当初の予定よりも3日早く、21日の夜に届いた新型Macbook Pro(以下MBP)。
何はともあれセットアップをしなければ使えないので、Time Machineで外付けUSB-HDDにとっておいたバックアップファイルで旧MBP(Retina-15inch/Mid2012)の環境を移行しました。最初はアプリケーションだけは入れ直そうかとも思ったのですが、旧MBPを使っていて特に不具合もなかったので、手間のかからない方法を選択した次第。環境移行は30分ほどで完了し、とりあえず使える状態になりました。
なお、旧MBPで構築していたBootCampによるWindows環境は止めにしました。新型MBP+SierraではWindows10の新規インストールのみ対応ということもあるけど、懸案だったmac用の年賀状作成ソフト(宛名職人)を購入したので、もはやwindows環境が必要なくなったというのが最大の理由。とは言え宛名職人でちゃんと印刷できるかどうか(住所データの移行を含む)不安なので、年賀状を作り終えるまでは旧MBPは売らずに残しておく予定。
話が横道にそれましたが、MBP到着後、普段通りに4日間使ってみた時点での感想を書き留めておきましょう。
◆サイズと重量の比較
model | 幅 | 奥行き | 高さ | 重量 |
---|---|---|---|---|
旧MBP(15inch) | 36.4cm | 24.9cm | 2.41cm | 2.49kg |
新MBP(13inch) | 30.41cm | 21.24cm | 1.49cm | 1.37kg |
差 | -5.99cm | -3.66cm | -0.92cm | -1.12kg |
15インチから13インチへの買い替えなので小さくて軽くなるのは当然だし、今回13インチを選んだ理由もひとえにハンドリングのしやすさだったのですが、その軽快さは私の想像を超えていました。大きさもさることながら、とにかく軽くなったのが最大の要因です。やっぱり重量 1kg強の差って大きいですね。主使用タブレットをiPad airからiPad mini4に変えた時の感動が蘇ってきました。
小さくなった分、画面サイズは小さくなっているわけですが、今のところ全く気になりません。iPad airからiPad mini4に変えた時と同じですね。
逆に意外だったのは処理スピード。アプリの起動スピードなんかはちょっと速くなっているように思いますが、Lightroomで加工した画像をファイルに書き出す時のスピードが旧MBPとほとんど変わらないか若干遅くなったような気がします。同じ処理をやってみて比較したわけではなく飽くまで感覚的印象なんですけど...。4年も新しいモデルなのでもっと速くなっているかと期待してたのが、ちょっと肩すかしでした。CPUのコア数とキャッシュサイズの違いが効いてるのかな?
気になったのでGeekbench4で測定してみた結果は以下の通り。マルチコアのスコアは4コアの旧MBPの方が高いものの、それ以外のスコアは新MBPの方が高いという結果でした。やっぱり進化してるんですね。
◆Geekbench4 Results ※新MBP(Intel Core i7-6567U/3300MHz/2cores)、旧MBP(Intel Core i7-3720QM/2600MHz/4cores)の順
◆Geekbench4 Compute Results ※旧MBP(GeForce GT650)、旧MBP(HD Graphics4000)、新MBP(Intel Iris Graphics550)の順
キーボードに関しては、想像していた以上に感触が違いました。キーの沈み込みの違い(押した時の感触)よりも、個人的にはタッチした時の音の大きさと安っぽさの方が気になります。撫でるように押せば音はあまり出ないのですが、今まで通りに打つと結構煩いです。これは15インチを選んでいたとしても似たようなものだと思うので、仕方ないですね。
Touch Barに関しては、便利になった点と、不便になった点が混在している感じ。便利になったと思うのは、ソフトをインストールする際のパスワード入力を指先のタッチだけで済ませられるようになったことと音量の調節がしやすくなったこと。逆に使いにくくなったのは、ATOKでカタカナ変換や英字変換をする際にキーボード上のfnボタンを押さなければならなくなったこと(一手間増えた)。
普段よく使うアプリではFinderとメールくらいしかTouch Barに対応していないので、正直まだよくわからないという感じですが、FirefoxやLightroomが対応してくれると便利になりそうな気がするので、アプリメーカーさんに期待です。
Wi-Fiに関してはルーターとのリンクスピードは速くなったものの(300Mbps→867Mbps)、大元のネット回線が100Mbpsなので残念ながら実効スピードは変わりません。ac規格に対応しているiPhone7とMBPをルーター経由で接続する場合には恩恵を受けられるはずですが、そんな場面はほとんどないので宝の持ち腐れです。
バッテリーの持ちについては、旧MBPに比べると悪くなりました。減り方が速いです(T.T) これはCPUをCorei7にしてメモリを16GBにした結果、消費電力が増えたことが原因でしょう。カスタムオーダーした時点である程度予想はしてましたが、やっぱりなぁという感じです。
最後に何かと話題のUSB-Cポートについてですが、基本的にはAppleの英断に私は賛成です。今後周辺機器がUSB-Cに対応してくれば絶対に便利になるかなと。とは言うものの、充電以外〜外付けUSB-HDD、デジカメ、SuperDrive、Walkman等の接続には必ずUSB-HUBを取り付けないとならないため、今現在の使い勝手は悪いですね。でもまあ、過渡期なので仕方ないと諦めています。
早晩、外付けHDD用にUSB3.0-microB〜USB-C、デジカメ接続用にUSB2.0-microB〜USB-Cのケーブルを買って、使用頻度の多い機器は直接接続できるようにする予定。
ちなみに先日購入したHUB(HooToo USB C HUB/USB 3.0ポート×3、HDMI、SDカードリーダー、チャージ用 Type-Cポート)は問題なく動作しています。
新MBPは今のところ屋内でしか使っていませんが、それでも小さく軽くなった恩恵はとても大きいと感じているので、13インチを選んで正解だったと思います♪
【追記】一つ書き忘れました。以前のMacbook ProではMagsafeのLEDの色で充電完了がわかりましたが、新型はUSB-Cケーブルになってしまったので、充電が完了したのかどうなのかが外からはわかりません。多分、充電状態をLEDで表示するような(以前のMagsafeのような)USB-Cアダプタ(もしくはUSB-Cケーブル)って作れると思うので、どこか開発してくれませんかねぇ。