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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツの燃費低下の原因発見、そして久々の日帰りドライブ(神社巡り)

以前のエントリーで、純正サイズ(195/45 R17)のスタッドレス(ブリザックVRX2)を履いて3000rpm以下のエンジン回転縛りで高速を走った時の燃費が18.8km/Lだったのに対し、夏タイヤミシュランPilotSport4:205/45 R17)に変えて高速を概ね6速・2500rpm維持で走った時の燃費が14.4km/Lだった〜4km/L以上燃費が落ちた〜という話を書きました。

当初はTDI Tuning(サブコンピューター)を取り付けたせいかと考えていたものの、同じ高速道路の往路と帰路でON/OFFを切り替えて試したところ燃費が同じだったため、ほとんどターボがかからない状態においてはTDI Tuningは燃費に影響を与えない(TDI Tuning自体が過給圧をコントロールするものなのでターボがかからない領域では影響を与えない)ことが判明し、その結果を受けて燃費低下の原因を「トレッドが10mm広くなり、かつグリップ力も高いミシュランPS4に変えたことによるもの(タイヤ外周付近の重量増、転がり抵抗の増加)」と結論づけていました。

一方、スタッドレスでの市街地走行の燃費は大体13km/L台の後半でしたが、ミシュランに履き替えた後の市街地走行燃費は当初12km前後だったものがどんどん悪化していき、最終的には9km/L台にまで落ち込むことに。

高速燃費はまあわからなくはないけど、市街地走行の燃費が何故悪化していくのか理由がわからず、TDI Tuningを取り付けたことによるECU再学習が燃費を悪化させているのではないかと推察し、一度ECUをリセットした方が良いのではと真剣に考えていました。

ところがひょんな事からタイヤ交換以外の燃費低下の原因が判明。

それは「タイヤの空気圧」でした。


ミシュラン&BBSに交換したのが4月初旬で、6月初旬頃に一度エアを補充した後放置。
市街地走行燃費の悪化を感じ始めたのがお盆あたりで、9月下旬にはさらに悪化して10km/Lを切るに至るわけですが、そう言えばエアを補充していないなと思って9月末にチェックしたところ、フロント右:2.1kgf/cm²、フロント左:2.2kgf/cm²、リア2.1kgf/cm²まで低下していました。

ミシュランPS4のロードインデックスを考慮した適正空気圧はフロント2.5kgf/cm²、リア2.3kgf/cm²くらいなので(ZC33Sの純正タイヤの指定空気圧はフロント2.3kgf/cm²、リア2.1kgf/cm²)、フロントは何と0.3〜0.4kgf/cm²、リアは0.2kgf/cm²空気圧が低下してしまっていたわけです。

以前クルマを所有していた時は結構こまめにタイヤ空気圧をチェックしてたけど(注:この時は燃費のことは全く考えておらず、走行性能低下への危惧と安全面のことしか気にしていなかった)、17年間もクルマを所有していなかったためすっかりその習慣を忘れていました。クルマ自体には年に数回乗っていたけど全てレンタカーだったので、空気圧をチェックする必要はありませんでしたからね。


空気圧低下がわかった時、「もしかしてこれが燃費低下の原因だった?」と思い当たり、適正空気圧までエアを補充して1ヶ月間燃費計をチェックしてみたところ、燃費は12km/L台まで改善!

市街地走行燃費から推察するに、どうやらタイヤを変えたことによる影響は1.5〜2km/L程度で、空気圧低下(フロント0.3〜0.4kgf/cm²、リア0.2kgf/cm²)による燃費への影響もまた同程度あったようです。

なお高速燃費が4km/L以上低下したことに関しては、①タイヤ交換の影響、②タイヤ空気圧低下の影響(計測したのが5月中旬だったのでミシュラン装着後1ヶ月半経っていたことと、もしかしたらミシュランを購入したカルバン富山本店のスタッフがZC33Sの純正タイヤの空気圧しか入れていなかったのではないかという疑いもある)、③2500rpm維持という走行条件の影響、によるものだと考えています。

いずれにせよ今後は毎月末頃に空気圧をチェックして補充することに決めました。


直近のチェックは10日前で、昨日久しぶりに日帰りドライブ(走行距離276km、高速道路非使用)を楽しんだのですが、帰宅直後の燃費表示は何と15.7km/L。

✳︎写真は翌日(本日)撮影

出発前の燃費計が12.7km/L(燃料満タンにしてから70kmくらい走行時点)だったので、昨日だけだと16km/Lくらいで走れた感じですね。
もちろん交通状況と走り方の影響が大きいわけだけど、このくらいの燃費で走れることがわかったのは大きいです!

