クルマのジャッキアップポイント(パンタジャッキを使用できるサイド側のポイント)ってこんな感じだとばかり思っていました。
※写真はGoogleで拾ってきたものです。問題があれば削除しますのでご連絡下さい。
なのでこの形状に合うKTC製のパンタジャッキを購入したのですが、スイスポのジャッキアップポイントを見てみたところ、絶句...! 全然違うじゃん...(>_<)
突き出ている箇所(幅が約80mm、厚みが約10mm、高さが8mmくらい。シャシの切れ込みの幅は約125mm)がジャッキアップポイントで、ここを持ち上げるようです。
ちなみに後でスイスポ車載のパンタジャッキを見てみたところ、受け部分に浅い直溝(窪み)がついていて、そこにジャッキアップポイントを嵌めるようになっていました。
やっぱりKTC製パンタジャッキをそのまま使うことはできないようです...(>_<)
だったら車載ジャッキを使えばよいのですが、折角買ったので少し改造(改修?)してみることに。
要は受けの部分がスイスポのジャッキアップポイント形状に合うようにすれば良いので、KTC製パンタジャッキの受けの部分にアダプタを取り付けることに。
そこでamazonでジャッキ用のアダプタを物色し、ZHUBANGのアダプタを購入。
溝の幅と深さがジャッキアップポイントに合いそうなのと、アダプタの直径がジャッキアップポイントのシャシ側の切れ込みの幅とほぼ同じなのが選んだ理由。
翌日商品が届いたので試してみました。
ピッタリですね♪
後で気がついたのですが、そもそもこの商品ってフロアジャッキでボディサイドのジャッキアップポイントを持ち上げる時に使えるように作ってあるので、サイズが合って当然なわけです。
アダプタは問題なかったので、次はKTC製パンタジャッキへの取り付け。
本来であればボルト止めするのがベストだと思いますが、パンタジャッキの受け部分の鉄に穴を開けられるようなドリルは持っていないので、簡易的ではあるけど両面テープで固定することにしました。
極論、ジャッキアップポイント〜アダプタ〜パンタジャッキの受け部分の3つが正しい位置関係にあれば、アダプタを固定せずに挟むだけでも実際にジャッキアップする際には問題ないと思いますが(車重がかかって動かないはず)、その正しい位置関係にセットしやすいように両面テープで固定しておこうという魂胆です。
アダプタの実物はこんな感じで、裏側の中心に円形の浅い窪み(直径3.2mmくらい)があります。このまま両面テープで貼り付けるとアダプタ裏の円形窪み部分は接着力が期待できません。
一方、KTC製パンタジャッキの受けの部分は約50mm×50mmなので、先の円形の窪みの面積は約3割強を占めることになります。加えてKTC製パンタジャッキの受けの部分にはスリットがありそこはアダプタと接着できないため、そのことを考えると円形の窪み部分も接着されるようにしておく方が安心です。
と言うことで、窪みの部分に予め両面テープを貼って埋めておくことに。2枚並べて貼って窪みに合うよう切り取り、さらに90°方向を変えて2枚並べて貼りました。(写真は途中経過)
次にKTC製パンタジャッキの受けの部分に両面テープを貼り、
アダプタと接着して完成。
裏側はこんな感じ。
アダプタの上に鉛インゴットを載せて丸一日放置し接着力を高めます。
翌日。アダプタ部をつかんで持ち上げてみましたが、剥がれる感じは全くありませんでした。勿論アダプタの周辺部だけに荷重がかかると剥がれると思うけど、中央に荷重がかかるように使えば大丈夫でしょう。
ちなみにアダプタを装着した状態での最低地上高は約130mm。土台として使う板の厚みが約30mmなので、ジャッキアップポイントの地上高が余裕を見て170mm以上あればOKですが、以前測ってみたら200mmくらいあったのでスイスポで問題なく使えそうです。
早速試してみたところ、計算通り余裕で入りました♪
ジャッキアップポイントとアダプタの位置関係が正しいと、数ミリの遊びしかないくらいピッタリ嵌まりました。
これなら十分に使えそうだし、標準搭載のパンタジャッキを使うよりも安全かもしれません。
むしろジャッキよりも土台の板の強度の方が心配になってきました。折れることはないけどパンタジャッキの脚がアンバランスに板に埋まってジャッキが傾かないかと...。本当は鉄板が良いけど、重いし錆びるし保管が大変なんですよね...。
最後に、改造(改修)が終わった後にamazonのジャッキアダプタをもう一度みてみたのですが、以前はスルーしていた商品が実は今回使ったものよりも良いのではないかと思ったので紹介しておきます。
このFirecoreのアダプタの良い点は、
- 直径が65mmと小さく、ジャッキの受けの部分より一回り大きいくらいのちょうど良いサイズ感(ジャッキをしまっておく際にZHUBANGよりも省スペース)
- アダプタの裏がほぼフラット(正確には凸凹はある)なので、ZHUBANGのように窪みを埋める必要がなく、接着力は高そう
の2点。
ZHUBANGだとスイスポのジャッキアップポイントにピンポイントでジャストフィットする反面、設置位置がずれているとうまく嵌まりませんが、Firecoreの方は80mmのジャッキアップポイントに対してアダプタ幅が65mmなので余裕があるわけです。
今さら買い替えるつもりはないけど、もしZHUBANGが使えなくなったら次はFirecoreのアダプタにすると思います。
【2023/11/26追記】エマーソンのパンタジャッキに買い替えました。
briareos.hatenablog.jp