- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: DVD
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2007年。スペイン、バルセロナ郊外。ローカルTV局の若い女性レポーター、アンヘラはカメラマンと共に消防隊の密着取材をしていた。
深夜、老婆の叫び声を聞いたという通報を受けて現場アパートに急行すると、そこにはこの世の者とは思えぬ老婆の姿があった…。その後、突如、封鎖されるアパート。その中で拡がり出す“ある病原菌”。閉ざされた空間で、究極の恐怖に直面することとなった人々には、隠れ、逃れ、必死に生き残ろうとする以外、術がなかった。
次第に露わになる謎、明らかになるほど増していく恐怖の出来事を克明にカメラはとらえ続ける。女性レポーターとカメラマンが最後の一瞬まで記録しようとしたもの。それは、逃げ場のない、戦慄の事実。
【評価】★★★★★
手持ちカメラによる主観撮影の映画。監督/脚本のジャウマ・バラゲロは「ダークネス」「機械じかけの小児病棟」の監督さんですが、過去2作は“まあまあ”ではあるものの“素晴らしい”というレベルではなかっただけに正直あまり期待はしていませんでした。
それに同じ主観撮影の“クローバーフィールド”の出来が良かっただけに、比較してしまうとかわいそうかなと思いつつ見始めたのですが、意外や意外、とても面白かったです!
特に最上階の封印されていた部屋の中で展開される一連のシーンは、病原菌発生の原因、封印されていた○○の造形、そして映画としてのオチも含めてなかなか見所のある内容でした。
個人的には特典映像の“カットされたシーン”の中にある“クギだらけの廊下”が、ビジュアル的にそしてその意味不明なところが非常にインパクトがあったので、本編に採用されていたらよかったのに...と思います。
ちょっと甘めではあるけれども、★5つです!