2010年に購入したパナソニックの斜めドラムNA-VR5600L-N。しばらく前から乾燥時にエラーコードU04が表示され停止してしまうことが多発しています。このU04というのはフィルターが詰まっているという意味ですが、フィルターボックスを掃除して再度乾燥を開始してもしばらくすると再びU04が表示されて停止してしまうという困った状態。
これがフィルターボックス。
そもそもエラーコードが表示されているにもかかわらずフィルターボックス内にはさほど綿ゴミは溜まっていないので、何か変です。そこでフィルターボックス周りをじっくり調べてみたところ、フィルターまで排気を導いているダクトの奥に綿ゴミが詰まっていることを発見。これではフィルターが詰まっているというエラーが出るのも当然ですね。
右側の穴が排気ダクト。
この排気ダクトの奥の下の方に綿ゴミが溜まっていました。
さて、問題はどうやって綿ゴミをとるかです。開口部の直ぐ先でダクトは下向きに90度曲がっており、そのコーナーの下あたりに綿ゴミが詰まっている状態なのですが、指を突っ込んでも届くような位置ではありません。
そこでワイヤーハンガーをばらして先をカギ状にし、そこに綿ゴミの塊を引っかけてとろうとしてみたのですが、残念ながら塊の表面が解れるだけでうまく引っ掛かってくれません。やはり何かで挟まないとダメなようです。
細くて長いピンセットみたいなものがあれば良いのですが、そんな都合の良いものはあるはずもなく、しばらく考えた後、ダメもとで菜箸を使ってみることにしました。滑ってうまくつかめないような気はしますが、試すだけ試してみようと。
開口部の中央に縦に走っているプラスチックの部材さえなければ作業は楽なのですが、これを外すには本体上部をバラすしか無さそうなので、とりあえず左右の半円部から菜箸を突っ込んで取ってみます。
何回かトライしているうちに塊の一部がばらけて少し取ることができました。どうやら少しずつ取っていけば何とかなりそうな気配。
そして地道な作業を続けること約10分。全部取れたかどうかはわかりませんが、見える場所にあった綿ゴミは全て除去できました。
ダクトから除去した綿ゴミ。大量です...(^_^;
作業完了後、実際に洗濯をして状態を確認することに。これでエラーコードが出て停止しなければ問題解決となるわけですが、洗濯を開始して15分くらいたった段階でピーピーという警告音が鳴りだしました。
慌てて見に行くと、今度は別のエラーコードU11が表示されています。
取説を探してきてこのエラーコードの意味を調べてみたところ、排水できないので排水フィルターを確認するようにとのこと。
そこで洗面器を取ってきて本体左下にある排水フィルターの下に置き、排水フィルターを外してみたところ溶けた綿ゴミが大量に混じった排水が洗面器一杯分出てきました。さらにフィルター本体にも大量の溶けた綿ゴミが詰まっています。
排水フィルターは定期的に掃除していますが、こんなにひどい状態は初めてです。洗濯機内部の構造がわからないので確かなことはわかりませんが、ダクトを掃除している際に詰まっていた綿ゴミの一部がダクト内に（洗濯槽の辺りまで）落ちてしまい、それが洗濯行程で洗濯水に溶け、排水時に排水フィルターを一気に目詰まりさせたのではないかと思われます。
兎にも角にもお風呂場で排水フィルターを掃除し、洗濯機にセットし直して再度洗濯を開始。
約1時間後。
再びピーピーという警告音が聞こえたので洗濯機を見に行くと、またしてもおなじみのエラーコードU04が表示されています。
やっぱりダメだったかなぁ....とフィルターボックスを外してみたら、フィルターボックス内に大量の綿ゴミが溜まっていました。ダクトの奥を覗いてみても綿ゴミは詰まっていないので、どうやら単純にフィルターボックスに溜まった綿ゴミが原因だったようです。
ダイソンハンドクリーナーでフィルターボックスを掃除し、再度乾燥を開始。
それから2時間後、無事洗濯が終了。フィルター掃除のアラート（エラーコードではなくて通常のアラート表示）が点滅していてフィルターボックス内にはそこそこの量の綿ゴミが溜まっていましたが、これはいつものことですね。
その後、2回目の洗濯をしてみましたが、今度はエラーによる停止もなく無事洗濯〜乾燥が完了したので、どうやら正常な状態に戻ったみたいです。良かった、良かった...(^_^)
【追記：2015.8.1】
2015年の夏、再びU04エラーコードが頻発。ダクト内清掃だけでは治まらなかったため、メーカーサービスの方に修理してもらいました。
・洗濯機の修理（U04エラー） 前編
・洗濯機の修理（U04エラー） 中編
・洗濯機の修理（U04エラー） 後編
