影響も小さくは無いのではないかと思っているのですが、その話は後で触れます。


■ KRIPTON BLACK METAL KA-4005(本体フット4カ所の下に設置)※販売終了

一時期流行った制振合金M2052を使用したインシュレーターで、直径40mm×厚み5mmの円形(円柱形)です。低音の質感改善に効果があるので多用していた時期があったのですが、今は使っていません(もっと総合的に効果が高いインシュレーターにリプレースした)。サイズ違いで3種類持ってたりします...(^_^;

このインシュレーターは厚みが薄いため、基本的には純正フット/インシュレーターの下に敷く形で使用するのが一般的だと思いますが、そもそも機器純正のフット/インシュレーターをあまり信用していない(と言うか、よほどのハイエンド機器でない限りフット/インシュレーターに十分なコストをかけている機器を見たことがない)故、必然的に3rdパーティー製の効果が高いインシュレーターで機器本体を支える(つまり純正フット/インシュレーターはパスする)という方向に向かい、その結果、BLACK METALを使うことはなくなりました。でも素材としては嫌いではありません。

本命だったD-PROP miniが予想外にイマイチの結果だったため、「どうしようかな...」と考えた結果試してみたのがこのBLACK METALでした。SC-C50のフットをパスして本体を直接支えられるインシュレーターの手持ちがなかったというのが最大の理由ですが、純正フットをそのまま使用するよりはBLACK METALを噛ませた方がマシかと思った次第。

ところが、このBLACK METALが予想外に良かったのです。

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まず気に入った点は低音の量感が増えること。でもD-PROP miniとは違って下方向への伸びが頭打ちになる(詰まってしまう)感じはありません。また中高音に対する悪影響も全く感じられず、全体のバランスと低音の質感がとっても良い感じなのです。

で、思ったのですが、もしかするとSC-C50のプラスチッキーなフットって意外に効いているじゃないかと。尤もフット自体の素材云々よりも、フットが設置されている場所がスイートスポットなのではないかと言うことです。

D-PROP miniを使うに当たっては、どうしても純正フットを避ける形で設置せざるを得ないため十全な効果が発揮できなかったのに対し、BLACK METALは純正フットの下に敷いたことでその効果が十分に発揮されたという点が大きいのではないかと。


まあ、そんな経緯があって、昨日専用オーディオボードが届くまではBLACK METALを使っていました。


でも、先に書いたように専用オーディオボードも(専用と冠するだけに)やっぱり悪くないわけで、「どちらにしようかな」とかなり迷ったのですが、最終的には専用オーディオボードを使うことにしました。

純粋に音だけを基準にするなら微差ではあるけどBLACK METALを選んだと思います。でもインテリアとしての見た目は圧倒的に専用オーディオボードの方が良いわけで、それらを総合的に評価した結果と言えます。

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もしメインシステムの話だったら音優先にしたところだけど、SC-C50はあくまで手軽に音楽を聴くためのサブシステムなので、音の差がそれほど大きくないのであれば見た目が美しい方を選びますよね。
※専用オーディオボード+BLACK METALという組み合わせについては、今後のお楽しみにしておこうかと。


と言うことで、キャンペーン後に購入したため専用オーディオボードが手に入らなかったとしても、市販のインシュレーターを使うことでSC-C50の音質強化は十分に可能なので、ぜひ試行錯誤してみて下さい。そうするだけの価値がある機器だと思います。

Technics SC-C50 専用オーディオボードが到着!

