宇多田ハイレゾファイルあるいはPD-501HRの怪

ヘッドフォンシステム用に導入したTeac PD-501HRはDSDディスクの再生が可能です。折角ついている機能なので、MacbookPro with Retina-Display（以降、MBPRと略）に入れてあるハイレゾファイルをDVD-Rに焼いてヘッドフォンシステムでも聞けるようにすることにしました。

TEAC Reference 501 CDプレーヤー DSD/PCMディスク再生/ハイレゾ音源対応シルバー PD-501HR-S

出版社/メーカー: ティアック
発売日: 2012/11/08
メディア: エレクトロニクス
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MBPRに接続してDVD-Rを焼けるドライブは2つあります。一つはアップル純正のスーパードライブで、もう一つはLogitecのFirewire800対応のLDR-MA24FU2/WM。ただしMBPRはFirewire端子が無くなったので、Thunderbolt〜Firewire変換ケーブルを介して使うことになります。

PD-501HRはデータ用のDVD-Rにファイルを単純コピーしたディスクを再生できるので、どちらのドライブを使ってもよいわけですが、何となくLogitecの方が性能が良さそうな気がしたのでLogitecを選択。
ディスクは太陽誘電製のデータ用DVD-R（10枚で800円弱のもの）を使用。

MBPRの中に入っている9タイトル（アルバム）のハイレゾファイルを順次焼いていきました。結果、1枚がディスクエラーで焼けませんでしたが、都合10枚でちょうど9タイトル分のディスクが完成。
それからPD-501HRでちゃんと再生できるかどうか試してみたところ、何と「宇多田ヒカル/First Love（2014 Remasterd Album)」だけがリードエラーとなって読み込みできませんでした。

今回焼いた中ではヘッドフォンシステムで一番聞きたかったアルバムだけに残念至極。でもエラーも出ずにちゃんと焼けているので何か不可解です。そこでOPPO 105JPで再生できるかどうか試してみたところ問題なく再生できました。無論、宇多田以外のディスクも問題ありません。

ということはPD-501HRの側の問題のような気もしますが、宇多田以外のディスクは全て再生できているのでPD-501HRと太陽誘電製のディスクの相性問題とは考えにくいです。
もしかするとたまたま相性が悪かったのかもしれないので、今度は焼くドライブを変えて試してみることに。先に購入したディスクは使い切っているため追加購入することにしたのですが、全く同じディスクを買うのも何なので、同じ太陽誘電製のマスターディスク用DVD-R（DVD-R47XY10P）を購入。こっちの方が書き込み/再生時の安定性は高いでしょうし、音も良さそう。

数日後。今度はアップル・スーパードライブを使用し太陽誘電製マスターディスク用DVD-Rに「First Love」を書き込みました。書き込み終了後直ぐにPD-501HRで再生してみましたが、やっぱりリードエラーが出て読み込みできません。もちろんOPPO 105JPでも試してみましたが、前回焼いたディスク同様、問題なく再生できました。う〜ん、なんでだろう？

流石にもう一度焼き直して試す気力はないので諦めることにしましたが、何故宇多田のハイレゾファイルだけがリードエラーになるのか不可解です。何かの呪いか！呪いなのか?

ダウンロードした「First Love」のフォーマットはWAV 96kHz/24bitなのでPD-501HRで問題なく再生できるはず。同じように焼いた「スタイルカウンシル/カフェブリュ：WAV 192kHz/24bit」の方は再生できてますからね。
もしこのファイルがFlacだとしたら、OPPOで再生できてPD-501HRでは再生できない理由になるのですが、WAVですからね...。でも実は中身はFlacだったりして。

どなたか原因に心当たりがある方がいらっしゃいましたら、ぜひご教授くださいませ。

【10/30追記】PD-501HRのファームウェアがver.1.12にアップデートされ、問題なく再生できるようになりました。