memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

三菱電線工業 CX-1

村田のES105A用に注文したCX-1(1.5m)が届きました。



見映えまあまあの箱に入っています。(造りはちゃちいけど。)



保護用のウレタンの下にはビニール袋に入ったCX-1が。



端末加工した線(単線)が折れないようにキャップがかぶせてあります。



何故か半田あげ(?)がしてありました。撚り線ならわかるけど、単線に必要なのでしょうか?酸化防止処理かな?



オヤイデのSRBN(バナナプラグ)をつけてES105Aに接続したところ。導体(単線)が細いのでへたに曲げたりすると折れてしまいそうで怖いです。


上の接続写真でもわかりますが、マイナス線はケーブルジャケットの途中から分岐して出てきているという不思議な造りになっています。

調べてみたところ、このCX-1は3重同軸構造「中心導体(プラス:単線)、絶縁体、導電層、外部導体(マイナス:編組)、内部シース、しゃへい体、外部シース」となっているようなので、ケーブル途中に外部導体に届くような穴を開けて、そこに単線を接続してマイナス線にしているのではないかと推測されます。
RCAやBNC端子であればこんなややこしいことをする必要は無いでしょうが、スピーカーケーブル故の苦肉の策のようですね。


この構造をみて、長さを特注する際の端末加工料金が高い理由がわかりました。


接続後すぐに音出ししてみましたが、第一印象は、楽器の音が太くなって力強さ(勢い)が増したこと。音圧が少し上がったようにも感じます。タンノイ用銀線の繊細さとは対極にあるような音です。
バーンインが終わったらあらためてレポートしましょう。