memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

PCオーディオのチューニング

この3連休は予定通りオーディオに浸ることができ、なかなかに充実した休みを過ごすことができました。やっぱり3連休っていいですね。
今日から3回くらいに分けてその結果を記録しておこうと思います。まずはPCオーディオ関連から。


●Cardas Clear Serial Buss USBケーブルのバスパワーラインカット
USBケーブルはバスパワーライン(電源ライン)のプラスとGND、データラインのプラスとマイナスの4本のラインで構成されているのはご承知の通り。そのパスパワーラインがデータラインに及ぼす影響を排除するため、各社様々な工夫を凝らしています。究極なのはバスパワーとデータを完全に分離したケーブルですね。CardasのUSBケーブルの内部構造は分かりませんが、もしMA1との接続においてバスパワーが必要ないのであれば、端子を加工してバスパワーをカットしてしまえば音が良くなるのではないか、というわけ。
カットするといっても端子を改造するのではなく、Aタイプ端子(mac側)内部のバスパワー(+5V)の導体部分(一番右側)をテフロンテープで覆って電源を流れないようにするだけです。もしうまく動作して、効果が認められたら、もう少しちゃんとした改造をするつもりでした。


しかしながら結果はNG。バスパワーをカットした状態では、MA1側の周波数表示LEDが点灯しませんでした。つまりはデータを認識していないということです。実はこれ、かなり期待していたのでとても残念!
MA1は単体DACで無論独立した電源を持っていますから、動作自体にUSBバスパワーは必要ないと思います。もしかするとパスパワーの電圧がUSB接続の認識トリガーになっているのかもしれませんが、ちょっと納得がいかないので、代理店に問い合わせてみようと思います。
その結果次第だけど、どうしてもパスパワーが必要だとするならば、今度は今流行のバイワイヤータイプを試してみようかと思います。


OSXのチューニング
Audirvana Plus、Finder以外のアプリケーション/常駐アプリケーションはこれまでも落としていましたが、それに加えて、名称から素性が推測できてPCオーディオの動作には関係なさそうなプロセスをキルしてみました。無論、BluetoothWi-Fiも落としています。
結果は、(私の耳では)判別不能でした。理論上はキルしておいた方が良いと思いますが、我が家の環境ではあまり影響なさそうなので、今後はアプリケーションレベルまでの管理に止めることにしました。


とは言え、ログイン時の自動起動設定をしてあるものがかなりあり(特にユーティリティ関連)、それらをいちいち落とすのも面倒なので、新しいPCオーディオ専用のアカウントを作成してそのアカウント上でミニマムの動作環境を構築しました。これならアカウントの切り替えだけで済むので簡単です。
デスクトップピクチャーを黒にしたり、バックライトの輝度を落としたり、ホットコーナーでディスプレイをスリープできるようにしたりと、やれる範囲の対策はしましたが、本気でやるならMac mini(もしくは別のMBP)に英語版OSXを載せて専用システムを組んだ方が良いのでしょうね。


でもそこまでやらなくても、今の状態でも十分かなと。別のところで触れようと思ってますが、私にとってのPCオーディオの関心対象はDSDデータの再生であって、ハイレゾPCMデータはよほど好きなアルバムで無いと買わないと思います。そもそもDSDデータで販売されているアルバム自体が限られているし、その中で聴きたいものとなるとさらに限られてくるので、必然、再生ソースの数はたいして増えないと思うんですよね。だったら手持ちのMBPRで十分だというのが結論です。


DVD-audioディスクのリッピング
King Crimsonの「RED」と「STARLESS and BIBLE BLACK」の40th anniversaryディスク(CD+DVD audio)を持っています。以前はUX-1で再生できましたが、既に手放してしまったので再生できなくなりました。もしかしてリッピングできるのではと思って調べてみたところ、Foobar2000にDVD audio用のプラグインをインストールすればリッピングできることが判明。ただしmac用のFoobar2000はありません。


そこでWindows7 on bootcamp環境でリッピング可能かどうか試してみました。



手順は先人の方々が記録してくださっているのでここでは触れませんが、あっさりとディスクを認識してくれました。リッピングしたいトラック(24bit/96KHzのStereoトラック)を1曲ずつWAVにコンバートし、できたWAVファイルを外付けHDD経由でOSXに移してAudirvana Plusに読み込ませたところ、見事に24bit/96KHzでの再生に成功。
ただし今のやり方だと大きな問題点があることもわかりました。

  • アルバム名とトラックNo.しか表示されない。(曲名が入っていない)


そもそもFoobar2000に読み込ませた段階で曲名が表示されなかった(L-R 24/96000と表示される)ので、WAVファイルへのコンバート保存時にファイル名を曲名にして保存したのですが、その行為は全くの無駄でした。普段使っているAIFFだと曲名=ファイル名なのですが、どうやらWAVは違う情報(タグ)管理をしているようで、サウンドエディターソフト等を使わないと編集できない模様。しかもmacではWAVを使わないので、フリーのソフトが見当たりませんでした。


リッピングしたファイルをもう一度Windows上に持っていき、フリーのサウンドエディターソフトをダウンロードしてきて編集し直すか、あるいは最初から(WAVではなく)FLACリッピングし直してタグ管理をするか、どちらかで対応するしかなさそうです。(ちなみに何故WAVにしたかというと、FLACだとiPodで再生できないからです)
でもまあリッピングする必要があるDVD-audioはこの2枚しか無いわけだし、曲名は分からなくてもトラックNo.があれば事足りるし、リッピングし直すのも面倒だからこのままでもいいかぁ、と思ってます(ものぐさなので)。


兎にも角にも、折角購入したDVD-audioが無駄にならずに済んで良かったです。直ぐに再生してみましたが、流石に24bit/96KHzだと音は良いですね。でもダウンロードしてまで欲しいとは思いませんけど。
これでSACDリッピングできたら本当にありがたいのですが、如何せんApple USB SuperDriveではSACDディスク自体が読めません。でもネットで調べてみたところ初期型のPS3ならリッピングできるようです。実は初期型PS3は持っていて、現在知人に無期限で貸し出し中(Blu-rayディスクを見るのに使っている)。代わりのBDプレーヤーを買ってあげて、PS3を引き上げてこようかなぁ...。