memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

積ん読ライブラリ

無精していて約7ヶ月半ぶりの更新になってしまいました。そのわりにはあまり増えていないように見えますが、購入冊数だけみると37冊、月平均5冊なので、まあ普通ですかね。


【地球移動作戦 上・下 山本弘
以前読んだ「プロジェクトぴあの」の57年(?)後のお話。「プロジェクトぴあの」は、昔々、J・P・ホーガンの「星を継ぐもの」を初めて読んだ時の衝撃と胸躍る気分を、久々に思い出させてくれた素晴らしいSFだと評価していますが、この「地球移動作戦」もかなり楽しめるSFでした。ハード系SFが好きな方には「プロジェクトぴあの」と合わせてお薦めです。

地球移動作戦 (上) (ハヤカワ文庫JA)

地球移動作戦 (上) (ハヤカワ文庫JA)

地球移動作戦 (下) (ハヤカワ文庫JA)

地球移動作戦 (下) (ハヤカワ文庫JA)


【天鬼越: 蓮丈那智フィールドファイルV 北森鴻 浅野里沙子】
北森鴻の未発表作品「鬼無里」「奇偶論」と、幻のプロットに基づく浅野里沙子さん書下し「天鬼越」を含む短編集。北森鴻さんの作品は「邪馬台:蓮丈那智フィールドファイルIV」を店頭でタイトル買いしたのがきっかけでハマってしまい、過去の“フィールドファイル”、“旗師・宇佐見陶子”シリーズは全部読みました。ただ「邪馬台」は北森鴻さんの遺作を浅野さんが引き継いで完成させた変則的な共作だったため、蓮丈那智フィールドファイルはIVで終わりだと思っていたのですが、冒頭に述べたような形で続編が出たのは望外の喜びでした。短編集だけに過去の作品(長編)程の深みに欠けるのがやや残念ですが、面白かったです。

天鬼越: 蓮丈那智フィールドファイルV

天鬼越: 蓮丈那智フィールドファイルV


【教会堂の殺人 〜Game Theory〜 周木律】
「眼球堂の殺人 〜The Book〜」からスタートした“堂”シリーズも、はや5作目。まあまあ面白いのでズルズルと読み続けてきていますが、果たして今回はどうでしょう?

教会堂の殺人 ~Game Theory~ (講談社ノベルス)

教会堂の殺人 ~Game Theory~ (講談社ノベルス)


【アールダーの方舟 周木律】
こちらはシリーズではなく単作。でも、ノアの方舟絡みの歴史ミステリーらしいので、“堂”シリーズよりはこっちのほうが面白いかも。

アールダーの方舟

アールダーの方舟


【葡萄園の骨 アーロン・エルキンズ】
“スケルトン探偵”シリーズの最新作ですが、前作から随分間が空いたような気がします。ミステリーとしての新しさはないものの、飽きさせずに読ませるところは流石という感じ。

葡萄園の骨〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

葡萄園の骨〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕


【聖域 篠田節子
普段ライトミステリーばかり読んでいるので、たまにこういう作品を読むと充実感が違いますね。骨格がしっかりしていて濃密なところは、さながらWadiaの音みたいです。

聖域 (集英社文庫)

聖域 (集英社文庫)


【悲録伝 西尾維新
四国編もようやく完結。長かった...。

悲録伝 (講談社ノベルス)

悲録伝 (講談社ノベルス)


【探偵の探偵2、3、4 松岡圭祐
フジテレビ系列で7月よりTVドラマ放映中です。まだ第1話しか見てませんが、紗崎玲奈:北川景子さん、峰森琴葉:川口春奈さん、須磨康臣:井浦新さんというキャストもはまっているし、今後が期待できそう。無論、原作も面白いです。

探偵の探偵2 (講談社文庫)

探偵の探偵2 (講談社文庫)

探偵の探偵3 (講談社文庫)

探偵の探偵3 (講談社文庫)

探偵の探偵4 (講談社文庫)

探偵の探偵4 (講談社文庫)



【ギルドの系譜 上・下 ジェームズ・ロリンズ】
“シグマフォース”シリーズ最新作。ストーリーは面白いです。でも科学成分がちょっと足りない点が残念。

シグマフォース シリーズ? ギルドの系譜 上 (竹書房文庫)

シグマフォース シリーズ? ギルドの系譜 上 (竹書房文庫)

シグマフォース シリーズ? ギルドの系譜 下 (竹書房文庫)

シグマフォース シリーズ? ギルドの系譜 下 (竹書房文庫)


【神話の遺伝子 ジェレミー・ロビンソン】
ジェームズ・ロリンズとは少し毛色が違うけど、同じくらい楽しめました。ギリシャ神話に登場する○○を取り入れたのは◎。

神話の遺伝子 (マグノリアブックス)

神話の遺伝子 (マグノリアブックス)


Gosick blue 桜庭一樹
時間的には前作「Gosick Red」の前の話です。「Gosick Red」ではいきなりNYで探偵になっていたので些か唐突感がありましたが、今作で腑に落ちました。

GOSICK BLUE

GOSICK BLUE


【オービタル・クラウド 藤井太洋
電子書籍で購入した「Gene Mapper」が面白かったので購入。スペース・テロがテーマで面白そうなんだけど、いつ読めることやら。


【夕暮れ密室 村崎友
「第23回横溝正史ミステリ大賞で、惜しくも受賞を逃した青春ミステリの快作」という惹句にひかれて購入。まあまあ面白かったです。でも、トリックの着想は面白いんだけど、あれって実際にうまく機能するのかな? 何となく理屈倒れのような気も...。

夕暮れ密室

夕暮れ密室


【身元不明 特殊殺人対策官 箱崎ひかり 古野まほろ
大好きな古野まほろさんの最新作。新シリーズかと思って買ったのですが、違うかも。今読んでいる本を読了したら読み始める予定です。それはそれとして、“天帝”シリーズ、“セーラー服と黙示録”シリーズの新作、早く出ないかなぁ。

身元不明 特殊殺人対策官 箱崎ひかり

身元不明 特殊殺人対策官 箱崎ひかり


掟上今日子の推薦文 西尾維新
西尾さんにしては意外にまともなミステリーであるこのシリーズ。なんと日本テレビ系列で10月からTVドラマ化されると知ってビックリ! 掟上今日子役は新垣結衣さんだそうですが、期待半分、不安半分といったところですね。

掟上今日子の推薦文 (講談社BOX)

掟上今日子の推薦文 (講談社BOX)


人類最強の初恋 西尾維新
人類最強の請負人哀川潤”の“最強”シリーズがスタート。哀川さん大好きだけど、これはそれほど面白くなかったかも。次回作に期待。

人類最強の初恋 (講談社ノベルス)

人類最強の初恋 (講談社ノベルス)


魔法科高校の劣等生 1〜16 佐島勤
TVアニメの方にハマってしまい、珍しく短期間に4回も見直している「魔法科高校の劣等生」。これは原作読まなきゃダメだな、というわけで大人買いし、丸々四日かけて読了。設定は秀逸だし、ストーリーも面白い。でも司波達也、強すぎ。

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)


【神の時空 -三輪の山祇- 高田崇史
“神の時空”シリーズ、第4作。今日から読み始めました。果たして今回はどんな歴史ミステリーなのか、期待大です。