宅内Wi-Fi環境のベースは構築できたものの、解決できていない問題が2つあります。
- Macbook Pro 14の実行速度が何故かiPad Pro 11よりも遅い
- Technics SC-C50(ワイヤレススピーカー)がRT6600axに接続できない
まず1のMacbook Proに関しては、その後の検証で、単に実効速度が遅いという問題ではなく、計測の度に速度が大きく変わる(低い時だと実効速度が100Mbps台にまで落ちることもある)ことが判明。
RT6600axの設定を変えて試行錯誤してみたものの、残念ながら現時点では解決できていません。
一方、2のSC-C50との接続問題に関しては解決することができました!
RT6600axのセキュリティはWPA2/WPA3パーソナルに設定してあります。これはクライアント機器がWPA2もしくはWPA3のいずれかをサポートしていれば接続できる設定です。
SC-C50のセキュリティはWPA/WPA2なので、本来であれば両者共通のWPA2で接続できるはずです。
実際、セキュリティをWPA2/WPA3パーソナルに設定してあるRT2600ac(洗面所天井裏のWi-Fiルーター)とは接続できるんですよね。
では同じWPA2/WPA3パーソナルに設定してあるRT6600axとRT2600acとでは何が違うのかを調べてみた結果、どうやらRT6600axにのみ存在する設定項目の"PMFサポート"が原因だったようです。
※RT6600axは管理ソフトであるSRMのバージョンが1.3で、RT2600acは1.2(現状1.3は使えない)となっており、設定できる項目が異なっています。
※PMFとはProtected Management Framesの略で、Wi-Fi管理フレームの一部を保護する機能とのこと。WPA3では必須となっています。
現状RT6600axのPMFサポートは「有効(必須)」としてあるので、恐らくセキュリティ方式がWPA/WPA2と古いSC-C50はPMFに対応しておらず、結果として接続できなかったと思われます。
対策としてはPMF設定を「有効(任意)」にすれば良いと思うのですが、今回はそうせずにSC-C50とプリンタ(Canon XK90:SC-C50同様、RT6600axに接続できなかった)用にセキュリティをWPA2に設定したゲスト用のネットワークを作成して対応することにしました。
一応5GHzと2.4GHzを作成したけど(下の画像)、現時点で2.4GHzを使う機器はないのでその後OFFにしました。もし必要になったらSRMでONにすればよいだけですからね。
それからSC-C50をWPSでRT6600axに接続してみたところ、呆気なく接続に成功!
MyRoomに設置してあるSoundgenic(ミュージックサーバー)と接続し、キッチンで音楽を再生できるようになりました♪
※RT6600axのWPS機能はゲストネットワーク(5GHz)でのみ使用できるように設定してあります。
またプリンタの方も問題なく接続することができました。
これで残るはMacbook Proの問題だけです。
残念ながら今のところ解決の糸口すら見えてないけど、Wi-Fiが使えないわけではないし、普段使用する際に速度的な問題を感じているわけではないので、じっくり取り組みたいと思います。