先週日曜のこと。iPhone5を使おうとホームボタンを押したところ画面が黒いまま。「あれっ?昨日充電したのにバッテリー切れ?」と不可解に思いつつもLightningケーブルをつないで充電してみたところ、しばらくして赤色の電池マークが表示され、充電が始まりました。てことは、やっぱりバッテリー切れです。
iPhone5では通話は一切せずにネット接続だけ(通話はガラケーを使用)という使い方故に、平均すると3〜4日に1回くらい充電すればよいので、1日持たずにバッテリー切れになるというのは不思議です。
この時は「たまたまかな?」と思っていましたが、フル充電後、普段通りに使っていたところ、バッテリーの減りが異常に速いことに気がつきました。それと、普段は冷たいはずの本体が温かくなっています。
「う〜ん。これはバッテリーがいかれたかも...。」
とりあえず再起動してみましたが、状況に変化はありません。
気休め程度の効果とは思いつつも、バックグラウンド更新をオフにしたり、メールのフェッチインターバルを1時間にしたり、視差効果低減をONにしたり、位置情報取得許可アプリを最低限にしたり、画面の明るさを暗くしたりして、バッテリー消費を抑える対策を施しましたが、その後の減り具合を見るとほとんど効果はないようです。
この時点ではバッテリーに問題がある(バッテリーがヘタった)と思っていたので、iPhone5用の互換バッテリーを入手して自分で交換するという考えが頭を過ぎりましたが、来年のiPhone6購入時にiPhone5を下取りに出すことを考えると正規の修理をしておいた方が良さそうだと思い直し、アップルストアで修理することにしました。
アップルストアに持ち込む際、バッテリー異常消費のエビデンスがあった方が良かろうと思い、フル充電からの経過時間およびバッテリー残量を記録しておくことに。
◆第1回目 | ||
経過分数 | バッテリー残量 | バッテリー消費率(60分) |
106min | 75% | 14.15% |
172min | 59% | 14.30% |
180min | 56% | 14.67% |
187min | 52% | 15.40% |
1回目の計測の後、何故かBluetoothがONになっていることを発見。普段Bluetoothを使用することはないのでOFFにしてあったはずなのに...?
これだけのせいとは思わないけど影響は少なからずあるはずなのでOFFにし、フル充電して再度計測。
◆第2回目 | ||
経過分数 | バッテリー残量 | バッテリー消費率(60分) |
46min | 98% | 2.61% |
91min | 89% | 7.25% |
120min | 82% | 9.00% |
140min | 75% | 10.71% |
最初はかなりマシな数値だったのですが、時間が経つにつれてどんどん悪化。やはり1回目よりはバッテリー消費は少ないものの、以前に比べると異常なくらいの消費率です。
翌日、もう1回だけ計測してみました。
◆第3回目 | ||
経過分数 | バッテリー残量 | バッテリー消費率(60分) |
207min | 42% | 16.81% |
231min | 35% | 16.88% |
244min | 32% | 16.72% |
設定は2回目と同様であるにもかかわらず、これまでで最悪の数値となりました。これだとフル充電状態から6時間強しか持たないので、1日4回充電しなければならない計算になりますね。それに本体も以前に増して温かい感じ...。
ここで気になったのが本体の温かさ。これってCPUの熱なのでしょうか、それともバッテリーの熱なのでしょうか。もしかすると両方が原因かもしれませんが、よくよく考えてみれば、もしバッテリーのヘタりが原因だとしたら発熱しないのではないかと。つまり原因は他にあるのでは???
そこでiPhone5のバッテリー異常消費についてググってみたところ、iOS7にアップデートしたらバッテリーの減りが異常に速くなったという書き込みや、iOS7.0.2にしたら正常になった/逆に正常だったのにアップデートしたら異常に減りが速くなったという書き込みを発見。どうやらシステムアップデートが原因の場合もあるようです。
そう言えば24日(木)の夜にiOS7.0.3へのアップデートをしたので、もしかしたらこれが原因かもしれません。BluetoothがONになっていたのもこのせいかも。
もう少し調べてみたところ、iCloudにバックアップしてあるデータを用いるとトラブルが発生したという記事を見つけました。
iOS7.0.3へのアップデートはiPhone5単体で行ったので、iCloudのバックアップデータが使用されているかもしれません。だとすればiTunesでバックアップし直して復元すれば正常になるかも!
(異常状態のiPhone5をバックアップしてそのデータを用いるのだから、iTunesでバックアップしたところが同じではないかという気もしますが、ディスクイメージを用いてバックアップするわけではないので復元の過程で直る可能性があるかもしれません)
ということでiTunesでバックアップを作り、次に工場設定に戻し、先に作ったバックアップデータを使用して復元しました。この時点でのバッテリー残量表示は89%です。
30分後。
もし直っていないとすればバッテリーは5〜8%くらい減っているはずなので、残量は84〜81%位になっているはずです。ちょっとドキドキしながらテーブルの上のiPhone5を手に取った瞬間、正常に戻っていることを確信しました。なぜなら本体がひんやり冷たいのです。
念のためバッテリー残量を確認すると、89%のままでした! \(^^@)/
なぜアップデート直後から症状がでなかったのかはわかりませんが、今回の原因はiOS7.0.3へのアップデートに起因するという感触が大ですね。
このiPhone5は来年秋までしか使わないと思うので、バッテリー交換という無駄なコストかけずに済んでよかったです。それに明日11/1はiPad airの発売日ですから♪