memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Z1ESの不具合に関して

2/28にリリースされた本体ソフトウェアの不具合に関する問い合わせを契機に、USBデジタル出力時の曲頭切れ、さらには液晶パネルに白線が入る問題も含めて、ソニーさんの使い方相談窓口および修理相談窓口と何回かやりとりをさせてもらいました。
同様の不具合に見舞われている方の参考になるかもしれないので、その概要を書き留めておきます。


【1】2/28リリースの本体ソフトウェアをインストールすると、USBデジタル出力の音圧(D/A変換後のアナログ出力レベル)が極端に低くなる不具合について
Meitner MA1 DACをUSB-DACとして使用した場合に生じていますが、その後の検証で、OPPO 105JPでも同じ症状が起きることがわかりました。
またファイル形式も、AIFF、WAV、FLACAAC、MP3の全てで出力レベルが低くなり、DSD(DSF)ファイルに関しては「接続しているUSB-DACでは再生できないコンテンツのためスキップします」というアラートが本体液晶画面に表示されます。ちなみに前バージョンのソフトウェアではどのファイルも問題なく再生できています。
これらの情報を伝えたところ、ソニーさんの方でそういう症状が起こることを確認できたそうです。ただ、やりとりから推察するに、他社製品の中にも正常に再生できている製品はある模様。
原因は予想していた通り「最新ソフトウェアのWAV32bit対応の影響」とのことで、現在のところ改善策をふまえつつ詳細を確認中だそうです。
改善策のリリースがいつになるかわからないので、それまではスペシャルモードでソフトウェアを前バージョンに戻して使用して欲しいとのことでした。まあ、とっくにそうしてますけどね...(^_^;)


【2】USBデジタル出力の曲頭切れに関して
私が使用しているUSB-DACが動作保証対象外のため約束はできないけれども、何か改善策がないか確認中だそうです。


【2】に関してはどうなるかわかりませんが、少なくとも【1】に関してはソニーさんの方で改善策を探して次バージョン以降の本体ソフトウェアに反映してもらえるみたいです。


【3】液晶パネルに白線が入る不具合について
これは既にソニーのサイトで告知されている通り、液晶パネルの部品自体に問題があったようです。該当する本体シリアルNo.も発表されていて、我が家のZ1ESも含まれていたのは以前書いた通り。ただその時はまだ不具合は発生してなかったのですが、その後液晶パネルに白線が現れてしまいました。
我が家のZ1ESはHDDをSSDに換装しており、また電源インレットも交換しています。つまりは改造しているので、メーカー修理はしてもらえないのが普通です。でももしかしたら何とかしてもらえるかなと思って、ダメもとで聞いてみたのですが、やはりオリジナルの状態に戻さない限り修理は受けられないとのこと。
だったら自分で交換するので液晶パネル部品だけ送って欲しいとお願いしてみたのですが、それも対応しかねるとのことでした。
まあ予想はしてたし、メーカーとしては当然の対応だと思うので、液晶パネルの修理は諦めようと思います。どのみち操作はiPadのアプリでやるので、本体の液晶パネルは消灯状態にしてますからね。


というわけで、液晶パネルの修理はダメでしたが、Z1ESのソフトウェアに纏わる不具合についてはソニーさんが頑張って何とかしてくれそうな感じなので、吉報を待ちましょう。