近いうちに高速での燃費チェックをしてみる予定。
6速・2500rpmだと14km/L台なのはわかっているので、今度は2100rpm程度に抑えて走ってみるつもりです。
もし16.5〜17km/Lくらいで走れるようであれば東京まで無給油で行けることになるので、割高な高速SAで給油しなくても良いから助かります♪ 最近、ガソリン価格も上がってますからね。

briareos.hatenablog.jp


さて、昨日のドライブですが、飛騨高山まで行ってきました。第一目的はドライブで、第二目的は神社巡りです。
大体のルートは次の通り。

【往路】
富山〜神岡:国道41号
神岡〜平湯:国道471号(平湯大滝)
平湯〜高山:国道158号(日輪神社)
高山〜飛騨一ノ宮:国道41号(水無神社)
【復路】
飛騨一ノ宮〜富山:国道41号(日枝神社

国道41号線(特に富山〜神岡間)はスノーシェッド工事のために何箇所も1車線規制(長時間の信号ストップ)の箇所があってイマイチだったけど、国道471号、158号はかなり気持ち良く走れたし、(期待していたほどではなかったにせよ)紅葉も見られたのでよかったです♪

■平湯大滝


落差64m、幅6mの飛騨三大名瀑の一つで、日本の滝百選にも選ばれているそうです。
最近雨が少ないせいか、ネットで見た写真よりも水量が少なかったのがちょっと残念。

■日輪(にちりん)神社



神社は山(人工ピラミッドとの説があるけど、そうは見えなかった)の中腹に位置しており、足場の悪い坂道の登り降りは結構大変でした...(^^;;
主祭神天照皇大御神ですが、元々は山体自体が御神体とのこと。個人的に天照をお祭りする神社には興味がないのですが、ここは日本で唯一の「日輪神社」という名称の神社とのことで、ちょっと気になったので来てみた次第。
そもそも太陽神が女神というのが個人的に納得いかず、天照は元々は男神だったという説を支持しています。ミステリー作家の高田崇史さんは「天照國照彦天火明櫛玉饒速日尊:ニギハヤヒ」が本来の天照で、それが朝廷によって天照大神に入れ替えられたのでは?と仰っていて、私はその説が説得力あるなと思っています。
なので「日本で唯一、日輪という名称を冠する神社だし、もしかして何かしらニギハヤヒの痕跡があるかも」と思ったのですが、ざっと見た感じでは何も見つかりませんでした。むしろ太陽信仰由来の日輪ですかね。
ちなみに日輪神社は指折りのパワースポットとして全国的に有名らしく(注:個人的にはパワースポットというやつは信じていません)、また鬼滅の刃の聖地(日輪刀、日輪の耳飾りからのこじつけ?)みたいです。

■水無(みなし)神社:飛騨一宮



主祭神御歳大神(御年大神、みとしのおおかみ)で、奥宮でもある位山(くらいやま)に鎮座する水主神だそうです。
そもそもは位山という山に興味があり〜天孫降臨の地という伝承があること、天皇即位及び伊勢神宮式年遷宮の際に位山のイチイの木で作られた笏が献上されること、巨石群があること〜、その位山を奥宮とし飛騨國の一之宮でもある水無神社に来てみたというわけ。
神社そのものの神聖性よりも、地元の子供達が笑い声を上げて境内を走り回っていたのが自分の昔の姿が思い出されて印象深かったです。

日枝神社(飛騨山王宮・日枝神社



帰路の途中だったので立ち寄りました。
日枝神社なので主祭神大山咋神(おおやまくいのかみ)〜所謂、山の神〜ですが、日枝神社という名称は神仏分離令によって付けられた(変更させられた)もので、元々は日吉山王宮だったそうです。
ちなみに大山咋神の「大山」は比叡山のことなので「比叡:ひえい→日枝」になったそうです。
駐車場の場所がわからず近くの公園の横に停めさせてもらったのですが、神社に歩いて行く道沿いで紅葉が見られたのが嬉しかったです。


今回訪れた3社はいずれも地元の人々から慕われている良い神社だと思いました。でも以前訪れた安房国一之宮・安房神社で久しぶりに感じた「境内に入った途端、空気が変わる感じ」は残念ながらありませんでした。
あの感じが好きで神社を巡っているのですが、子供の頃はどの神社でもそれなりに感じられたのに、今はほとんどの神社で感じられないのは何故なんでしょう?単に「歳をとったから」とも思えないんですけどね。