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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

実家のリフォーム #1

実家リフォームの経緯については前回のブログに書いたので、今回はリフォームを依頼する会社の選定について触れたいと思います。


ネットで調べてみたところ、リフォーム会社は大きくは5つくらいの系統があるようです。

  1. 大手ハウスメーカー系のリフォーム会社
  2. 独立系のリフォーム会社
  3. 不動産系のリフォーム会社
  4. 工務店系のリフォーム会社
  5. 設計事務所系のリフォーム会社

※RenovationSoupより参照
www.renovation-soup.com


知人に聞いたところによると大手ハウスメーカーは安心できるけど割高らしいし、物件を探す必要がないので不動産系に頼むメリットはありません。地元の設計事務所のサイトもいくつか見てみましたが、設計費用が他の系統のリフォーム会社よりは高いはずだし、ホームページの情報だけではどこが良いのか全く判断できなかったので外しました。

結局、独立系および工務店系と思われる会社の中から、良さそうに思えた2社に連絡し、そのうち1社と直接会って話をすることにしました。


その会社(仮にT社としておきます)は実家のある地元を中心に営業しているリフォーム専門業者で、話を聞いたのは人の良さそうな職人肌のおっさん(店長)でした。

お店で概略を説明し、後日実家を直接見てもらって概算見積をお願いしたわけですが、翌日の朝、詳細内容がまるでわからない見積を持ってきたのにはビックリしました。それにコロナの影響で機器が入手しにくくなっていることには一切言及はありませんでした。

ちなみに後日、T社のサイトの工事実績事例をよくみて見ると、キッチンやバスルームのみリフォームするといった限定的なリフォーム施工経験は多いものの、水回り以外の箇所を含む大規模なリフォームの施工経験はあまりなさそうな感じでした。


実は実家リフォームの相談をするに際し、最終的に話を聞いた2社に対して出した要望(課題)がありました。

実家はバス・トイレ・洗面・洗濯機置き場が1カ所に集まっているのですが、「バスルームが狭いので広くしたい、トイレは逆に広すぎるので狭くして良い、洗面台が狭いので広くしたい」という要望。もし今のスペースで実現困難であれば、今回リフォームするエリア内で配置を最適化してもらってかまわないという条件つきです。

その要望(課題)に対しT社が出してきたのは「納戸の中に洗濯機スペースを移し、バス・トイレ・洗面を現在のスペースに置く」という案でした。
う〜ん?という感じです。


そしてT社以外に話を聞いたもう1社がジョーシンです。家電量販なので、先の5つの系統とは異なる6番目の系統になりますね。

家電量販店であるジョーシンに相談した理由は次の通り。

  1. 最大の理由は実家の近所にあるジョーシンの店舗に「リフォーム相談受けます」というのぼりが立っていたこと。
  2. ジョーシンはよく知っているので信頼感があった。実際に工事をするのは下請けの工務店だとしても管理責任はジョーシンにあるので、聞いたことがない地元の会社よりもある意味安心して頼めそうな気がした。
  3. リフォームとは別に、TVの追加購入、洗濯機とエアコンの買い替えを予定していたので、それらも合わせて一括相談できる方が便利だし、リフォームを発注するのだから家電品の購入価格も安くしてくれそうに思った。


ジョーシンの店舗を訪れて概要を説明し色々と話を聞いてみたところ、大規模リフォームの実績のある工務店アサインするので心配はいらないとのことでした。

さらに後日実家を見てもらった際、私からの要望(課題)に対して実際に工事を担当するヤマイチ株式会社が出してきたのは「トイレをキッチンと奥の座敷(私の部屋になる場所)の間の廊下(この廊下に納戸が面している)に移す」という案。また納戸の使い勝手を担保するために座敷の入口も移動させるという提案になっていて、T社の案と比較しどちらが使いやすいかは火を見るより明らかでした。

※ただしトイレの位置が下水道から遠くなってしまうため、流行の節水型トイレだと排水溝まで流れきらない危険性があり、タンク式トイレの一番大きい物を使わざるを得ないとのこと。だとしても、母の居室(和室)と私の部屋のどちらからも近い位置にトイレがあるという利便性に比べれば、些細なことではあります。


ヤマイチの責任者のSさんに話を聞いてみると、ヤマイチはリフォームだけではなく新築まで幅広く手がけているとのことだったので、T社との提案力の違いにも納得がいきます。

またSさんは趣味で音楽をされていて、自宅に防音室も作っており、私の部屋(オーディオルーム)の内装に関しても有意義なご提案をいただきました。これもジョーシンに決めた要因の1つです。


ジョーシンに依頼したことについては結果的に満足していますが、それは下請けのヤマイチが優れていたという点が大きかったと思います。実際に工事をするのは下請けなのですから、結局リフォームの品質は下請け企業の能力次第と言えそうです。

ちなみに別途購入した家電品については最初からジョーシン出し値の最安を提示していただけました。ネットで買えばもっと安く買えましたが、今回のリフォームを通してジョーシンの副店長とつながりができたので、後々のことを考えると良かったかなと思っています。

※今回Panasonicの有機ELTV(TH55-Z2000)を購入したのですが、引っ越しのバタバタで保証書が紛失してしまい、副店長に泣きついたところ直ぐに保証書再発行を手配していただけました。有機ELTV購入キャッシュバックキャンペーンに申し込むのにどうしても保証書が必要だったので助かりました。


次回は、今回選んだシステムキッチン、バスルーム、洗面台と、これまで知らなかったメーカー(クリナップ)ショールームの役割について触れてみたいと思います。