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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

ヒゲ剃り初めは新しいシェーバーで...Henson Shaving AL13

働いていた時は毎朝ヒゲを剃る必要があったので、Braunの電気シェーバーを使っていました。
一応ジレットの5枚刄も持っていたけど、朝の忙しい時間に使うにはあまりに面倒なので、使うのは週末くらいでした。

でも退職後は毎朝ヒゲを剃る必要が無くなったので、今は2日に1回、寝る前にお風呂(もしくはシャワー)に入る際にジレットの5枚刄で剃っています。

別に電気シェーバーで剃っても良いのですが、私が使っているBraunシリーズ9 9292ccは洗浄システムが付属していて毎回使用後にアルコール洗浄をしてくれるのは便利なんだけど、その洗浄液カートリッジが結構高いのです。

amazonで売られているのをみると、正規品が6個入りで3149円だから1個あたりの金額は約525円となります(amazon定期便で買うと472円/個)。

この洗浄液カートリッジにはもう一つ問題があります。
それはアルコール主体の液剤なので、使わなくても揮発してしまうこと。

つまり使おうが使わなかろうが、一定の期間(多分、液剤が規定値まで減った段階)で交換ランプが付くのです。
そして交換ランプがついてしまうと洗浄はできなくなります。

気温の影響で多少前後するとは思うけど、実感だと1ヶ月は持たないですね。

つまり洗浄液だけで年間6千円以上のランニングコストがかかるわけです。

※使わない時はカートリッジを外して蓋をして保管しておくとか、洗浄液が減ったらエタノールを補充するとか言う裏技もあります。
※9292cc自体は水や湯での洗浄にも対応していますが、皮脂は取り切れないので個人的にはアルコール洗浄の方が好きでした。

洗浄液のコスト以外にも、網刄・内刄の一体型カセットを定期的に交換する必要があります。
正規品だと12800円、互換品だと7280円(いずれも2023/1/1時点のamazonでの販売価格)が18ヶ月(ブラウンの推奨期間)毎にかかります。

シェーバー本体だっていずれ買い替えは必要になりますよね。


そう考えると9292ccはランニングコストが高く付くので、基本的に年金生活となる身には勿体ないと思いジレットの5枚刄を使っている次第なのですが、先日YouTubeである動画を見て心が揺らぎました。


www.youtube.com

これですね。Henson Shaving AL13。


hensonshaving.jp

こういう両刃を使うシェーバーは子供の頃に父が使っていたので知ってはいますが、剃った後に切り傷をいくつか作っていた記憶もあり、あまり良いイメージはありませんでした。

剃り味も最新の5枚刃の方が良いと思っていたけど、もしかしてその認識は間違っていたのかも...。


もしも1枚刄のシェーバーの剃り味、剃り心地が良く、肌を傷つけることもないのであれば、ランニングコストが圧倒的に安い1枚刄シェーバーを使うのも有りだなと思ったのです。

ちなみに私が使っているジレットフュージョン・プログライド パワー の替刃は8個で2600円なので325円/個となり、1個で大体1ヶ月くらい持つ感じ。

一方、1枚刄の方はヘンソン純正品だと100枚入りが2980円なので、1枚当たり約30円です。

1枚刄の交換頻度を調べてみたら2週間(14回使ったら交換)らしいけど、ヘンソンシェービングのサイトのコスパ説明の箇所には「1週間に1度変えるとしても...」と書いてあるので、2日に1回使うとすると約半月(2週間)使えることになります。

つまりランニングコストは60円/月となり、5枚刃の1/5以下ですね。
※安い刃を使えばランニングコストはもっと下がります。


剃り味や剃り心地については正直言って使ってみないことにはわからないけど、ヘンソンに関しては超精密構造を売りにしており(公差0.005mm)、ブレードの露出が0.033mmと非常に小さいため肌を傷つけにくいようです。

本体は高い(正規輸入品:16400円)けど、一生ものだと考えれば納得感があるし、何よりランニングコストが安いのは魅力ですよね。


でも本当に大丈夫(安全)なのか確信が持てずに12月初旬あたりからずっと迷っていたのですが、年の瀬も押し迫った28日にようやく踏ん切りがつきamazonで注文しました。
amazonで販売されているもののには並行輸入品も混ざっています。保証を受けるには販売元がHENSON SHAVINGのものを選ぶ必要があります。

※私が購入したのはただのAL13(Mild表記がある場合もあるようです)で、ブレード露出とブレードギャップが一番小さい安全なタイプ。これ以外にMediumとAggressiveがあり、ブレード露出とブレードギャップが大きくなるので深剃りしやすくなる反面、肌への攻撃性が高くなるようです。

使用後は乾燥した場所で保管とのことなので(浴室に置いたままにしておくのは良くないみたい)、洗面所に置いておくためのステンレストレイも購入。


4色のカラーバリエーションがありますが、私はAIRCRAFT ALUMINUMを選びました。


本体は3分割構造になっていて、2つのヘッドパーツの間に両刃を挟み、持ち手のパーツ(先端が雌ネジになっている)でヘッドパーツを締め付けて固定します。



よく見ると少しだけ刃先が出ているのがわかります。


もう少し長さが短いトレイが欲しかったけど、気に入ったデザインのものがありませんでした。



そして新しい年を迎えた昨日、人生で初めて1枚刄のシェーバーを使ってみました。

ヒゲを十分に温めてからシェービングクリームを塗って、いよいよ初剃りです!

最初のひと剃りの時は、肌を切ってしまって血が出るのではないかドキドキだったけど、あっけないくらい軽い感触で、本当に剃れているのか不安になったくらいです。

ジレットの5枚刄はヘッドの角度を自動的に調整してくれるけど、1枚刄シェーバーは角度が固定なので肌への当て方で少し試行錯誤しましたが、剃っているうちに段々慣れてきました。

安全性については、刃に対して直角に動かしている分には全く問題ないけど、水平に動かすとやっぱり切れますね。
口元を剃る際に動かし方を間違えて1箇所だけ切ってしまいましたが、慣れれば大丈夫だと思います。

初剃り故におっかなびっくりだったので剃り具合にややムラができてしまったけど(深ぞりできた所と浅くしか剃れなかった所がある)、慣れれば均一に剃れそう。

また想像していたよりも軽いタッチで剃れてしまうし(これにはビックリでした)、深剃り具合も5枚刄と遜色ない感じでした。

もう何回か使ってみないことには断言はできませんが、初回でこれだったらこれからも使い続けられそうです♪