自作したiTransport〜Music Booster専用DCケーブルのエージングも兼ね、Music Booster KBC-9VSの連続稼働時間をテストしてみました。
iPod classic(120GB)でARIAのサウンドトラックアルバム7枚のリピート再生をし、フル充電してあるMusic Boosterがバッテリー切れで停止するまでの時間を測定します。
なおバッテリー残量はLEDの色で3段階に把握することができるので一応気にしておくことにしましたが、これが結果的に吉と出ました(^^ゞ
午前10時にテストを開始。
予想では10時間くらいは持つような気がしたので、4時間くらいでLEDが橙色になるかなぁと思っていたのですが、4時間経過してもLEDは緑色のまま。
結局、LEDが橙色に変わったのは概ね6時間経過時点でした。ということは15時間位持つということかな?
8時間が経過。
ここでトラブルが発生。iTransportからのデジタル出力が落ちました。
iTransportからのデジタル出力はベーリンガーのSRC2496を介してWadia521に入れていますが、iTransportからのデジタル出力が落ちるとSRC2496の入力シグナルがなくなるため警告ランプが点滅するんですね。それで気がつきました。
「あれっ?音楽が止まったからじゃないの?」と思われた方も多いと思いますが、テスト中ずーっとiTransportで音楽を聴いていたわけではありません。せっかくの休みなのに流石にそこまで暇じゃないです。iTransportが動作しているかどうかはSRC2496の表示で判断し、たまにMusic BoosterのLEDをチェックしているというのが実態です。
話を戻しましょう。
橙色になってからの継続時間が短かったなぁと思いながらMusic Boosterをチェックしてみると、まだバッテリーが残っておりLEDは橙色を示しています。ということは少なくとも30%以上は残量があるはず。Music Boosterはバッテリーが切れるまでの出力レベルが安定している(電圧低下が少ない)のが売りなのにちょっと変ですねぇ。
それでもやっぱりMusic Boosterの出力がiTransportの動作電圧以下になったためかなぁと思ったのですが、再度Music Boosterを接続してみるとiTransportは問題なく動作します。あれっ???
結局iTransportからのデジタル出力が落ちた原因は不明なのですが、iTransportが動作する限りはテスト続行ですね。
そして午後11時。テスト開始から13時間が経過。
LEDは既に赤色となっています。(映画を観ていたため橙色から赤色に変化した時点は見逃してしまいました)
予想以上にバッテリーが持つなぁという感じです。テスト途中で試算した15時間という数値はまんざらではないかもしれません。
推定、午後11時30分過ぎ......FRINGEのBlu-rayを観ている途中で意識が落ちました。(T_T)
午前2時20分、意識再起動。
あっと思ってSRC2496を見ると、赤色の入力警告ランプが寝起きの意識に突き刺さってきます。やってしまった...(>_<)
Music BoosterをチェックするとLEDは灯いていません。完全にバッテリー切れの状態です。もっと早くテストを始めれば良かったと思ったところで後の祭り。まあ考えてみれば想像以上にバッテリーが持った結果なわけだし、喜ばしいことではありますが...。
残念ながら中途半端に終わってしまいましたが、今回のテスト結果をまとめておきます。
●連続稼働時間:13時間(13時間30分)〜16時間20分の間のいずれか
●推定稼働時間:15時間(バッテリー残量が60%になるまでに6時間稼働という途中経過から算出)
使用するiPodの機種や使い方によって稼働時間は変化すると思いますが、これだけ持つならMusic Booster2個体制で運用する必要はなさそうです。BGM的に聞く際には外部電源P3改を使用し、ちゃんと聞く時はMusic Boosterを使うことにしましょう。
ちなみに私が使用しているiPod classicはHDDタイプなのでFlash MemoryタイプのiPodに比べて消費電力は大きいはず。ということは、nanoやTouchをご使用の方の場合は15時間以上使用できる可能性が高いですね。
音の好みはあると思いますが、Wadia170 iTransportをお使いの方は一度試してみては如何でしょう。(^_^)