昨年から考えていたブラッシュアップ作戦#4をついに実施しました。
今回の目的はGuarneri mementoのセッティング改善で、肝となるブツはジークレフ音響さんのウェルフロートボードです。
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ウェルフロートボードは本家のジークレフ音響以外に、Airbow(逸品館)とCECからも発売されており、それぞれ仕様が若干異なっています。
Airbowはサイズが豊富で価格も安いのですが、全高(ボードの厚み)が65mmと他社のものより7mm高いのが難点。
CECはサイズは2種類しか無いものの、高さ調整が可能で全高もジークレフ音響のものと同じ58mmです。しかしながら使用しているウェルフロートシステムの耐荷重が5〜90Kgとなっているところから考えると、改良型(耐荷重1〜90Kg)ではなく以前のタイプだと思われます。効果は同じだそうですが、どうせだったら新しい方が良いかなと。
そんなわけで価格は少し高いけど本家本元であるジークレフ音響のウェルフロートボード(BW001 Type-10)を選びました。
(実は後でよく調べてみたらAirbowにWFB-FOR Analogueというアナログプレーヤー用があって、それだと全高58mmでスプリングの高さ調整も可能でした。ウェルフローシステムも改良型のようです。価格も少し安いし、そっちにすれば良かったとちょっと後悔しています)
mementoの本体とスタンドをばらして移動し、ウェルフロートボードを置いたところ。ボードの下にちらっと見える白いのは Mystic White です。直置だと位置調整で動かす際にフローリングに傷がつくかもしれないのと、ガタとりのために敷きました。素材自体の滑りが良いのでmementoを乗せた状態でも設置位置の微調整が簡単です。
スタンドベースの裏(後方2カ所)に山本音響工芸の黒檀スパイクを鹿革を挟んで貼り付けます。スパイクベースと合わせて使用するとmementoを垂直に設置できます。スタンドベースに元々ついていたゴム足は使用していません。また大理石のスタンドベースとスタンドを固定するボルトが多少緩んでいたのでマシ締めしました。
スタンド部分だけをまず設置。スパイクをかませた際の安定性が最大の焦点でしたが、特に問題は無いようです。memento(42.5Kg)を乗せた状態での安定性や揺れの挙動がわからなかったため、安全策で多少大きめのもの(スタンドベースよりも縦横が10cm長い)を選びましたが、結果論としてはもう一回り小さいタイプでも問題なかったですね。
実はオルフィさんからのアドバイスでスタンドと本体との間にビリヤードのキューチップを4カ所挟んであり、本体がスタンド天面から7mmほど浮いた状態になっています。そのため標準の固定用ボルトでは長さが足りなくなり固定できないので、オルフィさんからいただいた特注のボルトを使用しています。
垂直方向への動きはほとんどありませんが、水平方向には良く動きます。CDを入れ替えるためにmementoの横を歩くだけで揺れます...(^_^;
せっかくの機会なのでmemento本体のワックスがけをしたりしたので、何やかんやでセッティングには2時間弱ほどかかりました。
さて、問題の音についてですが、第一印象は良くありませんでした。高音は曇った感じで、低音もあまり出ません。サウンドステージは少し広がったようですが、以前の音とは比較にならない感じ。
ただこのウェルフロートボードは慣らしが必要なようなので、我慢して聞き続けることに。
2時間くらい経ったところから少しマシになり、6時間くらい経った時点では高音の透明感が随分出てきて音の出方が変わってきました。さらに10時間経過時点では低音の伸びも出てきた感じです。
ネットの情報では慣らしに1週間くらいかかったという方もいらっしゃったので、しばらく経過を観察しましょう。試聴レポートはその後ということで。
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