memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツで初の高速走行

オーディオの話に行く前にスイスポの話を1つ。


22日の朝からマンションの引き渡し手続きがあるため、前泊で東京に行ってきました。

当初は新幹線で行くつもりだったけど、慣らしにちょうどいいなと思いスイスポで。往復900km程なので、富山に戻ってから1ヶ月 or 1000km点検を受けられる意味でもグッドタイミングです。


21日は夕方から会食(2名)の予定があり、また22日はショートステイに預けている母が夕方帰ってくるため、寄り道をしながらのんびり走る時間的余裕はありませんでした。
往きはともかくとしても、できれば帰りは松本まで中央道で行き、そこから158号〜471号〜41号で富山に出るルートを取りたかったです。ワインディングロードが多くて楽しいんですよね。

まあ次の機会があればそうするとして、今回は往復ともに北陸道上信越道〜関越道という最短時間ルートを取りました。

9時に自宅を出てガソリンを満タンにし、途中2回休憩して和光市駅前のホテル(会食が和光市駅近くのイタリアンで、翌日の引き渡し手続きが池袋だった故に、わざわざ都内に泊まる必要はないなと...)に到着したのが14時だったので、往きは5時間で着いたことになります。

上信越道は十数年前?くらいに走ったことがあるのですが、当時は片道1車線の区間が結構あったのでトラックに引っ掛かってイライラしたという記憶しかありません。でも今は片道完全2車線化していて、しかも交通量が非常に少なかったのでとても快適に走ることができました♪


※新井PA


高速を走るのはスイスポが納車されて初めてだったので、まだ試していなかった全車速追従式ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を使ってみました。

ACCを簡単に説明すると、前走車がいないときは設定した速度で走り、前走車が現れるとその速度(実際には車間距離?)に自動的に合わせて走ってくれるという機能です。

6ATの場合は全車速追従式なので、前走車がブレーキを掛けて停止するとスイスポも追従して停止します。ただし停止後2秒でブレーキが解除されるため停止後は自分でブレーキを踏まなければならず、また前走車が発進した場合は、ブレーキを離した後にACCのRESスイッチを押さないと追従はしてくれません。なのでトロトロ走り続けている渋滞時には使えるけど頻繁に停止する渋滞では使えないと思います。

今回は前走車が停止するような状況はありませんでしたが、往きの1/4くらいの距離はACCを使って走行してみました。

その感想はというと、「クセを理解して使えば非常に便利!」。


その昔、ホンダのビガーに乗っていたという話を以前書きましたが、実はビガーにもクルーズ・コントロールがついていました(確か燃費も表示された)。その当時の技術なので単純に速度が一定になるようアクセルをコントロールするという機能です。
当然ながら前走車の有無など関係ないので、自分が先頭で走っている時ならともかく前走車がいる時は自分で速度調整をしなければならないため、結論としてはほぼ使えない機能でした。

その印象があるのでACCに対してもさほど大きな期待はしていなかったのですが、ACCは全くの別物ですね。しかもスイスポは中低速トルクが強いので、6速でそれなりの登り坂に入っても平気で速度を維持してくれるからストレス皆無です。

なお設定速度の維持精度は高いけれども状況によって±2kmの誤差はありました。でも前走車の速度に追従するので(前走車がスピードを上げた場合は設定速度まで)、維持精度はあまり関係ありませんけどね。


基本的にはとても便利なACCではあるものの、唯一気にいらなかったのは前走車との車間距離の設定。ステアリングコラムのスイッチで車間距離を3段階に設定できるものの、一番短い車間距離に合わせても自分の感覚的には車間距離が長すぎるのです。
それ故、走行車線をACCで走っている際に前走車が近づいてきたら追い越し車線に出ようとするのですが、その前に車間距離による減速が働いてしまうのです。

追い越し車線に出ようと考えている時に減速されるため、ハッキリ言ってムカッとします。「まだ距離あるのに何で?」って感じ。ちなみに車間距離を最大にしていると、めちゃくちゃ距離があるのに減速が始まります。安全重視なのは理解できるけど、ちょっとねぇ。

3回ほどムカッとすると流石に私も学習するので、車線変更はかなり前の段階ですることにしました。それさえ覚えてしまえばACCはメチャクチャ便利だと思います!


一方、ACC以外で高速を走っていて気になったことが3つありました。

1つは高速走行時にハンドルをスパッと切ると結構ロールするということ。街中だと気にならなかったけど、スピードが出ているとフワッとロールするので、なんかお尻がムズムズして気持ち悪いです。やっぱりTEINの車高調とEDFC active pro(電動減衰コントローラー)を入れたいなぁ...。

2つめは、ハンドリング(ステアリングを切った時の応答性)の感触が少し甘いかなということ。ハンドルを切れば切った分曲がるんだけど、その時の感触に曖昧な感じがあります。それは直進時にも感じることで、真っ直ぐ走っていてもビシッとしない感じがあるんですよね。
尤も今回はスタッドレスブリヂストン・ブリザックVRX2)を履いていたのでその影響が大きいかもしれませんが、それだけでは無さそうな気が...。

3つめはATモード時にアクセルを一気に踏み込んだ時の挙動について。私はAT車もターボ車も買うのが初めてなので単なる理解不足かもしれませんが、高速走行時にアクセルを一気に踏み込むとターボブーストが効き半テンポ遅れくらいで加速するのかと思いきや、まずギアがキックダウンしてレブメーターが跳ね上がり、その後にブーストがかかるので、タイミング的に1.5テンポくらい遅れて加速するわけです。
勿論その時の回転数にもよるとは思うけど、2500rpm以上回っている場合はキックダウンせずにブースト効かせた方が加速までのレスポンスが短いんじゃないかなと感じた次第。なので高速巡航時はATではなくMTで6速に入れて走った方が良いのかもしれません。


ということでいくつか課題も見えてはきましたが、総合的には(街中だけでなく)高速走行もとっても楽なスイスポでした♪