- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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目の前に迫りつつある、空前絶後の地球の異変。それが起こることを誰よりも早く知ってしまったなら、そしてそれが世界の終焉を意味するとしたら、あなたはいったいどう行動するだろうか?
「地球消滅」-人類は、地球は、どのような終焉の時を迎えるのだろうか?
【評価】★★★☆☆
※完全にネタバレしてますのでご注意下さい!
「息子が通う小学校のイベントで、50年前に埋められたタイムカプセルが開けられた。その中には50年後の未来を子供達が描いた絵が入っていたのだが、1枚だけ数字の羅列が書かれた紙が入っており、その数字を解読したジョン(ニコラス・ケイジ)は驚くべき事実を知ることとなる・・・」といった感じで展開するのですが、数字の解読からこの数字を書いた本人を調べていくストーリー(所謂謎解き)については面白く見ることができました。
しかしながら不気味な男達(あきらかに表情が人間っぽくない)の登場から宇宙人版ノアの方舟みたいなクライマックスにつながる展開に関しては、「結局そういうオチかよ」とガッカリ。仮に宇宙人だとしても、こんな明示的な登場ではなく、正体をぼかしてしまうとかもう少し演出のしようがあったのではないかなぁ...。
また、最終的に救われる(宇宙船で地球タイプの別の惑星に連れて行かれる)人間は宇宙人からのメッセージ(というか“ささやき”)を聴くことができた人だけなのですが、“ささやき”を聴くことができる彼/彼女らにはどんな共通点があるのか...あたりを突っ込んでいくと、もう少しストーリーに深みが出たような気もします。演出的には、「宇宙人=天使(神の使い)」っぽく位置づけられているわけですから、「アルマゲドンにおいて神に選ばれる人間の条件とは?」というテーマにもつながり得るわけですよね。
同じ預言ものという点では以前観たリチャード・ギア主演の「プロフェシー」の方がよくできていたかな。「プロフェシー」の場合は預言の源を「モスマン」という正体不明の存在にしており、それが「結局、真相はわからない」という良い意味での“宙ぶらりん感”につながっているところが慎み深くて好きだったのですが、「ノウイング」では明らかに宇宙人ですからねぇ〜。しかも何故か半透明だし...(^_^;)
本当は★2.5くらいの評価なのですが、“地球を襲う太陽バーストのSFXの迫力”に免じて★3つです。
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2009/11/04
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