SC-C50購入者キャンペーンでもらえる専用オーディオボードが届きました!3月末に購入して直ぐにキャンペーン登録したので、ほぼ2週間で到着したことになります。


入っていたのは、ボード本体、TAOCインシュレーター(4個)、滑り止めシート(8枚)、説明書です
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インシュレーターを入れる穴にはポロン材のシートが貼ってあり、振動吸収効果を高めているそうです
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これがTAOC独自のグラデーション鋳鉄製インシュレーター
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滑り止めシートを裏に貼りました。
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セッティングした状態
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まだ試聴していないので、音については次回に。

Technics SC-C50の導入 #4

最終回となる4回目では、これまで触れてこなかった機能や感想/問題点について書き留めておきましょう。


■外観

  • 本体正面の下部にLEDライトがついており、本体背面のDIMMERボタンあるいはAudio CenterアプリのDIMMERメニューから4段階で明るさを変えられます。ささいなことなんだけど、このLEDライトがで再生中のSC-C50の存在感を出してくれていて、結構いい感じなのです。



  • 本体背面は縦方向のスリット形状になっています。見えないところもちゃんとデザインしているという感じで好感が持てます。


■入力ソース

  • 我が家ではWi-Fi経由でミュージックサーバー(SoundgenicかHAP-Z1ES)に接続するという使い方がほとんどとなりますが、それ以外にもBluetooth(SBC/AAC)、S/PDIFTOS/LPCM)、AUX(3.5mmステレオミニプラグ)、USB-A(USBメモリ)、Ethernet(10 BASE-T/100 BASE-TX)という入力ソースが利用できます。
  • BluetoothがaptX/aptX HDに対応していないのはちょっと残念。
  • Chromecast対応アプリを使わなくても、Audio Centerアプリ自体にラジオとポッドキャストのメニューがあり、日本のFMラジオ局や海外のラジオ局が利用できます。高音質ラジオの中にはLinn Jazz、Linn Classicも入っていました。


電源ケーブル

  • 電源ケーブルは、インレット側が眼鏡プラグの3P版で、コンセント側が2Pにアース線がついた仕様。こんなケーブルは初めてお目にかかりました。2P眼鏡プラグのケーブルだったら使えるかもしれないので、いずれ試してみようと思います。


■フット(インシュレーター)

  • 逆円錐台の樹脂製フット(4カ所:十字配置)がついています。ちなみに4月24日までに購入して4月25日17時までにClub Panasonicのサイトでユーザー登録/キャンペーン登録すると、TAOC製インシュレーターを組み込んで使う専用オーディオボードがもれなくもらえます。レビューによるとかなり効果があるみたい。このキャンペーンがあったのもSC-C50を選んだ理由の一つではあります。


■感想、問題点など

  • 気のせいかもしれないけど、メディアサーバーにSoundgenicを使うよりもHAP-Z1ESを使った方が音が良いような感じがします。
  • もともと響き成分が多かったりサウンドステージが広い楽曲を再生すると、とても気持ちいいです♪
  • DSD(DSF)もWi-Fi経由で再生できますが、1曲の再生が終わると何故か止まってしまって複数曲の連続再生ができません。通常の非圧縮WAV/AIFFは問題なく再生できます。
  • 再生キューに入れた曲が全て再生し終わった後、Audio CenterアプリからSC-C50が見えなくなることがたまに起きます。しばらくすると見えるようになるのですが...。


■最後に

「自分への誕生日プレゼント」を理由(言い訳)に導入したTechnics SC-C50を4回にわたって紹介してきましたが、まだ使い始めたばかりなので使っているうちに新しい気づきがあるかもしれません。その時はまた紹介したいと思います。

最初はBGM用として考えていたのですが、実際に音を聴いてみると、BGM用という使い方だけでは勿体ない気がしてきました。J-POPはもちろんだけど、ROCKやJAZZ、さらにはクラシックでも小編成なら十分に聴けるので、音楽が聴きたくなった時にはわざわざメインシステムを立ち上げずにSC-C50を使おうかなと。その位のクオリティを持っているコンパクト・オーディオシステムだと思います。

音だけでなくデザインや操作性も含め、オーディオファイルの手軽なサブシステムとして価格に見合う価値は十分にあると思います。Technicsの回し者でも何でもないけど、もし数万円クラスのワイヤレス/ネットワークスピーカーの導入を考えているのであれば、思い切ってSC-C50にするのが結果的には幸せかもしれません。そう言いたくなるくらい、私は気に入りました♪♪