ビジュアルシステムの要である有機ELTV Panasonic TH-55HZ2000は、イネーブルドスピーカー2機を含む15機のスピーカーによるサラウンドシステム(3ウェイ3.2ch+2ch)を搭載しています。
イネーブルドスピーカー(2機)
- 音を天井に反射させることで高さ方向の音表現を可能にします。
ウーハー(2機)+パッシブラジエーター(2機)
ツイーター(3機)+ミッドレンジ(6機)
- センターと左右に前向きに配置。センタースピーカーにより、セリフやボーカルの音声を聞き取りやすいクリアな音で再生します。
実際、私がこれまで使ってきたTVの中では群を抜いて音が良いです♪
特にセリフが明瞭で聴き取りやすい点とそれなりのサラウンド感が感じられる点がお気に入り。
ただ一つだけ不満なのが低音の量感不足。
音声調整で「低音強調」をONにし、さらにEQで低音を持ち上げているのですが、それでも物足りないし、重低音なんて聞こえもしません。
そこでビジュアルシステムのサウンド強化を実施することにしました。
最初はDolby Atmos イネーブルドスピーカーを内蔵した3.1.2ch サウンドバー DENON DHT-S517の導入を検討しました。
ピュアオーディオ機器と同様の音質最優先の設計になっているのが最大の特徴で、サブウーファーがワイヤレスなので設置自由度が高く便利です。
ただ、サウンドバーを導入するとHZ2000のサウンドシステムを全く使わないことになるし、接続にTV側のARC/eARC(Enhanced Audio Return Channel)対応HDMI端子を使用するので、4つのHDMI端子が全て埋まっている現状では新たにHDMIセレクタを導入しなければなりません。
「音は良さそうなんだけど、色々問題あるなぁ...」と導入に踏み切れず、別の方策がないかネットで調べた結果浮上したのがサブウーファーの導入でした。
調べるまで知らなかったのですが、HZ2000はイヤホン出力をサブウーファー出力に変更できたのです。
これならHZ2000内蔵のサウンドシステムを活かしながら低音強化が実現できます!
実は単体サブウーファーの使用は初めてではなく、2006年までSALOGIC D.CUBE2 EXを使用していました。
当時はオーディオシステムのスピーカーにSonusFaberのElecta Amator2を使っていて、D.CUBE2 EXはピュアオーディオメインで使用/調整していたのですが、2006年にスピーカーをGuarneri Mementoに変更したのを契機に手放しました。
勿論最初は使ってみたんだけど、結局MementoとD.CUBE2 EXの音を納得がいく(調和した)状態に調整ができなかったので使用を諦めた次第。
以前はピュアオーディオ用サブウーファーだった故に音質優先でピュアでの評判が高かったD.CUBE2 EXを選びましたが、今回はビジュアルシステム用サブウーファーと割り切っているので、音よりも予算/サイズ/デザイン/機能/納期を優先して選びました。
予算
- 安すぎるのも嫌だけどビジュアル用なので高すぎるのも避けたい(5~10万円)
サイズ
- 以前使用していたD.CUBE2 EXは大きくて設置場所に苦労したから今回は小さめが良い
デザイン
- できるだけシンプルなデザインで、色は当然目立たないブラック
機能
- 必須はカットオフ周波数&ボリュームの調整機能とアナログ入力端子で、位相調整ができると嬉しい
納期
- 待つのは嫌なので即納可能なもの
ブランドには特に拘らなかったけど知らないメーカーは嫌だなと言うくらいのノリで選んだ結果、KEF Kube8bに決定!
重さ
11.3kg
寸法
(H x W x D) リアパネル及びフット込み
293 x 293 x 310mm
デザイン
アンプ内蔵サブウーファー/密閉型エンクロージャー
ローパスフィルター 可変
40Hz - 140Hz & LFE
位相調整
0° / 180°
イコライジング調整
In Room / Wall or Cabinet / Corner
周波数特性
34Hz - 140Hz (±3dB)
最大出力
105dB
搭載パワーアンプ出力
300W RMS
パワーアンプ形式
Class-D
使用ユニット
1 x 200mm (8in.)
アナログ入力
RCA ピン、 スピーカーインプット
長くなったので、KEF Kube8bの設置と感想は次回に。
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