memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Bose Soundbar 900でミュージックサーバー内の音楽ファイルを再生したい!

先日のエントリーで、radikoYouTubeのラジオコンテンツの再生は「(SC-C50よりも)Boseの方が声が自然だし、Bass Moduleがあるから低音も豊かだし、さらにマルチチャンネルシステム(2chソースでも内部でマルチチャンネル化している模様)故に音楽を聴く際の音の広がりが良いので、聴いていて楽しいです。」と書きました。

briareos.hatenablog.jp

これはネットワーク上のミュージックサーバー(Soungenic)に格納してある音楽ファイル再生についても同じことが言えるのですが、その際の再生方法はiPad miniのmconnect Player Liteアプリを使ってBluetoothBoseに飛ばすというやり方でした。

でもBluetoothはそもそも圧縮伝送だし、Boseと接続する場合のコーデックは(恐らく)SBCなので音質的には良くありません。
ネットワーク経由で非圧縮状態の音楽ファイルを直接Boseで再生するのがベストです。

残念ながらBose Musicアプリにはネットワーク上のサーバーに直接アクセスする機能はありませんが、幸にしてBose Soundbar 900はChromecastに対応しているので、Chromecastに対応している音楽再生アプリからキャストすれば再生できそうな気がします。


と言うことで試してみました。

Bose Musicアプリの設定画面のChromecast built-inからChromecastを有効にし、

mconnect Player Lite(Chromecast対応)のBrowserメニューからローカルサーバー上のSoundgenicを選択して再生する音楽ファイルを選び、次にPlay toメニューの右上にあるキャストアイコンからBose 900を選択。

Playerメニューを開き再生ボタンを押すとBoseから「ポーン」と言う音が聞こえて接続されたことがわかります。

「思ってたよりも簡単じゃん♪」

と嘯きつつBoseから音楽が流れるのを待ちますが、一向に再生されません。Playerメニューの再生バーを見ると止まったままです。
別の音楽ファイルを選んで試してみますが、やはり再生できません。

「なして?」

mconnect Player LiteはChromecast対応のはずですが、もしかしたらBoseとの相性が悪いのかもしれません。
あるいはBoseのChromecastが上手く動いていないとか...。

そこでYouTube Musicアプリを使ってYouTube上のライブラリから曲をBoseにキャストしてみたところ、ちゃんと再生できました。
と言うことはBoseのChromecastには問題はなく、mconnect Player Liteに問題がある蓋然性が高いかも...。


だったらということで、キッチンに移設したSC-C50で試してみるとやはり再生できませんでした... ( ; ; )
※SC-C50はChromecastに対応しており、ネットワーク接続にはGoogle Homeを使用したのでキャスト先として既に設定されている。

mconnect Player Liteの説明ではChromecast対応となっているので本来は再生できるはずなんですが、訳がわかりません。

「やっぱりアプリの問題か...」と、mconnect Player LiteのPlay toメニューを開いた状態でぼんやりと対応策を考えていたところ、UPnPUniversal Plug and Play)デバイスリストの中にBose 900とSC-C50があるのに気づきました。

物は試しとSC-C50を選んで再生してみたら、何と曲が流れてきたではありませんか!


私の目的はSoundgenicのファイルをネットワーク経由でBoseで再生することなので、ChromecastであろうがUPnPであろうが構いません。

急いでBoseが置いてある部屋に戻り、今度はBose 900を選択して再生ボタンを押したのですが、何故か再生できずにBose 900のLEDがオレンジ色に点滅しました。

すぐに取説を開いて調べてみたところ、オレンジ色の4回点滅はソースエラーであることが判明。
どうやら接続はされているんだけど、ソースに問題があって再生できないようです。

でもSC-C50では再生できたのに何故だろうと考えてみて、「もしかして...」という原因に思い当たりました。

そこでSoundgenicのフォーマットフォルダを開き、ファイルフォーマット別に再生してみると、flac、wav、m4a(ALAC)は再生できるけどaifとdsfは再生できませんでした。

そうだったのです。
原因は単純で、そもそもBose Soundbar 900が aif(AIFF)を再生できなかったというわけです。
※取説を見てみたけど、再生可能フォーマットの記述はありませんでした。

私は基本的にCDはAIFF(非圧縮)でリッピングしているのでSoundgenic内の音楽ファイルのほとんどがAIFFフォーマットとなっており、flac、wav、dsfはe-onkyoで購入したハイレゾファイルです。

一昔前はAIFFに対応していないデバイスが多かったけど、最近は大体対応している(ような気がする)ので全く気に留めていませんでしたが、こんなところで再び出くわすとは...^^;

ちなみにSC-C50で再生できたのは、SC-C50がaifに対応しているからに他なりません。


と言うことで、BoseでSoundgenic内のファイルを再生する際にはmconnect Player Lite経由(iPad mini経由)にはなるけどAirPlay(apple独自のWi-Fi通信規格。Bose Soundbar 900はAirPlay2に対応している)で飛ばすことにしました。

念のため試してみましたが、aifは勿論のこと、flac、wav、dsfのハイレゾファイルも全て再生できました。

192.0kHz/24bitのハイレゾファイルをネイティブで送っているのかどうかはわかりませんが、実際の再生音は44.1kHz/16bitのaifファイルよりも格段に鮮度が高くてレンジが広いので、ハイレゾファイルとしての優位性は十二分に表現できています。

この結果に気を良くし、無料だけど広告が表示され機能も限定されるmconnect Player Liteではなく、有料版のmconnect Player HD(iPad向けの横画面になっていて操作性も上がっている)を購入。これでストレス無く操作できます♪


AirPlayはiPad上のアプリ再生映像をTVで観るのに普段よく使っていますが、音楽再生に使用するのは実は初めてです。

でもその音はBluetoothよりもかなり良かったので、今後は映像再生だけではなく音楽再生にも活用していこうと思います♪