年初の計画通り、今年はできるだけ散財しないようにしようと心がけてきました。ここまでのところ、10万円を超える買い物はゼロで、最も高額な出費は春先に購入したBDレコーダー(BRZ2000)の6.5万円。それ以外では先日半分物欲に負けて買ってしまったiPad mini4の5.8万円が目立つくらいで、その他は数万円以下のものがほとんど。ここまで散財を抑え込んだのは近年では初めてのことかもしれません。
尤も歯の治療等の医療費で大きな出費を強いられているため、それを含めるとまあ例年並みの出費にはなるんですが、今年も残すところ2ヶ月を切り、流石に我慢しきれなくなってきました。
間接的なきっかけとなったのはSugarさんがOPPO 105DJP Japan Limitedを購入されたこと。単純に「いいなぁ〜」と。
我が家のやつは2013年発売の105JPで、巷の評判が良かったので選んだのですが、翌年2014年春には機能強化版の105DJPが登場。105JPをベースに、Darbee Visual Presence TMテクノロジーにより自然な奥行き感のある映像を実現、また105JPでは再生できないUSB入力時のDSDにも対応しました。
この時はメインシステムにDSD入力可能なMA1 DACを使っていたので、PCオーディオにOPPOを使う気は全く無く、105DJPには触手を動かされませんでした。
しかし今年の夏に105DJPの高音質・高画質チューンナップ版となるJapan Limitedが発売。日本のみの限定生産品で、筐体強化とインシュレーター改良による振動対策、内部高周波ノイズ対策、低位相雑音クロックと動作周波数のアップ等により、巷のレビューを見る限りでは音質・画質共にかなりのクオリティアップを成し遂げているようです。
実のところ発表当初はさして気に留めていなかったのですが、メインシステムのDACをWadia521に入れ替えたことにより、(たまにしか聞かないにせよ)PCオーディオを105JP(DSD入力非対応)でやらざるを得なくなったため、音質向上そしてDSD(しかもノーマル版の5.6MHzを凌ぐ11.2MHz)対応というスペックが魅力的に映り始めた次第。加えてSACDの音も良くなるし、Blu-rayの画質も良くなるのですから、その恩恵は幅広いわけです。しかし限定生産品なので買える期間には限りがあります。でも今ならまだ入手可能なのです。
というわけで非常に気になり始め、OPPOの直販サイトでチタニウムカラーの次回入荷案内のメール登録を2回ほどしたのですが、未だ購入には至らず。
だって25万円ですから!
音も画質も良くなっているとはいえ既に105JPを持っているのだし、PCオーディオだってたまにしか聞かないので、果たして25万円という出費(105JPをヤフオクでさばいたとしても20万円前後の出費)に見合うだけの価値が得られるのかどうか疑問なのです。もし105JPがアップグレードサービスの対象だったら間違いなくやってますけどね。
そんなこんなでここ数週間ほど悶々としていたのですが、先日の買い物自転車のバルブ交換の際、「もし直らなかったら自転車を買い替えよう」と一旦は考えつつも結果的にタイヤの空気漏れは止まったため買い物自転車を買い替えなくて良くなったことが、新たな散財の選択肢を想起させるに至ります。
「そうだ、ポタリング用の自転車を買おう!」
2006年に購入したDahon Speed TRはヘッド周りがおかしくなってハンドルがスムーズに切れなくなり、Y's Roadに持ち込んだものの補修用パーツが手に入らないとのことで、仕方なく処分するに至りました。
処分直後はSpeed Pro TTへの買い替えも考えたのですが実現には至らず。それからあれよあれよと言う間に5年が経過。つまりこの5年間は趣味としての自転車とは縁が無い生活を送ってきたわけです。
とは言え自転車のことを全く忘れたわけではなく、毎年ニューモデルが発売されるとスペックを比較したりして購入候補を検討していました。一昨年、昨年はDahon Dash X20が候補に挙がったものの、一昨年はOracleとMA-1 DAC他を、昨年はプラズマTVとNikon 1 V3を導入したこともあり、「流石にこれ以上散財できんはなぁ」と諦めた次第。
でも健康のことを考えると何か運動をした方が良く、また自転車でポタリングすると写真を撮る機会も増えるので、一石三鳥くらいの効果が期待できるのです。だからとっとと買った方がよいのはわかっているのですが、どうしても踏み切れなかったんですよね。
その一因となっているのがDahonで経験したヘッド周りのトラブル。我が家の場合、趣味用自転車の保管場所が屋内にならざるを得ないため、折りたたみ自転車であることが必須条件なんですが、トラブルのことがあるのでDahonには二の足を踏んでしまいます。先に挙げたDash X20もDahonですが、これは通常の折りたたみ式フレームとは構造が全く異なっているので大丈夫かなと思った次第。
でもそのDahonも国内の取扱店がどんどん少なくなってきていて、Y's Roadも扱いを中止した模様(インターナショナルモデルを除く)。ますます買いづらくなってきているし、もしもの時のメンテナンスにも不安があります。
Birdy(BD-1)はフロントサスペンション周りが好きじゃないし、BROMPTONは16インチとタイヤが小さいし、KHSは悪くはないんだけどどこか垢抜けない感じだし、結局のところデザイン的に一番惹かれるのはDahonなんだけど、後々のことを考えると不安があるので選べないというジレンマ。
となるともう選択肢はTernしかありません。Dahonの創業者の息子が作った会社で、扱っている店も増えているのでメンテナンスもDahonよりは安心できます。
メーカーサイトを見て2016モデルを精査し、候補に上がったのがVerge P20とEclipse P20の2つ。
◆Eclipse P20
この2つのモデルの最大の違いはタイヤのサイズです。Verge P20が20インチ(11.2Kg)でEclipse P20が26インチ(12.2Kg)。希望小売価格は14万円弱と19万円。どちらも105DJP Ltd.よりは安上がりです。
OPPO 105DJP LTD.にするか、あるいはVerge P20かEclipse P20にするか、はたまた散財はやめて何も買わないかという4つの選択肢を念頭に、この2日間ほど散々悩んだ挙句、結論に至りました。
果たして最終的に選んだ選択肢はどれでしょうか?
〜つづく。