memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

HARIO V60コーヒーメーカー・・・その後


4月に導入したV60コーヒーメーカー EVCM-5Bは、その後週二回(土日)のペースで活躍中。例年だと夏場はHARIO水出しコーヒーポットにてアイスコーヒーを作るのですが、今年は例え酷暑であろうとホットコーヒーを飲んでいます。まあ部屋の中はエアコンが効いているので外がいくら暑かろうが関係ありませんけどね。


ハリオ 水出し珈琲ポットミニ 5杯用 600mlMCPN-7B

ハリオ 水出し珈琲ポットミニ 5杯用 600mlMCPN-7B


さて、導入当初はV60コーヒーメーカーの使いこなしに関し色々と試行錯誤したものの、程なくしてベストレシピが発見できたので、今は毎回その割合でコーヒーを淹れています。味覚に関しては個人差があるので飽くまで私自身の好みになりますが、レシピをご紹介しておきましょう。


【レシピ】

  • 豆の量:付属の計量スプーンで4杯。粉とは違って豆の場合は豆と豆の間に隙間があるので、その分を若干考慮してすり切りよりも若干多いくらいにしています。
  • 挽き加減:Karitaナイスカットミルの“中びき”よりも1目盛りだけ“荒びき”よりで挽きます。
  • 水の量:V60コーヒーメーカーの水量ゲージで4.5杯分の水を入れます。
  • 抽出:4杯分のボタンを押して抽出。


以前の日記でも触れましたが、休日は朝一で上記の量のコーヒーを淹れ、それをステンレスマグに入れて保温して、午前の間楽しんでいます。上記の量だと、480mmのステンレスマグ1本分+少々になるので、その日1杯目として飲みたい量をまずコーヒーカップに入れ、残りをステンレスマグで保温するという段取りです。


レシピからわかるとおり、豆の量に対して水が多めになっています。また豆の挽き加減も若干荒びきです。従ってコーヒーの味は当該コーヒーメーカーの標準的な味よりもやや薄い味に仕上がりますが、約500mlのコーヒーを時間をかけて断続的に味わうには(私には)このくらいの味わいがベストでした。


ちなみに本体右側にある4杯分のボタンを押して4.5杯分の水を入れた場合、4杯分の水しか使われないのではないかという懸念もありましたが、実際にやってみるとちゃんと4.5杯分の水全てが使われます。
これは推測ですが、右側のボタンはコーヒー粉を蒸らす行程で使用する水の量を設定するためのものであり、その後の本抽出時の水の量には関係ない(つまりボタンに関係なく水は全て使う)ものと思われます。



ここでTips。もし上記の推測通りであれば、コーヒーの味の濃さを調整する場合は、使用する粉の量ではなく、水の量を調整するのが良いです。何故なら、蒸らし行程で使用する水の量は2杯分、3杯分、4杯分、5杯分という4段階での調整しかできませんので、中途半端な粉の量にしてしまうと蒸らしで使用する水の量が適量よりも多かったり少なかったりしてしまいますからね。


上記のレシピで「薄めに作るなら “豆:4.5杯、水:5杯分” でも良いのではないか」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが(実は最初は私もそう思った)、それよりも “豆:4杯、水:4.5杯分” の方が良い理由がここにあります。


ちなみにV60コーヒーメーカーでは1杯分だけを作ることができませんので、1杯だけ飲みたい場合は以前同様手で淹れています。ただ、これまで使用していたKalitaのドリップポットはステンレス製故に、我が家のIHヒーターでは加熱できません。そこで一旦ケトルでお湯を沸かした後、ドリップポットに移し替え、下がった温度を適温にするためにガスコンロで再加熱するという面倒な段取りを踏んでいました。


カリタ コーヒーポット ステンレス製 細口 1.2L #52047

カリタ コーヒーポット ステンレス製 細口 1.2L #52047


最初からガスコンロで沸かさない理由は、IHヒーター+ケトルで沸かした方がお湯が沸くまでの時間がかなり早いという理由と、ケトルはお湯が沸いたら笛音が鳴るのでうっかり忘れて沸かしっぱなしにすることがないという理由からです。ガスコンロにドリップポットをかけて沸かしっぱなしにするのって怖いですからね。


話がそれてしまいましたが、何にせよコーヒー1杯だけ淹れるプロセスとしてはあまりに面倒なので、IH対応のドリップポットを探してみたところHARIOのサイトでこんな商品を発見。



早速amazonで探して購入。IH対応なので当たり前だけど、安全装置が働くことなくちゃんと加熱できました♪ 
満水容量が1.2L、実用容量が800mlなので、「大きめのコーヒーマグを温めるためのお湯+コーヒーを淹れるお湯」を十分にまかなえます。またドリップの際の湯量の調整もわりとやりやすかったので、V60ドリッパーの相棒としてお薦めかと。

※老婆心ながら注釈を少々。IHヒーターは鍋の底面積が一定以上ないと安全装置が働いて加熱できません。Kalitaを買う前に使っていた兎印のスリムポット0.7Lはホーロー製なので材質自体はIHに対応していますが、底面積が小さいために安全装置が働いて使えませんでした。なのでIHヒーターで使う場合は、ちゃんとIH対応と書いてある商品を購入した方が良いです。



ちなみに後でamazonのサイトを探してみたらこんなのもありました。以前Kalitaのドリップポットを買った時にはIH対応を謳っている商品ってほとんどなかったように思うのですが、今は色んなのが出てますね。
HARIOのモコモコした形もカワイイけど、Cafe Timeの方がシンプルで美しいなぁ。もうちょっと調べてから買えば良かった...。後悔先に立たずの典型ですね...(^_^;


ヨシカワ カフェタイム 木柄ドリップポット YOS-SH7090

ヨシカワ カフェタイム 木柄ドリップポット YOS-SH7090

カリタ コーヒーポット ステンレス製 IH対応 1.3L #52057

カリタ コーヒーポット ステンレス製 IH対応 1.3L #52057

ドリップポット 0.9L HA1550

ドリップポット 0.9L HA1550