ブログを読み返していたら、ネタ振りしたままでほったらかしの案件がいくつかあったので落ちをつけておきます。
【HD800】
エージング時間は150時間は超えたと思うけどまだ200時間にはなっていない段階なので、エージング1,000時間説を信じるなら今後も音が変わる可能性はありますが、正直なところ100時間を超えてからはほとんど変わってないような気がします。50時間を超えたあたりから低音がしっかり出始めたのが印象的でした。
今も毎日寝る前に聴いていますが、とても気に入っています。ジャンルにもよるけど、総合的に考えるならバランス化したT1よりもバランス化したHD800の方が好き。よって現在のメイン機種はHD800です!この結果、メイン機種はE8(m903)→T1(バランス化:P-700u)→HD800(バランス化:P-700u)と入れ替わってきたことになります。
情報量が多いとか、解像力が高く音が繊細だとか(尤も、繊細さだけならT1の方が上だとは思う)、良い点は色々ありますが、メイン機種のポジションを奪った最大の要因はサウンドステージの質の高さです。
巷での評判通り空間は広いですが、「ああ、T1に比べるとちょっと広いかなぁ」といった感じで、正直なところ驚くほどではありませんでした。この点はちょっと拍子抜け。でもHD800が凄いと思うのは、その空間のあり方(聞こえ方)がかなりスピーカーに近いというところでしょう。所謂ヘッドフォン独特の空間構成ではなく、2本のスピーカーの間に頭を突っ込んで聴いている感じとでも言えばいいのかなぁ、楽器と楽器の間の空間のあり方が凄く自然なのです。発音体から出た音が逆側の耳にも届いてるんじゃ無いかと思うくらい(オープン構造なのでもしかしたらそうなのかも。尤もそれがサウンドステージの質の高さに影響しているのかどうかはわかりませんが)。特に奥行き感の表現が素晴らしく自然です。こういう経験は初めてですね。
さっきも書いたけど、高音の繊細さとか低音の力強さなどはT1の方が微差ながら上回っていると思うのですが、このサウンドステージの質感はHD800の方が上。いやはや、ここまでとは思いませんでした。
ちなみに折角バランスアンプを買ったのでHD800もSAECのバランスケーブルを使って聴いていますが、ケーブルとしての音自体は純正ケーブルの方が好きかもしれません。SAECはフラットでわりとニュートラルな感じだと思うけど、純正ケーブルって何か独特の音色(陰影感?)を持っているような気がします。そう言えばHD650もそうだった気がするので、これがゼンハイザー色なのかもしれません。今のところは大人しくSAECを使うつもりですが、そのうち純正ケーブルをぶった切ってバランス化してしまうかも。
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【T1のXLRプラグ交換】
日記には書いていませんでしたが、実はT1のプラグをノイトリックからフルテックFP-601M(R)に交換しました。
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ここまでは我ながら良いアイデアだと自画自賛していたのですが、太くする場所の計測が何故か間違っていて、ケーブルスリーブよりも随分後ろになってしまっていました。半田付けをやり直すのは嫌だったので(かなりしっかりと半田付けしたため、やり直す際にうまくつけられるかどうか不安だった)、手持ちのテフロンテープを巻いて対応したために何ともカッコの悪い仕上がりに。そんなわけで人様に紹介するのも恥ずかしく、日記には書かなかったというわけ。
でもまあこのブログは趣味領域の外部記憶という役割なので、とりあえず記録しておきます。
ちなみに10時間ほどエージングした後で2時間ほど聞いただけですが、その時点では音の変化はよくわかりませんでした。気持ち音がクッキリした感がありますがプラセボかもしれません。何せHD800が来たものですから、それどころではなくて...(^_^;)
【Sound Magicのラック】
このラックの音自体がどうだというような感想は書けませんが、サイドテーブルの上にシステムを載せて聴いていた時に比べて明らかに変わった点は、金属音(例えばシンバル)の質感が良くなったこと、音が重なった時のひとつひとつの音の分離感が良くなったこと、この2点です。ちなみにこれはSilent Mount使用時の感想なので(純正スパイク受けの音は1時間ほどしか聞いていないのでよくわかりません)、Silent Mountの効果も込みということです。
まあ音に関しては二の次で、機器をスッキリ収納できたことが何よりの効果だと思います。これでフルサイズのDACを置く場所もできましたからね。
なお以前とは音が変わったので、もう一度ケーブルセッティング(インターコネクトケーブルとデジタルケーブル)を詰め直しています。2日ローテーションで一カ所ずつ交換していますが、もう少し時間がかかりそうなのでこの結果についてはいずれまた。ラックの導入によって以前よりもケーブルの差がわかりやすくなったので、これもラックの効果と言えますね。
【Λ3.16mini】
メインシステムでは少し音場が抑圧された感じがし、YSP-2200では台詞(人の声)が聞き取りやすくなる感じがするものの、効果の程は結構微妙。その後、ヘッドフォンオーディオシステム(どこに置けば良いかわからなかったので、ラックの少し後方に置いてみた)で試したものの、やっぱり微妙な感じでした。
どうしたものかと思って、マニュアルを無視してメインシステムのクロック(OCX)の前(ラック棚板の上)に置いてみたところ、床に置くよりは抑圧感もなく、気持ち音のエッジが立っているような気もします。その後、Wadia521の手前下とPL-Lの前(どちらも棚板の上)を試してみましたが、何となくOCXの前が1番よさそうな感じなので、今はそこに置いてあります。
やっぱりカーオーディオ用だからメインシステムには合わないんでしょうか。あるいは私の耳が駄耳故に効果を聴き取れないのか...。
【オヤイデ INS-SQ】
以前の日記でINS-BDについて触れましたが、その後INS-SQが発売されたので購入しました。
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