昨年の4月に代理店に対して「最新のFirmwareにアップデート可能かどうか」を問い合わせたところ、「メーカーによると最新版のFirmwareは現在テスト中で、5月中(注:昨年の5月です)にはリリースになる模様。ただし最新Firmwareを利用するためにはボードのアップデートが必要となります。準備が出来次第ご連絡します」との返事がありました。
上級機(というかEMMブランドのDAC2X)の方はアップグレードしたという情報が既にいくつかネット上に上がっていたので、MA-1の方も遠からずアップグレード準備ができるだろうと楽しみにしていたのですが、その後何の連絡もありませんでした。
やっぱり普及機であるMeitnerブランドの方は蔑ろにされているのかなと思いつつ、待つのも疲れたので諦めていたのですが、先週末に代理店から「大変お待たせしました。アップグレードの準備がようやくできました」とのメールが! 先回の問い合わせから何と1年以上も経っています。
アップグレードの具体的な内容は以下のようなものでした。
本当にようやく準備が整ったのか、あるいは準備はできていたのだけれど(私に)連絡するのを忘れていたのかはわかりませんが、きっと前者なのだと信じましょう。
ちなみにボードのアップグレード(交換なのか改修なのかは不明ですが)に関する情報を探してみたのですが、アメリカでは見つけられませんでした。Firmwareアップデート(無料)の情報は2014年7月前後に結構上がってるんですけどね。
ただDSD128とDXDのサポートを可能にする機能変更(注:現在再生できるDSDファイルはDSD64/2.8224MHzまでだがこれをDSD128/5.6448MHzまで引き上げることと、PCM352.8kHz/24bitを再生可能にすること)を予定しているという情報はあったので、今回の作業にはそれらが含まれるのかもしれません。
まあ兎にも角にも、試してみないわけにはいきません。
今回(正確には2014年7月バージョン)のFirmwareアップデートに関し、海外のレビューでは、
という感想が上がっています。
またメーカーであるEMMは(DAC2X、XDS1v2、MA1、MA2を対象とした)Firmwareアップデートに関して
- これはある機能をアップデートしたというようなものではなく、DSP(MDAT)とデジタルフィルターのメジャーアップデートだ。
- 私たちが作っている現行DACの全てを1つ上のレベルに押し上げてくれる。
- 具体的には、透明度の大幅な向上と、より正確な波形再現性によってである。
- 音量レベルが低い領域でのディティール再現性と、サウンドステージが大きく改善されている。
- たとえCDであっても、音に包み込まれるように感じるだろう。
と発言しています。
これらを読む限りFirmwareアップデートだけでも相当期待できそうですね。
夏休みには実家に帰省するので、それまでにアップグレード作業が完了して戻ってくれば、帰省中に通電しておいて東京に戻り次第音出しができます。
と言うわけで、昨日会社に出勤する途中にコンビニに立ち寄って発送してきました。順調に行けば8月5日くらいには戻ってくると思われます。楽しみ〜♪