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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツのドレスアップ&カスタマイズ #23 〜スイスポ対応スマホホルダー導入、そしてiPhoneとカーナビのUSB接続について

スイスポが納車されてすぐにマグネットタイプのiPhoneホルダーを購入しました。

briareos.hatenablog.jp

しかしながらダッシュボードに両面テープで貼り付けるタイプだったため、懸念していた通り夏場にダッシュボードの温度が上がると粘着力が弱くなって落ちてしまいます。

そこで取付場所をダッシュボード右端下にあるスイッチパネルの空いた場所に変更したのですが(ここだと取付面がフラットだし、夏場でも熱くならないので大丈夫)、如何せん視認性が悪い場所のため使いづらいのが難点。

当初はiPhone置き場があった方が良いかなと思って購入したけど、エンジンをかけるとナビとiPhoneは自動的にBluetoothで接続されるのでiPhoneをポケットに入れておいても音楽ファイルの再生はできるし、電話もステアリングスイッチで取って固定マイクでハンズフリー通話できるので、今は使っていない状態。


でも先日スピーカー交換とデッドニングによるカーオーディオの音質アップに取り組んだ際、ふと思ったのです。

「もしかしてBluetooth接続よりもUSB接続の方が音が良いんじゃないか?」

Bluetooth接続コーデックはナビ取説には記載がないけど多分SBC(もしかしたらAAC)。
だとしたらUSB接続でiPhone内のAIFFファイルを直接再生できればそっちの方が音が良いはずなのでやってみようかなと。

ただiPhoneにUSBケーブルを接続しないといけないので、ナビ周りにiPhoneを固定できた方が安全だし便利です。

そこで新たにスマホホルダーを買おうとamazonで物色したところ、エアコン吹き出し口に装着できるホルダーを見つけました。
しかも商品説明にはスイスポ対応と書いてあります!

購入したのは星光産業 EXEA(エクセア) スマホホルダー EC-222というやつ。


昨日届いたので早速取り付けてみました。

エアコン吹き出し口のフィンを縦にして、短い方のフィンを挟むように押し込み、ゴニョゴニョ動かしているとカチッと固定される場所があります。

ホルダーを手で動かしてみましたが、しっかりと固定されているみたい。

amazonのレビューではスイスポ後期型でフィンを水平にしても固定できたという書き込みもあったのですが、何度かトライしたけど無理でした。

フィンを縦にした状態で装着して近所を走ってみましたが、振動で落ちてしまうことはなさそうです。

ただしホルダーを取り付けるとフィン調整(エアコン吹き出し方向の調整)ができなくなるし、吹き出し口の前にiPhone&ホルダーが位置しているのでエアコンの風が直接身体に当てられなくなるのはデメリットですね。
特に中央右側の吹き出し口からの冷風は夏場は重要ですから。

と書いていて気がつきました。だったら左側の吹き出し口につければいいじゃん。

と言うことで設置位置を変更してみたのですが、USBケーブルが邪魔ですね。
もう少し長いケーブルにしてナビ画面に被さらないようにした方が良さそうです。


さて肝心の音についてですが、同じ楽曲をBluetooth接続とUSB接続で比較してみました。

結果、USB接続の方が僅かに高音が明瞭な気はしたけど、違いはほとんどありませんでした...( ; ; )
唯一感じた明確な違いは、USB接続の方が音量が若干大きいということだけです。
※比較は聴感上の音量を合わせて行ないました。

経験上、Bluetooth接続よりもAIFFファイル再生の方が明らかに音が良くなるはずなのですが、何か変です。

そこでナビの取説を見てみたところ、このナビ(Panasonic CN-RE07WD)が対応している音楽ファイルはMP3/WMA/AACとなっており、AIFFは含まれていませんでした。

だったら何故音楽が再生できるのでしょう?

そこでググってみたところ、どうやらiPhone/iPodをUSB接続してiPodPanasonicナビの場合)として認識される場合は通常のファイル再生とは異なるメカニズムになっているようです。


これはパイオニアのナビの説明サイトから拝借したものですが、iPhone/iPodBluetoothと同様に「音楽再生」となっていてファイル形式が明記されていません。

car.watch.impress.co.jp
CarWatchの記事では、iPhoneをUSB接続した場合はiPhone内部でナビが再生可能なデジタルストリームに変換して出力していると書かれています。

つまりiPhoneに保存してある音楽ファイルを直接再生しているわけではないようです。

ただ、CarWatchの記事では"AppleロスレスファイルをUSB接続で再生する場合「原理的に信号の劣化はない」"となっていますが、個人的には信号伝送時の劣化はないけど変換プロセスでの劣化は存在し、Panasonicナビとの接続の場合はAACに変換して流しているのではないかと思っています。
AACは圧縮ファイルなので、当然ながら非圧縮のAIFFからは信号が劣化することになりますよね。

もしこの推察が正しく、かつナビとのBluetooth接続コーデックがSBCではなくAACだった場合、Bluetooth接続時とUSB接続時の圧縮方法は同じになるので、比較再生時の音質に違いがなかったという結果も頷けるというわけ。

勿論、私の推察が正しいかどうかはわからないので鵜呑みにはしないでくださいね。


まあ何れにしても音質アップにはならなかったので、音楽再生はBluetoothでいこうかなと思います。
一々ケーブルを挿さなくても良いので楽ですしね。

ホルダーについては折角買ったので暫くiPhone置き場として使ってみようと思うけど、そもそもUSB接続のために導入したわけだし、エアコン吹き出し口を塞ぐというのも嫌なので、外してしまうかもしれません。

尤も、取り付け/取り外し自体は簡単なので、普段はトランクに入れておいて必要な時(Google Mapを確認したい時とか)にだけ使おうかな。


と言うことで、私の場合は微妙な結果になってしまったけど、このスマホホルダーがスイスポで使えることは間違い無いのでスイスポ乗りの方にはお薦めです。


【2023/12/17 追記】MagSafe対応のスマホホルダーに買い替えました。
briareos.hatenablog.jp