memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

P145 vs. M400

P145とM400を比較してみました。

キャップを閉めた時の全長はM400の方が1.5cm程短いです。

しかしながらキャップをペンの後ろに差した時の差は約0.5cmであまり差はありません。

ペン先はM400の方が少し大きいです。


インクを入れた際(満量よりも多少減っている状態)の重量はP145が21g、M400が16gだったのでP145が5gほど重いです。絶対値としてはたった5gに過ぎないのですが、持った際の感触には明らかに差があります。ちなみにウォーターマンは29gでした。ウォーターマンは金属ボディなのでやはり重いですね。
さて問題は書き心地。P145がFニブなのに対しM400はEFニブであること、ペン先がまだ馴染んでいないことを考えると、単純に比較はできません。でもP145とM400を書き比べた際の第一印象にはかなり差がありました。最初に感じたことは、P145はボディ剛性が高くしっかりしているのに書き心地は極めて滑らかなのに対し、M400はボディ剛性はさほど高くないけれどもペン先の感じも書き心地も固いというもの。例えるなら、P145はボディ剛性が高いシャーシに当たりが柔らかめのタイヤを履いた2.5Lセダンで、M400はサスを固めて扁平率50のタイヤを履いた1.6Lのハッチバックという感じでしょうか。
またペン軸の太さ自体はあまり変わらないのですが、持った際のバランスには差があり、P145の方がしっくりきます。P145の方が5g重いということも影響していると思います。
総合的に評価すると個人的に好みなのは圧倒的にP145です。こんな書き心地は初めてかも。一方のM400はウォーターマンに近い書き心地(もっともバランスは違いますが)なので違和感はありませんが、その分新鮮味もあまりありません。無論M400のEFニブがペリカンの書き心地を代表しているとは思いませんし、きっとM800のBニブとかだと別次元の書き心地なんだろうと思いますが、まあそれは別の話ですね。
と言うわけでfILOFAXの常用ペンはP145にしたいところなのですが、残念ながらモンブランのFニブでは手帳に書くペンとしては線が太すぎました。故にfILOFAX用のペンはM400に決定し、P145はアイデアノート用のペンとして使うことに。いずれにせよ、両方とも活躍してもらうつもりです。
当面はウォーターマンを含めた3本で事足りるので今のところ新たな万年筆を購入する予定はありませんが、モンブランの書き心地を知ってしまった私としてはいずれは146を入手したいところ。それとペリカン・スーベレーン本来の書き心地もぜひ試してみたいので、彼の有名なフルハンターで調整したM800も入手したいです。ただしその前に、もう少し上手に字が書けるよう練習しなければ...(^^ゞ