iPurifier2をZ1ESとMA1 DACの間に入れた音の第一印象は次のようなものでした。
- 背景が更に静かになったような?
- 音量が下がった
- 楽器/ボーカルが空間に浮き出る感じ
- コーラスの1人1人の存在が明瞭
- 空間の広がりが少し増した?
- 音が滑らかになった
その後何回か接続状態で試聴したものの、時間がなくてまだiPurifier2の有無による比較試聴はできていません。
でもiPurifier2をつけない状態の記憶と比較する限り、幸いにして第一印象で感じた効果は本物だったようです。
やはり一番特徴的なのは、何もない空間から楽器の音が“ポッ”と出てくる感じ。この感覚は以前スピーカーベースとしてWellfloatボードを導入した時と近いものがあります。
空間の広がりについては、左右への広がりが増しました。奥行き方向はさほどではないのですが、音の定位が以前よりも明快になった結果、音の前後関係がさらにはっきりとわかるようになっています。
音の滑らかさについては補足が必要かと思いますが、滑らかだからと言ってエッジが丸い音になったわけではなく、音はきっちりと立っています。でも音の表面テクスチャーというか、時系列方向での音の変化みたいなものが、なんとなくスムーズになったように感じます。
今のところ副作用みたいなものは感じられないので~いずれiPurifier2の有無での比較をしてみれば副作用についてははっきりすると思いますが~iPurifier2の導入は大当たりだったと言えます。この価格にしてこの効果であれば、C/Pは抜群ですね。
この結果に気をよくして、OracleとMA1 DACの接続用にiPurifier SPDIFを導入してしまいました...(^_^;
iPurifier SPDIFは、iPurifier2と違ってACアダプタを取り付ける必要があります。最初はP10から電源を取るつもりだったのですが、ACアダプタの縦方向が長すぎてラックと干渉してしまいうまく取り付けられません。仕方がないのでAV機器用のコンセントボックスから取ることに。幸いにしてACアダプタのケーブルの長さはギリギリ足りました。
現在エージング中ですが、第一印象はiPurifier2ほど良くありませんでした。むしろ音が悪くなったんじゃないかと思ったくらいです。
でも数日後に聴いた感じではiPurifier2のような音の出方に近づいてきました。何もないところから音がポッと出る感じとか、左右の広がりとか、定位の明確さとかですね。
ただし、なんとなく音が詰まっているというか伸び切っていないというか、そんな印象を受けます。恐らくエージングが進めば解消すると期待していますが、現時点での印象ではiPurifier2ほどのインパクトはありません。
やっぱりACアダプタの電源はP10から取った方が良いと思うので、場合によっては短い延長ケーブルみたいなものを作ろうかなと考えています。あるいはP10との間に電源ボックスをかませるか...。
このiPurifier SPDIFは光ケーブルの接続も可能なので、もし結果が良ければBDレコーダーの光デジタル出力用にもう一つ買っても良いかなと思っています。ただその場合はACアダプタが2つになるため、延長ケーブルではなくて電源ボックスにしておいた方が良いかもしれません。
いずれにせよiPurifier SPDIFのエージングが進むのを待って再度試聴し、どうするか結論を出したいと思います。
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