最終回となる4回目では、これまで触れてこなかった機能や感想/問題点について書き留めておきましょう。
■外観
- 本体正面の下部にLEDライトがついており、本体背面のDIMMERボタンあるいはAudio CenterアプリのDIMMERメニューから4段階で明るさを変えられます。ささいなことなんだけど、このLEDライトがで再生中のSC-C50の存在感を出してくれていて、結構いい感じなのです。
- 本体背面は縦方向のスリット形状になっています。見えないところもちゃんとデザインしているという感じで好感が持てます。
■入力ソース
- 我が家ではWi-Fi経由でミュージックサーバー(SoundgenicかHAP-Z1ES)に接続するという使い方がほとんどとなりますが、それ以外にもBluetooth(SBC/AAC)、S/PDIF(TOS/LPCM)、AUX(3.5mmステレオミニプラグ)、USB-A(USBメモリ)、Ethernet(10 BASE-T/100 BASE-TX)という入力ソースが利用できます。
- BluetoothがaptX/aptX HDに対応していないのはちょっと残念。
- Chromecast built-in に対応しているので、(私は使いませんが)スマートフォンやタブレットの Chromecast 対応アプリ経由で、音楽配信サービスやインターネットラジオの再生ができるようです。(Spotify、Google Play Music、tunein、DEEZERなど)
- Chromecast対応アプリを使わなくても、Audio Centerアプリ自体にラジオとポッドキャストのメニューがあり、日本のFMラジオ局や海外のラジオ局が利用できます。高音質ラジオの中にはLinn Jazz、Linn Classicも入っていました。
- 電源ケーブルは、インレット側が眼鏡プラグの3P版で、コンセント側が2Pにアース線がついた仕様。こんなケーブルは初めてお目にかかりました。2P眼鏡プラグのケーブルだったら使えるかもしれないので、いずれ試してみようと思います。
■フット(インシュレーター)
- 逆円錐台の樹脂製フット(4カ所:十字配置)がついています。ちなみに4月24日までに購入して4月25日17時までにClub Panasonicのサイトでユーザー登録/キャンペーン登録すると、TAOC製インシュレーターを組み込んで使う専用オーディオボードがもれなくもらえます。レビューによるとかなり効果があるみたい。このキャンペーンがあったのもSC-C50を選んだ理由の一つではあります。
■感想、問題点など
- 気のせいかもしれないけど、メディアサーバーにSoundgenicを使うよりもHAP-Z1ESを使った方が音が良いような感じがします。
- もともと響き成分が多かったりサウンドステージが広い楽曲を再生すると、とても気持ちいいです♪
- 再生キューに入れた曲が全て再生し終わった後、Audio CenterアプリからSC-C50が見えなくなることがたまに起きます。しばらくすると見えるようになるのですが...。
■最後に
「自分への誕生日プレゼント」を理由(言い訳)に導入したTechnics SC-C50を4回にわたって紹介してきましたが、まだ使い始めたばかりなので使っているうちに新しい気づきがあるかもしれません。その時はまた紹介したいと思います。
最初はBGM用として考えていたのですが、実際に音を聴いてみると、BGM用という使い方だけでは勿体ない気がしてきました。J-POPはもちろんだけど、ROCKやJAZZ、さらにはクラシックでも小編成なら十分に聴けるので、音楽が聴きたくなった時にはわざわざメインシステムを立ち上げずにSC-C50を使おうかなと。その位のクオリティを持っているコンパクト・オーディオシステムだと思います。
音だけでなくデザインや操作性も含め、オーディオファイルの手軽なサブシステムとして価格に見合う価値は十分にあると思います。Technicsの回し者でも何でもないけど、もし数万円クラスのワイヤレス/ネットワークスピーカーの導入を考えているのであれば、思い切ってSC-C50にするのが結果的には幸せかもしれません。そう言いたくなるくらい、私は気に入りました♪♪