memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

我が家の今年のオーディオ・ビジュアル展望

昨年12月の半ばにAC-7000+P/C-004で電源ケーブルを製作してからと言うもの、オーディオシステムのどこかを変えたい、新しいアクセサリーを導入したいという熱意が全く湧いてきません。


前にも書いたと思うのですが、私が突っ走る時って大概は「音のどこかに気に入らない部分がある時」です。ピアノの高音が耳につくとか、ヴァイオリンの音がツルッとして聞こえるとか、金属音がきれいに出ないとか、ノリが悪い感じがして音が楽しくないとか。あるいはバランスは良いのだけれども全体のクオリティに納得がいかないとか。


逆に言うと、そういった「気に入らない部分」が無い場合ってシステムを弄るモチベーションが生まれないのです。そして今がまさにその状態。


勿論「気に入らない部分が無い=全てに満足している」ということではありません。低音だって他の方々のシステムに比べれば出てないと思いますし、サウンドステージも決して広くは無いでしょう。一つ一つの音のクオリティももっと上げられると思います。でも「これはこれでいい音なんじゃないか」と思ってるんですよね。


とは言え、これまでもこういう状態になったことはありました。でも「システム構成上アンプが弱い」とか「ケーブルやインシュレーターの中に納得いかないレベルのものがある」という機器構成上での気に入らない部分(自己満足できない部分)があったため、とにかくそこを強化しようとして新しい機器やアクセサリーを導入してきました。その結果、また新たな「気に入らない部分」が出てくるので、こんどはそれを改善するために手を打つわけです。それの繰り返しが、私のこれまでのオーディオ史だったと言えましょう。


でも昨年の春にルームアコースティックと壁コン周りを強化した時点で、音的にもシステム構成的にもバランスが取れた状態(ある意味での平衡状態)に突入したように思います。まあそれ以降もヒューズを替えたり、仮想アースにトライしたり、電源ケーブルを自作したりしてブラッシュアップは図っていますが、大きな変更はほとんど行っていません。その必要性を感じないんですよね(勿論自己評価レベルなので、他の人が聴けば不満を感じてもおかしくないと思いますが)。


必要性を抜きにすれば、スピーカーをMagico S1かVivid Audio G4に買い替え(増し)たいとか、DACをNAGRA HD DACにしたいとか、パワーアンプを買い替えてもいいかなとかいった願望はあるのですが、もしそこに足を一歩踏み出してしまうとそれだけでは済まなくなることは火を見るより明らかなわけで、今後の人生設計を考えるとおいそれとは踏み出せないわけです。


というわけで、今年は機器の買い替えや高額なケーブル(新品)の導入といったことはしないつもりです。でも、ヤフオクで出物のケーブルを買ってみるとか、分電盤のブレーカーを交換するといった程度のことはやると思います。安いイコライザーを試してみるのもいいかもしれません。イコライザーって使ったことないので。そうそう、ファインメットビーズにはトライしてみたいですね。


機器の導入ではありませんが、実は一番楽しみにしているのはヘッドフォンオーディオシステムに使用しているWadia521をメインシステムに戻し、もう一度音を確かめてみることです。結果としてM1 DACをヘッドフォンオーディオの方で試せるという楽しみも生まれます。このトライはいつでもできるけど、楽しみなだけに早くやってしまうのは勿体ないので、ゴールデンウィークあたりにやってみようかなと思っています。


そんな感じでオーディオ〜特にメインシステム〜に関しては近年希に見る大人しい年になる予定ですが、ビジュアル系の方は動かざるを得ないかな。具体的にはBDレコーダーの新調ですね。ブログでも何度か触れたように、今年の夏で6年目に突入するBWT3000が時々おかしな動作をするようになっていて、どうにもやばそうな感じがしてならないのです。


今年はULTRA HD BLU-RAY等の新規格の動きがありそうなので、理想的には先のことを考えてそういう規格が固まるのを待ってから対応機器を買いたいところですが、恐らくそこまでの時間的な余裕は無さそうなので、新規格対応は次の機会に先送りして型落ちの最上位機種を狙うのが最善手でしょう。


そういうわけで実はDMR-BZT9600(13年秋発売の現行最上位機種)の後継機が出るのをずっと待っているのですが、これが中々出てこないのです。いくら何でも今年は出ると思うのですが、残念ながらそういう話は一向に聞こえてきません。まいったなぁ。


BZT9600の現時点での最安は20万円くらいで、発売当初の30万円超えを考えれば随分安くなっています。でも後継機が出れば15〜16万円程度まで落ちると思うので、まだ買い時じゃないんですよね。とは言え後継機が出てBZT9600の価格が下がる前にBWT3000が故障してしまったらそんなことは言ってられませんが...(^_^;)


とまあこんなわけで、今年のオーディオ、ビジュアル関連のネタは少なそうです。必然ブログのエントリーも少なくなりそうですが、せめて週1では書き続けたいと思っていますのでたまには訪れていただけると幸いです。